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(短編集)
怒らぬ慶之助
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怒らぬ慶之助の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.60pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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| 初期の19作だけに、出来ばえにバラつきが大きい。時代ものは楽しめるが、推理劇3作はつまらない。 表題作「怒らぬ慶之助」は、書き出しが見事だ。9行で主人公の家柄、環境、「寡黙で、不愛想で、いつも老杉のようにむっつりと構えている」性格が分かり、17歳とは思えないエピソードに入る。武道の心得を問われ、「一矢で射止めること」、二の矢を控える必要はないと言葉少なに語る。梶派の剣の名手で、美貌の伊能源八郎は新参ゆえの焦りか、剣の過信か、恋のさや当てか、宴席で慶之助の「二の矢を控えず」の言葉にくどくからみ、武道の試合を申し入れる。試合の結果と物語の結末に、武芸者の奉公とは、に対する作者の考えが示されている。対をなすような題名の「怒る新一郎」は癇癪持ちの谷沢新一郎が、船破りをした流人が、実は出世と欲のために卑劣な侍に利用された元米問屋であることを知る。妻は自死、自らは凶悪犯に仕立てられたことに同情するが、卑劣侍の名を聞くと、「義憤か、私情か」で葛藤し、「本来なれば助太刀すべきだが、残念ながらできない事情がある」と間接的な協力に留める。「おしゃべり物語」(新潮文庫「つゆのひぬま」収録)の後半にも似た話があるが、本作の卑劣侍はどこまでもタチがよくない。 「長州陣夜話」は、大薙刀を振う凛とした小弓の活躍と名家を継ぐ者の覚悟、小弓を救おうと尽くす許嫁の館川新次郎の武者ぶりが爽快だ。ハラハラさせながら、最後はうまく運びすぎ、の感は否めない。 「武道絵手本」も最後になって「敵役」が示す潔さで、結末が爽快だ。「紀伊快男子」は高禄で新規お召し抱えになった新参たちの横暴に揺れる紀伊家が舞台。藩主頼宣の愛臣、高田牧之助の時代を見据えた思慮深い行動が、周囲にはじれったく映り、理解されない。両作はともに奉公とは、がテーマ。「縛られる権八」は終盤に盗賊と追う側が逆転、逆転また逆転の展開で、一気に結末に至る。「千代紙行燈」も途中の逆転、裏切りが読ませどころで、哀れな結末に余韻が残る。 「猫目レンズ事件」「黒襟飾組の魔手」「翼ある復讐鬼」は題名の通り、子ども向け探偵小説のようで、習作かと思わせる幼稚な内容。意外性も謎解きもない。作風を模索していた時期なのだろうか。 | ||||
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| 古本てあたりあずれがあるのですが、 今回は新品かと思うほど綺麗な本でした。 本好きな私としてはすごく値打ちのある本で感激しました。 またご縁がありましたらよろしくお願いいたします。m(__)m | ||||
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| いつ頃、書かれたのか?山本周五郎さんの初期の頃の作品がいくつか収録されています。 江戸川乱歩の少年探偵団風の作品や、怪人二十面相風の小説を読むことが出来ます。 しかし、やはり面白いのは時代小説、表題作の『怒らぬ慶之助』と巻末の『怒る新一郎』は、どちらも面白い作品です。 ちなみに『怒る新一郎』は時代劇アンソロジーに収められている作品です。 | ||||
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| 山本周五郎さんの「怒らぬ慶之助」知人の薦めで読んでみました。 | ||||
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| 作者が一番苦労し、あぶらがのる前の作品です。周五郎好きには、「どこかで読んだことあるな」という作品が多いです。これは、作者が全盛期に推敲し、新たなる作品として発表したからでしょう。「新たに発掘された11編」は、全盛期の作者の作品と比較すれば、何かが足りない感があります。だからこそ「山本周五郎は一日にしてならず」ということが実感できます。 | ||||
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