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(短編集)
黒い絵
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黒い絵の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.58pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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最初の方は気分が乗らない内容。徐々に読みやすくなってきましたが。 字も大きく、行間も広く、目に優しい書物でしたが、この値段でこの内容ではコスパは良くない。 | ||||
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読み始めはとても怪しげで毒々しく読み進めていくのが辛いなと思いました。 しかし中盤から不思議な感じが思われ最後はスピルチアな世界に引き込まれて行きました。 | ||||
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締切に追われてとりあえず書いたものなのか、著者が伝えたいことが何も汲み取れなかった。読後何も残らない。じっくり読む気になれず途中から流し読み。それでも汲み取れるレベル。人気作家には執筆依頼が殺到すると思う。だんだん引き出しがなくなって、文章がつまらなくなって読者が去ってしまう。作者が書きたいものをじっくり焦らず書くスタイルの方が息の長い作家になると思います。 | ||||
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著者の作品を初めて読みました ハードカバーで読むには質・量ともに物足りなく、またミステリや幻想モノとしても深みに欠ける感じでした | ||||
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前半、フランス書院文庫みたいです。 色々と作風の幅が広がっていくんでしょうけど、刺さりませんた。 | ||||
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生きる僕らを読んで、とても面白かったのでこちらも読んでみましたが、途中でリタイアです。図書館本で、無駄にしたのは時間だけなのでまだいいですが…。 | ||||
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どのお話も不穏な感じで終わり、その後を想像させるものでした。オフィーリアは絵画自体が好きなこと、作品の内容もそうくるか、という予想外な感じでこの内容でもっと読みたいなと思いました。 | ||||
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小説としては、面白いのですが、原田マハさんに期待しているものではありませんでした。 原田さんの作品には、最後には前向きになれる要素を期待しているのですが、ちょっとどの話も・・・ | ||||
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作家には、既存のレールから離れた作品を書きたいという欲望があるのだろうか? 本書はタイトルの通りノワールである。本書は、著者のカラーである美術ミステリーを基調にしながら、人間の影の側の部分である欲望や暴力、死や暴力などネガティブな側面への、いわゆる異常と呼ばれる志向をテーマに綴られた短編集である。 欲望には様々なものがあるが、そればかりを集めて綴る短編集とは、まさに危険物そのものである。欲望とそれを実行すること。エゴの極致問いも言える暴力とそこへの憧憬。消えてしまいたい。消してしまいたい。殺されてもいい。殺したい。なぶりたい。忍耐ではなく快楽へ。モラルではなくブレーキのない世界へ。暴力へ。そんなものばかりを集めた黒い美術館とさえ思わせる一冊である。 サイコな少女たちのあまりに異常な結末を描く『深海魚』からショッキングなスタート。ゴーギャンの絵のイメージの中で崩壊してゆく女性の日常を描いた『楽園の破片』。室生寺弥勒堂の釈迦如来像を前にして性夢にふける女の時間を描いた『指』。アッシジの連作壁画『聖フランチェスコの生涯』の修復をテーマに衝撃のラストシーンへと招く中編『キアーラ』。溺死する女のイメージをまるで芥川龍之介の文章のような一人称の語り口で不気味に語る『オフィーリア』。ゴッホを主人公にした演劇と、夢と現実の狭間を行き交う幻想的な物語『向日葵奇譚』。 以上が、この明るい作風が多い原田マハの手から生まれた異様な作品群である。陽と陰のせめぎ合いの中で、どうしても書かざるを得なかった部分であるのか、新境地を闇という方向にも求めたい部分がきっとこの作者にはあるのだろう。しかし読者がこの作家に求めるものは、この作品集にはおそらく何一つないのではないか。強いて言えばほとんどの作品が美術に片足をかけているというところ、であるのかもしれない。人間の陰と陽を覗き込むような、好奇心だけが読ませた一冊、といったところだろうか。 | ||||
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●初出誌を見ると4作品が約15年前のもの。印象派の画家を主人公にした作品とは大きく趣を異にし ています。なぜ今頃ハードカバーに再録したのか疑問です。 少女から大学生あるいは中年のキュレーターなど色々な年代層の女性のエロスやノワールを、タブ ローや仏像の賛辞・講評と対比しながら描いてはいるのですが・・・。短篇のため情景描写の不足も あり、残念ですが響いては来ませんでした。 女性にも男性と同様に性愛はあるのだろうとは思うが、肌に合わないというか、どうも拒否感の方 が先に立って馴染めませんでした。 | ||||
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たまたま先日作者が原作の「キネマの神様」をBSで見ました。映画の出来はとにかく安定路線である「善人の善人による善人のための小説」は基本的に悪人が登場せず不器用でうまく立ち回れないけれど憎めない善人たちの群像劇でした。(蛇足ながら主人公が志村けんさんであればもっと違った味わいだったと思います。) そしてこの作者の独壇場は「職務忠実型美術館学芸員巻き込まれ系」であると読者との暗黙の了解が成立していたのですが、本作はその真逆にあえて踏み込まれました。「背徳」「官能」「不純」「裏切り」など『黒』『暗』『陰』でもうおなかがいっぱいです。 しかもなぜか活字レイアウトがスカスカでもう2~3作収録できるぐらいの分量なのに単行本として出版されました。その評価はもうおのおのの読者の判断に委ねられています。 | ||||
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アートに性や不倫など黒い部分がべっとり絡んだストーリーに、なんだか人間らしさを感じました。黒い部分ばかりが長編小説で続くとキツいけど、短編ぐらいがちょうど良かった。 本作の中では個人的には「指」が印象的で、仏像を見に行きたくなりました。 | ||||
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