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ひとり日和



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【この小説が収録されている参考書籍】
ひとり日和
ひとり日和 (河出文庫)

ひとり日和の評価: 3.36/5点 レビュー 77件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.36pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全24件 21~24 2/2ページ
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No.4:
(3pt)

久々にピンときませんでした。

正直なところ、石原氏と村上氏の絶賛をテレビの受賞報道で知って、期待しすぎた。伊藤たかみも絲山も、綿矢も吉村萬一も、歴代受賞作はそれぞれ興味深く読んだ。しかし、どーでしょうコレ。久々にピンときませんでした。

 人は結局孤独だと…孤独を受け入れて初めて自立した個と個の関係が築かれるのだと…それが不倫だろうと何だろうと、生きることに前向きになろうと…電車に飛び込んだところで、一時騒がれるだけで猫の記念写真のように忘れ去られていくだけだと…。

 うーん、そんなことだったら別にわざわざこれだけの枚数を読む必要がなかった。自分の人生に無責任な姿勢から、確信的に無責任な人生を歩みだす主人公に、全く共感できなかった。しかもこれがある一定の現代人のモデルケースとも思えない。

 村上龍が彼女の今後をどうフォローするのか注目したい。
ひとり日和Amazon書評・レビュー:ひとり日和より
4309018084
No.3:
(3pt)

鋭い感性と卓越した表現力、なのだが。

読後感としてまず思うのは、いかにも芥川賞の選考委員たちが絶賛しそうな作品だ、ということ。

平凡な日常を、鋭い感性で切り取り、卓越した表現力で生き生きと描き出している、からだ。

感性と表現力については、確かに絶賛したい。

才能のきらめきにあふれた、優れて文学的な作家である。

しかし、その作品を通して伝わってくるものといえば、だるく生きている主人公の、だるい日常だけなのだ。

主人公の心を満たす、殺伐としたつまらなさ。

周囲の世界は、彼女にとって実体を持ったものとして迫ってはこず、まるで影絵のようにうっすらとのみ存在している。

このような優れた作家が、このようなつまらない内容しか書き得ず、それをみんなで絶賛して喜んでいる、今の日本の文学の世界とは、いったい何であるのか。

心の奥底が冷え冷えとしてくるような、暗澹とした思いが残った。
ひとり日和Amazon書評・レビュー:ひとり日和より
4309018084
No.2:
(3pt)

起伏が無いような

20歳の主人公から見た、40,70代の女、が興味深かった。
40代から言えば、主人公は小生意気。
主人公の小さな意地悪さがスパイスになってる。
この本を映像化するなら、主人公役は上野樹里に決まり!(主人公の明るさを感じた唯一の
場面、花火で遊ぶところでそう思った。)
ひとり日和Amazon書評・レビュー:ひとり日和より
4309018084
No.1:
(3pt)

不思議

いろいろな方の総評を読んでから、読ませてもらいました。

淡々…としていて、正直途中で退屈な部分もありましたが、

一度に最後まで読み切りました。

小説に、もっとわくわくさせて欲しいとか、

おもしろいものを見せて欲しいとか、

もしくは自分の考えを変えさせられるようなものを求める読者の私にとっては、

普通の人の普通の人生は、特に同性ということもあり、

別にのぞき見しなくてもいいかな、と思いました。

主人公が最初の恋人の浮気相手に遭遇した時が、

もうちょっと反応があっていいんじゃないかと違和感がありました。

いくら無気力といっても不自然で、こういう雰囲気にしたいと

筆者によって作られた感じがしました。

しかし最後まで読むと、不思議な雰囲気にほんわりと包まれたので、

これがこの小説の持ち味なのかと思いました。
ひとり日和Amazon書評・レビュー:ひとり日和より
4309018084

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