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未明の砦



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【この小説が収録されている参考書籍】
未明の砦

未明の砦の評価: 4.31/5点 レビュー 42件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.31pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全42件 21~40 2/3ページ
No.22:
(5pt)

太田愛さんにファンレターを書きたくなった

読んでよかった!この一言。労働とは、経営とは、労働者の権利とは、、色々考えた。天上の葦がすごく好きだったけど、並ぶ傑作。この国民不在の政治がまかり通る現代に、自分なら何が出来るかをすごい考えさせられた。大きなものに流され、せめても、と自分のことだけ考えて生きている自覚がある分、耳が痛い表現も沢山あった。労働者の権利獲得の各国の歴史にも触れることが出来て、追加自分でも色々調べてみようと思ったり、、この本だけにとどまらない影響力を持った一冊だと思う。
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4041139805
No.21:
(4pt)

権力者に対する非正規労働者の挑戦に共感

●権勢の座にある者たちの理不尽な策に抗う非正規労働者たち。まさにアリが巨象に挑む姿を彷彿と
させます。そのまま踏み潰されるか、それとも一矢を報いることが出来るのか?最後まで緊張感が持
続しました。若者よ声をあげろ!抗え!権利は自分で勝ち取れ・・・と背中を押されている(大阪の
言葉ではどやされる)思いです。
 
 ところどころ社会・経済学入門書を読まされているようで、かなりしんどかった。最近ではドラマなどを
2倍速で観ている人が増えているそう。そんな中で流石に600ページは長かった。
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4041139805
No.20:
(5pt)

力作!多くの方に読んでいただきたいです。

力作!!今の日本で多くの人に読んでいただきたい本。社会派の真摯なメッセージがありしかも面白い。
ここ数年読んだ小説の中では一番印象に残った。(蛇足:連合の会長も読んでほしいもんだ。)
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4041139805
No.19:
(4pt)

魅力的なキャラクター、引き込まれる展開。しかし語り口が偏りすぎでした。

レビュータイトルの通り、まず出て来る四人の主要キャラクターが非常に魅力的です。
全員の共通点は非正規雇用という部分のみで、それ以外は生い立ちも性格もてんでバラバラ、そんな四人があるひと夏の出来事をキッカケに自分たちの置かれている"非正規雇用"のあまりにも弱い立場に疑問を抱き始め、そして現状を変えようと動き出す物語です。太田愛先生お得意の警察や政治家の思惑、大企業からの献金問題等が絡まり非常にエンターテイメント性と緊張感溢れる展開となっており夢中でページを捲ってしまいます。

そして本書に多く記されている通り、日本は"人権(Human rights)"という言葉を使いながらその本質や理解していない企業や人間が非常に多い国ですが、またそれを当たり前として甘んじて受け入れてしまっている人間が多く、そのあたりが痛烈に批判されています。しかしそれと同時にその話題を入れたいがために十数ページにも渡りほぼ参考書籍詳細の説明に割かれている章、説明臭くなりすぎている台詞が多いと感じたのも事実です。まあ正直このあたりは他作品のようにさり気なく説明を導入すること自体が難しい問題なので、先生もそのあたりを割り切るしかなかったのかなと思います。それだけ、日本の穴だらけな法律や企業体質を読者に記憶してほしいという思惑もあったのかもしれません。

以下、偉そうに星を一つ減らした理由を記載することをお許しください。
一つはこの時代において無視できないSNSの存在感が作中であまりにも小さかったこと。SNSで、更に匿名で上げる声がいかに小さく消極的方法なのかは作中でも触れられておりますし私も同意するところですが、それでも昨今の状況を見るにその影響力は無視できないものではないでしょうか。
そしてもう一つは、こういった日本の酷い企業体質の問題に触れる際に必ず欧州の"素晴らしい"労働条件が引き合いに出されますが、その裏で使いつぶされている移民達の問題はまるで欧州に移民が存在しないかの如く一切触れられていなかったことです。
欧州を手本とすべき部分は本当に沢山あるのが実情ですが、それでもまるで全てが正しいかのように印象付ける引用ばかりが目立つ書き方はいかがなものかと思う面がありました。

しかし上記の星を減らした点を考慮しても、物語として大変面白い小説だったと思います。流石の太田愛先生でした。
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4041139805
No.18:
(4pt)

テーマが出色

時系列を錯綜させたプロット、起こりえなさそうだけど何故かリアリティを感じる展開等、「幻夏」にも通じるものがあって、この作家のいいところが全面に出ている感じ。選んだテーマも出色なんだけど、なかなかタイムリーでもある。

参考文献がたくさん記載されているように、かなり勉強されて記載されたんでしょうね。ちょっと制度や法律の解説っぽくなっていて冗長に感じるところがあります。

それと、描写に凝っているのには工夫を感じつつも、ちょっとしつこくて読んでいてノッキングすることがある。
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4041139805
No.17:
(5pt)

初めて読んだ作家だけれど

新聞の書評を読んで、初めての作家だったけれどふと読んで見ようかと。結果四晩で一気に読み抜いた。久しぶりだった。主人公の3人はスーパーマンでもなくヒーローでもない自動車工場で希望もなく働いている派遣、季節工員だけれどあるきっかけで自分たちの置かれた立場を知りたった3人の労働組合を作り闘い始める。彼らを支える決して多くはない人、そして表立っては支持を表明できない人彼等の要求に自分達自身の希望を自覚する人たち。厳しい現実の中に希望を育てる。そんな読み応えのある小説を久しぶりで読んだと思います。
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No.16:
(4pt)

非正規社員の気持ちを代弁した作品。

目的達成のためのよく考えられた計画を推進していく若者の姿にのめり込みました。読むに従って各仲間の人生模様が浮き彫りにされていくのを感じ、太田愛らしい作品だと思いました。
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No.15:
(5pt)

考えさせられました

国会で共謀罪が成立した際のことを思い出し、興味深く読ませていただきました。内容的には重かったですが、改めて共謀罪の適用について考えさせられました。
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4041139805
No.14:
(5pt)

自ら考え、行動し、教えを請いながら立ち向かっていく姿に胸を打たれた

大手自動車メーカーの若い非正規工員の四人が警察の公安部に監視されているところから物語が始まっていくが、序盤からおもしろくて一気に読んだ。

なぜ4人が警察に監視される事態になったのかは中盤以降まで分からず、それでも不当な労働に苦しむ様子や、職場の仲間が見殺しにされる状況を放っておけず、様々な行動を起こしていく。

警視庁警備局、公安部、所轄の刑事に加え、大手自動車メーカーの幹部、政治家、労働組合の相談員など多くの登場人物を巻き込んでいく展開はとても楽しめた。

労働法がどう遷移していったのか、なぜ派遣社員や期間工は契約期間が短いのかなどを学び知識をつけた4人が、言い合いや仲たがいしながらも、労働者の要求を実現するため、自ら考え、行動し、教えを請いながら立ち向かっていく姿に胸を打たれた。

はるかぜユニオンの岸本さんの言葉が印象に残っている。

「私たちは事の善し悪しよりも、波風を立てず和を守ることが大切だとしつけられてきた。今ある状況をまずは受け入れる。それが不当な状況であっても、とにかく我慢して辛抱して頑張ることが大事だと教えられてきました。同時に、抵抗しても何ひとつ変わりはしないと叩き込まれてきた。
しかし、おかしいことにおかしいと声をあげるのは、間違ったことでも恥ずかしいことでもない。声をあげることで私たちを不当に扱う側を押し返すこともできる。少なくとも、もうこうは言わせない。『誰も何も言わないのだから、今のままで何の問題もないんだ』とは。声をあげる人が増えれば、こうも言えなくなる。『みんなが黙って我慢しているのだからあなたも我慢しろ』とは。
力のある人とその近くにいる人だけがより豊かになるのではなく、大勢の普通の人たちが生きやすい世界へ変えていくためには、力を持たない私たちが声をあげるところから始めるほかない。
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4041139805
No.13:
(2pt)

リベラル派から見た現代の若者の労働事情?

先ず大資本・国家権力VS虐げられる現代の若者と言う構図がベタ過ぎる。TVの2時間サスペンスドラマの脚本に色付けしてページ数増やした感じしか無い。何より全体に政治的な偏向が強すぎ。これでもかという位強者に対し弱者の立場が誇張され「令和の女工哀史」(男性だけど)かよとツッコミたくなる。映画化されれば左翼・リベラル政党や今話題の女性新聞記者辺りが「絶対オススメ」をつけそうだけど。
話の中に出てくる「共謀罪の適用」も当時のTVのワイドショーなんかで「居酒屋や井戸端会議で政府批判をしたらタイホされるかも?」なんて煽ってたんだよね。でも今や政府の悪口で世の中溢れてるけど誰も逮捕なんかされてないよ。そういう意味ではリアリティが全く感じられ無かった。展開のリズムは良いけどね。(労働法等についての説明長すぎ これを言いたかったのかな作者は)
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No.12:
(5pt)

疾走

素晴らしい作品だった。扱っているテーマは重く、ともすればアンタッチャブルな、まさに今世間を賑わせている「J」ともリンクするような、大きくなりすぎて権力を持ちすぎた会社と戦うことになった小さな小さな男たちの話。

今の日本の本当に憂うべき側面を、当然小説という特性上かなりビビッドに描いてはいるが、そんなに大げさには感じない。

本当に若い労働者の方にも読んでもらいたいし、日本人はこのままどこにも影響を与えない小さな愚痴をこぼしながら日常を消費していくと、本当に大変な世の中になるだろうという、近い未来への絶望を示唆しているのと同時に、我々がこの作品の若者たちのほんの何分の一でも勇気を持って立ち上がることができれば、まだ間に合うかもしれないというわずかな希望を感じることができる熱い作品だった。
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No.11:
(4pt)

昔の労働思い出す。

犯罪者の時と同時にくらいに楽しめたけど私的には犯罪者の方が面白かった気がした。でも、これはこれでアリかもしれない。
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No.10:
(5pt)

10代、20代に読んでもらいたい

太田さんの著作はいつも頭をガツン!とされる。
でも中年オヤジじゃそこまでなんだよなあ。
それに自分は経営者であるから、派遣社員やバイトを使うことで
非常に助かっている。
つまり、どちらかと言えば体制派だから
現状を変えたいとは思わない自分がいるので
何かを変えるために動こうとは思わない。
だから10代、20代にこれを読んでもらって
自分の中で「考えて」もらいたい。
この本の中身を鵜呑みにしろとは言わないけど、
史実と著者の考えをきちんと区別したうえで、
「考えて」欲しい。
そうすれば少なくとも若者の投票率は上がると思う。
若者の投票率が上がれば今いる政治屋も多少は変わってくるだろう。
国会では居眠りして、或いは国費で海外旅行して、
選挙区では年寄相手に握手して手を振って回って
それで終わりにしたらあっという間に若者の票によって
蹴落とされることを現実としてつきつけられたら
彼らの眼も醒めることだろう。
だから、是非10代、20代にはこの本を読んで
自分で「考える」きっかけにしてもらえたらと思う。

時間軸が飛ぶのは最初は少し戸惑いがあったけど、
読んでいくにつれ全く苦にならなかった。
刑事コンビの描写は流石相棒の脚本家という感じがした。
「民主主義の投下」
日本人は原爆投下よりもこちらの「投下」の方が実はきつかったかもしれない。
欧米は市民が権利を勝ち取ってきた歴史があるけど、
日本にはそれがない。
憲法から女性参政権、労働権、農地改革
何から何まで「投下」されたもの。
それでも「戦後復興」「高度経済成長」「一億総中流」という
お題目があったので何も考えず、それに向かって突き進めばよかったけど、
それがバブル崩壊でとどめを刺された後は
本来なら寄って立つべき「民主主義」がそもそも借り物だったため
不安定になり始めた。
いやあると思っていた「民主主義」が実際はなく
資本家に搾取される「奴隷社会」しかないことに
呆然としているという感じだろうか。

正直な話、ミクロ的には自分は今勝ち組にいて、少なくともまだ見ぬ孫くらいまでは
裕福に暮らせるだけのものは作ったのでどうでもいいと言えばどうでもいいのだが、
でもマクロ的には少数がそういう安泰な状況にいても多数が貧困、考えない集団になってしまったら、
国自体が亡ぶ。
だから、10代、20代には自分で「考える」力を身につけて欲しいと思う。
そのきっかけとしてこの本は非常に参考になると思う。
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No.9:
(4pt)

未明の砦

なかなか分厚い本だな〜と思いましたが、映画を観ているような感覚で読みやすかったです。
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4041139805
No.8:
(5pt)

直木賞級

間違えなく、近年の現代ミステリ、小説の中でも群を抜く、出色の出来。直木賞を取っていておかしくない。デビュー以来、ほぼ全作品を読んだが、宮部みゆきなど現代作家の大御所らと比肩し得るレベルに達したと思う。
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No.7:
(5pt)

著者に感動

内容も更なる事に感動しました。グイグイと引き込まれました。そして、改めて学びました。
前作の「幻夏」を読みたくさん優しく泣かせてもらい、太田愛のファンになりました。
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No.6:
(5pt)

勇者・戦士・魔法使い・僧侶

文庫になるまで待たずに読んでよかった。太田さんの作品だと犯罪者シリーズの「3人」が思い浮かぶけれど、この作品は「4人」。それがあたかもRPGの4人パーティのような役割分担で、なんだか読みやすい。3人だとなんだかそこで完結してしまいそうだけど、4人だとそこから発展していく感じもするし。ウォーターボーイズ的に。
読み終わった後も4人が心の中に生きてます。
薮下さんは松重豊さんですよね。きっと。
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4041139805
No.5:
(4pt)

思想の偏りが酷かったけどおもしろい

説明的な部分は思想の偏りが酷すぎて見ていられないほどだったけど、ストーリーや登場人物の描き方はとても良かった。
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4041139805
No.4:
(5pt)

太田さんの筆が熱い!

久しぶりの太田愛さん長編。ずいぶん待ったが、600ページ超えで読み応えぎっしり、かつ期待どおりの面白さ。テーマはすごくシリアスだが、それを描く太田さんの筆がすごく熱い!社会の不合理に抗う非正規工員の若者たちの行動力が感動的で、時々あるユーモアも楽しい(特に二人の刑事)。登場人物が全員生き生きと動いていて、最終章で全員がつながっていくところは、まさに群像劇で盛り上がる。働いている人、若い人にはきっと刺さると思います。
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No.3:
(5pt)

必読の書!100読必至!

映像、音、光がなだれ込んでくる。その瞬間からこの物語の中に居る。
怒り、憤り、学び、そして流れる涙をとめることが出来ない。
心が震えてやまない。
読むべし!
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4041139805

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