ひとり日和

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ひとり日和の評価:

3.38/5点 レビュー 78件。 C ランク

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平均点3.38pt

Amazonレビュー一覧

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全156件 141〜156 8/8ページ
No.16
(3pt)

鋭い感性と卓越した表現力、なのだが。

読後感としてまず思うのは、いかにも芥川賞の選考委員たちが絶賛しそうな作品だ、ということ。

平凡な日常を、鋭い感性で切り取り、卓越した表現力で生き生きと描き出している、からだ。

感性と表現力については、確かに絶賛したい。

才能のきらめきにあふれた、優れて文学的な作家である。

しかし、その作品を通して伝わってくるものといえば、だるく生きている主人公の、だるい日常だけなのだ。

主人公の心を満たす、殺伐としたつまらなさ。

周囲の世界は、彼女にとって実体を持ったものとして迫ってはこず、まるで影絵のようにうっすらとのみ存在している。

このような優れた作家が、このようなつまらない内容しか書き得ず、それをみんなで絶賛して喜んでいる、今の日本の文学の世界とは、いったい何であるのか。

心の奥底が冷え冷えとしてくるような、暗澹とした思いが残った。
ひとり日和 Amazon書評・レビュー: ひとり日和より
4309018084
No.15
(3pt)

鋭い感性と卓越した表現力、なのだが。

読後感としてまず思うのは、いかにも芥川賞の選考委員たちが絶賛しそうな作品だ、ということ。

平凡な日常を、鋭い感性で切り取り、卓越した表現力で生き生きと描き出している、からだ。

感性と表現力については、確かに絶賛したい。

才能のきらめきにあふれた、優れて文学的な作家である。

しかし、その作品を通して伝わってくるものといえば、だるく生きている主人公の、だるい日常だけなのだ。

主人公の心を満たす、殺伐としたつまらなさ。

周囲の世界は、彼女にとって実体を持ったものとして迫ってはこず、まるで影絵のようにうっすらとのみ存在している。

このような優れた作家が、このようなつまらない内容しか書き得ず、それをみんなで絶賛して喜んでいる、今の日本の文学の世界とは、いったい何であるのか。

心の奥底が冷え冷えとしてくるような、暗澹とした思いが残った。
ひとり日和 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: ひとり日和 (河出文庫)より
4309410065
No.14
(4pt)

タイトル通りの作品

フツーの女性のある1年間をとってもフツーに綴った小説。人生に目標を明確に持った「こういう人のようになるべし」という人達と正反対の世界に居る主人公の日常を通じて、「虚無感」と「人との係わり合いの希薄さ」を思い切り感じさせてくれる作品です。

自分も時々ふとした瞬間に「結局自分は独りぼっち」と感じる時があり、通じるものがありました。読後感は「ふうん」といったところですが、1週間ぐらい経つと「なかなか良かったな」と思い出させてくれます。それから、タイトルは内容にドンピシャリですね。
ひとり日和 Amazon書評・レビュー: ひとり日和より
4309018084
No.13
(4pt)

タイトル通りの作品

フツーの女性のある1年間をとってもフツーに綴った小説。人生に目標を明確に持った「こういう人のようになるべし」という人達と正反対の世界に居る主人公の日常を通じて、「虚無感」と「人との係わり合いの希薄さ」を思い切り感じさせてくれる作品です。

自分も時々ふとした瞬間に「結局自分は独りぼっち」と感じる時があり、通じるものがありました。読後感は「ふうん」といったところですが、1週間ぐらい経つと「なかなか良かったな」と思い出させてくれます。それから、タイトルは内容にドンピシャリですね。
ひとり日和 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: ひとり日和 (河出文庫)より
4309410065
No.12
(3pt)

起伏が無いような

20歳の主人公から見た、40,70代の女、が興味深かった。
40代から言えば、主人公は小生意気。
主人公の小さな意地悪さがスパイスになってる。
この本を映像化するなら、主人公役は上野樹里に決まり!(主人公の明るさを感じた唯一の
場面、花火で遊ぶところでそう思った。)
ひとり日和 Amazon書評・レビュー: ひとり日和より
4309018084
No.11
(4pt)

「生きる」意味

中国に赴任する母親と別れて、遠い親戚のおばあさんと一緒に暮らすことになった主人公知寿の一年が、たんたんとした描写で描かれてゆきます。

大学進学をいやがり、フリーターとしての生活を主人公は選びます。「生きる」意味を掴み切れない主人公は、他人との深い関係を恐れているようにも見えます。でも、関係を持つことを避けているわけでもありません。

過去の思い出の品を靴箱から取り出して懐かしんでいる少女。現在を、或いは現代社会から逃避しているような感覚は、その関わり方を知らないためかも知れません。

でも、七十を超えたおばあさんの恋愛を楽しむ姿を見、自分の失恋を考える時、何となくおぼろげながら「生きる」方法を見つけたのかも知れません。思い出の品々を捨てる時、彼女の中の何かが変わったのかも知れません。

地の文章で、このおばあさんのことを最初は「彼女」と三人称で書いています。それがやがて「吟子さん」と書かれるようになります。このあたりが、主人公知寿の心境の変化なのでしょう。

一皮向けた彼女が、一般社会の中でOLとしてちゃんとやっていけるようになることを祈りたいと思います。
ひとり日和 Amazon書評・レビュー: ひとり日和より
4309018084
No.10
(3pt)

起伏が無いような

20歳の主人公から見た、40,70代の女、が興味深かった。
40代から言えば、主人公は小生意気。
主人公の小さな意地悪さがスパイスになってる。
この本を映像化するなら、主人公役は上野樹里に決まり!(主人公の明るさを感じた唯一の
場面、花火で遊ぶところでそう思った。)
ひとり日和 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: ひとり日和 (河出文庫)より
4309410065
No.9
(4pt)

「生きる」意味

中国に赴任する母親と別れて、遠い親戚のおばあさんと一緒に暮らすことになった主人公知寿の一年が、たんたんとした描写で描かれてゆきます。

大学進学をいやがり、フリーターとしての生活を主人公は選びます。「生きる」意味を掴み切れない主人公は、他人との深い関係を恐れているようにも見えます。でも、関係を持つことを避けているわけでもありません。

過去の思い出の品を靴箱から取り出して懐かしんでいる少女。現在を、或いは現代社会から逃避しているような感覚は、その関わり方を知らないためかも知れません。

でも、七十を超えたおばあさんの恋愛を楽しむ姿を見、自分の失恋を考える時、何となくおぼろげながら「生きる」方法を見つけたのかも知れません。思い出の品々を捨てる時、彼女の中の何かが変わったのかも知れません。

地の文章で、このおばあさんのことを最初は「彼女」と三人称で書いています。それがやがて「吟子さん」と書かれるようになります。このあたりが、主人公知寿の心境の変化なのでしょう。

一皮向けた彼女が、一般社会の中でOLとしてちゃんとやっていけるようになることを祈りたいと思います。
ひとり日和 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: ひとり日和 (河出文庫)より
4309410065
No.8
(1pt)

芥川賞って新人登竜門だっけ?

生と死や、無気力な若者像、他人の幸せが胸を刺す日々等、書いて有る題材には思い当たる節も多い。
だが、読み進めても読み進めても、受け身で、気怠い日々の連続。途中で読む気も失せた。

私は偉い方々の意見などは知らないが、個人的に血にも肉にもならない小説だなぁと思った。
現実を切り取って、ただ張り付けただけと言うか…。

回顧的観点から小説を読む人になら、お勧めかも知れない。
が、何かを得たいとか、起承転結とか、爽やかな読後感とか、
そう言った、読む事で新鮮な何かに触れたいと言う人には、間違いなく勧めない。
ひとり日和 Amazon書評・レビュー: ひとり日和より
4309018084
No.7
(1pt)

芥川賞って新人登竜門だっけ?

生と死や、無気力な若者像、他人の幸せが胸を刺す日々等、書いて有る題材には思い当たる節も多い。
だが、読み進めても読み進めても、受け身で、気怠い日々の連続。途中で読む気も失せた。

私は偉い方々の意見などは知らないが、個人的に血にも肉にもならない小説だなぁと思った。
現実を切り取って、ただ張り付けただけと言うか…。

回顧的観点から小説を読む人になら、お勧めかも知れない。
が、何かを得たいとか、起承転結とか、爽やかな読後感とか、
そう言った、読む事で新鮮な何かに触れたいと言う人には、間違いなく勧めない。
ひとり日和 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: ひとり日和 (河出文庫)より
4309410065
No.6
(3pt)

不思議

いろいろな方の総評を読んでから、読ませてもらいました。

淡々…としていて、正直途中で退屈な部分もありましたが、

一度に最後まで読み切りました。

小説に、もっとわくわくさせて欲しいとか、

おもしろいものを見せて欲しいとか、

もしくは自分の考えを変えさせられるようなものを求める読者の私にとっては、

普通の人の普通の人生は、特に同性ということもあり、

別にのぞき見しなくてもいいかな、と思いました。

主人公が最初の恋人の浮気相手に遭遇した時が、

もうちょっと反応があっていいんじゃないかと違和感がありました。

いくら無気力といっても不自然で、こういう雰囲気にしたいと

筆者によって作られた感じがしました。

しかし最後まで読むと、不思議な雰囲気にほんわりと包まれたので、

これがこの小説の持ち味なのかと思いました。
ひとり日和 Amazon書評・レビュー: ひとり日和より
4309018084
No.5
(5pt)

心に持つ孤独

芥川賞と聞いて浮かぶ名前と言えば、「綿矢りさ」や「金原ひとみ」だ。でも私は彼女達の作品 を、誠に恥ずかしながら一読したことは無い。

そんな私が先日、とある電車内の広告で目にしたのが、この「ひとり日和」だった。著名人らの批評などを見て、”うーん。じゃあ何となく買ってみようか”と思った。

この本について感想を述べることが、非常に難しい。何故なら登場人物にも、展開されるストーリーの中にも、取り分けて目立ったものは無いからだ。

物語の終盤に差し掛かったところで、私は”こういうオチがあるに違いない”と踏んでいた。しかしそれは、あっさりと筆者によって裏切られた。

変わることのないもの、ただそこにあるだけのものを描くことはとても難しいと思う。奇想天外なストーリーや斬新なテーマが、一見人目には付き易いものではあるが。

読んでいて、いつの間にか私自身が知寿になってしまった。私も彼女と同じように、生と死

両方から遠く離れた世界にいて、一人でただ繰り返されるだけの毎日を生きている。そして今この瞬間にでも、何かによってこの日々がぶち壊されることを願ってやまないのだ。

これを読んだ私自身は、果たして”生きている”と言えるのだろうか。

そう考えさせられた一冊だった。
ひとり日和 Amazon書評・レビュー: ひとり日和より
4309018084
No.4
(5pt)

春の風を感じるような小説

他人の物の一部を盗むことでその関係を確認するしか人間関係を築けない主人公。本当はもっと深く関係したいのに部分で自分を納得させて、簡単に、便利な人間関係にぐずぐずしている様にとても共感したました。全体の印象としては、二十歳の女性と老婆との掛け合いが、なんでもできると思いがちな年代を包みこんでいる感じがとてもおもしろかった。好感のもてる小説だと思う。
ひとり日和 Amazon書評・レビュー: ひとり日和より
4309018084
No.3
(3pt)

不思議

いろいろな方の総評を読んでから、読ませてもらいました。

淡々…としていて、正直途中で退屈な部分もありましたが、

一度に最後まで読み切りました。

小説に、もっとわくわくさせて欲しいとか、

おもしろいものを見せて欲しいとか、

もしくは自分の考えを変えさせられるようなものを求める読者の私にとっては、

普通の人の普通の人生は、特に同性ということもあり、

別にのぞき見しなくてもいいかな、と思いました。

主人公が最初の恋人の浮気相手に遭遇した時が、

もうちょっと反応があっていいんじゃないかと違和感がありました。

いくら無気力といっても不自然で、こういう雰囲気にしたいと

筆者によって作られた感じがしました。

しかし最後まで読むと、不思議な雰囲気にほんわりと包まれたので、

これがこの小説の持ち味なのかと思いました。
ひとり日和 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: ひとり日和 (河出文庫)より
4309410065
No.2
(5pt)

心に持つ孤独

芥川賞と聞いて浮かぶ名前と言えば、「綿矢りさ」や「金原ひとみ」だ。でも私は彼女達の作品 を、誠に恥ずかしながら一読したことは無い。

そんな私が先日、とある電車内の広告で目にしたのが、この「ひとり日和」だった。著名人らの批評などを見て、”うーん。じゃあ何となく買ってみようか”と思った。

この本について感想を述べることが、非常に難しい。何故なら登場人物にも、展開されるストーリーの中にも、取り分けて目立ったものは無いからだ。

物語の終盤に差し掛かったところで、私は”こういうオチがあるに違いない”と踏んでいた。しかしそれは、あっさりと筆者によって裏切られた。

変わることのないもの、ただそこにあるだけのものを描くことはとても難しいと思う。奇想天外なストーリーや斬新なテーマが、一見人目には付き易いものではあるが。

読んでいて、いつの間にか私自身が知寿になってしまった。私も彼女と同じように、生と死

両方から遠く離れた世界にいて、一人でただ繰り返されるだけの毎日を生きている。そして今この瞬間にでも、何かによってこの日々がぶち壊されることを願ってやまないのだ。

これを読んだ私自身は、果たして”生きている”と言えるのだろうか。

そう考えさせられた一冊だった。
ひとり日和 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: ひとり日和 (河出文庫)より
4309410065
No.1
(5pt)

春の風を感じるような小説

他人の物の一部を盗むことでその関係を確認するしか人間関係を築けない主人公。本当はもっと深く関係したいのに部分で自分を納得させて、簡単に、便利な人間関係にぐずぐずしている様にとても共感したました。全体の印象としては、二十歳の女性と老婆との掛け合いが、なんでもできると思いがちな年代を包みこんでいる感じがとてもおもしろかった。好感のもてる小説だと思う。
ひとり日和 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: ひとり日和 (河出文庫)より
4309410065