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食王
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食王の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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主人公は恩のある仲卸からビルの買い取りを依頼される。用途は飲食店に限って欲しいと頼まれる。しかも、そのビルは成功しないと有名な立地にある。義理堅い主人公はそれを叶えようと奔走する。 社内でそのビジネス案を募集するもまったく出てこない。詐欺のような買収話しかでてこないなか、最後の最後ででてきたアルバイトの大学生の原案をもとに、冴えないと企画部部長から思われている品質管理部の者によって取りまとめられた案を受け入れる。 その案は、各地域の店舗を期間限定でテナントにするというものだ。デパートの催事場の物産展はいつでも大賑わい。物産展で売ったとしても多少の今後の通販にはつながるもののその地方の訪問にまでは繋がらず、地域は潤わない。地方の名店が東京に進出しようとしても初期費用の高さに2の足を踏む。 同ビルは立地には恵まれないが、地方の名店というブランドを利用してその立地を克服しようというものだ。 本書の中ではかつて見ない新たな案だと社長は興奮しているが、ラーメン博物館と一緒じゃない?と私は感じた。たしかに、ラーメンという品目縛りという点では異なるが、地方の名店を期間限定でとうのはそのままだ。本当にいいアイデアだった誰か真似るんだろうな。 東京は、既にレストランはあふれるほどあるし、地方の名店がといってもそんなに惹かれないかも。 | ||||
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今回のテーマは『食』です。飲食店の用途には全く使えないとして有名な、麻布のビルの不動産を買うはめになったものの、外食チェーンの社長はその何の事業に使えばよいか、検討中というのが80%を占めます。そのビルの使い道のアイディアが出て、これは行ける!ってなったのが最後の100ページ。良いアイディアっで事業を進めるものの問題発生を解決するようなサクセスストーリーを読みたかったです。といっても、今回も目から鱗の興味深い作品でした。 | ||||
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楡さんといえば、何を代表作にしていいのかよくわからないが、宅急便戦争を描いた「ドッグファイト」「ラストワンマイル」やコダックの凋落を描いた「象の墓場」アマゾンの一人勝ち状態に対して警告を送った「バルス」カーボンゼロに踏み込んだ「ゼフィラム」…と挙げればきりがないが、どれも間違いなく面白い。今回は私にも関係がある「食」に関する小説。 都心の一等地の空きビルをめぐり、今まで思いもしなかったような新しい飲食ビジネスを仕掛けようとする昔堅気の社長と、それを取り巻く金沢の料亭、東日本大震災で家族を失った大学生のアルバイトの女の子、サラリーマンの悲哀…などいろんな絡みがあって、最終的にはピシッと(実際に実現可能なんじゃない?と思わせる)着地点まで持っていく筆力はさすが。 しかも今の日本の飲食業の実態を鋭く観察し、加えて地方の人口減少、第一次産業の縮小、SNSの使われ方…などもすべて捉えた背景も唸らせるものがある。 飲食に関わっている人・村おこしに興味がある人は読んで損はないと思う。しかし相当分厚い本だが、雪で外に出れなかったので集中してすぐに読んでしまいました。 | ||||
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楡さんの作品を5冊読ませて頂きフアンになりました。 プラチナタウンから始まり和僑.国士.再生巨流.食王にたどり着きました。 全ての作品にはこれからの日本いや、世界を変えて行く現実帯びた物語でした。 まだまだ作品が在りますので、ワクワクして購読させて頂きます。 | ||||
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商売人として外食チェーンである程度の成功を収めた男が、後継者探しと今後の商売の柱を作るために、飲食業界では魔の通りと言われるビルで新たなビジネスを模索していく企業小説。 単に利益を上げるだけでなく、どうしたらお客様に喜んでいただけるかを考え、受けた恩を決して忘れない梅森の経営姿勢、人間性に好感がもてた。 少子高齢化でチェーン店のみならず、伝統のお店さえも生き残りが大変な時代において、いかに時代とともに変化できるか、事業に付加価値を加え続けることができるか、新たなビジネスモデルを考えていくか、そこにチャレンジしている本書は読み応えがあった。 新しいことを始めるには、まずは構想を打ち出し、やれたらおもしろいと夢を語ることから始まるが、筋のいいアイディアはなかなか思いつかない。 それでも、まずは夢を語ること、問題点の解決策を模索していくことで、少しずつ前にすすんでいくという考え方は共感できたし、多くのビジネスがそうして生まれたのだと思う。 本当は☆5つにしたいのだが、中盤以降大きなトラブルもなく、きれいにまとまりすぎていたのがちょっと物足りなく感じたので、☆4つとした。 | ||||
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…バイトで名前と画像上げられるのはヤダな 社員で、「広報」への貢献も求められる、って立場ならまだしも 仮にそれが「賞賛」であろうとも。「配慮」の方向が「いかにもアメリカ人」らしくて笑った 事業に一度失敗し、それなりの苦労を重ねて成功した割に、梅森が余りに世間知らずな感じがした。亜佑子の「世間知らず」っぷりととんとん。いや、スレてない人と言えばいいのか 自分がここの会社で働いてたら、「私財がそんなに有り余ってるのなら、その分少し位社員に還元してくれりゃいいのに」と思ってしまいそうだ 登場人物のほぼ全員が善良で真っ当すぎて、多少面白みに欠けた感じがする。が、別の言い方をすれば、上品でストレスなしに読める良作 基本は楽しく読んだけれど、イベントが常設になったら「それを目当てに足を運ぶ」は減るんじゃないかなあ…と、ちょっと思った。祭りはその日しかやらないからこそ集客力がある訳で…事業主の方は成功する気がするけれど、出店した方は労多薄利に陥りそうだ 盛況は良いけれど、開店日に「予約9割」は店には嬉しいだろうけど、客には「な~んだ」でしかない気がする な~んだ、の落胆が、「じゃあ、『本店』に行ってやる!」になるのはマレな気がする。B,C級グルメであれば「結構待ったけど買えた」「あっちがダメならこっちを買おう」で、ある程度は満足できるだろうけど、ビル内レストランを全部当たったけど入れなかった。となると不満と反感だけが募ってしまわないか? ↑を結構真剣に考えた…う~ん、商売は難しいね | ||||
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まだ、読んでいないのですが、読むのが楽しみです。 | ||||
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著者お得意のビジネス小説。今回は「食」がテーマですが、次のページが待ち遠しく一気読みしました。 ドラマでも見たいなと思います。 | ||||
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