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雨滴は続く
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雨滴は続くの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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敬愛する作家西村賢太の未完の遺作とあっては、どうしても読まねばならぬ・・と新刊で求めて読み始めてから早1年近くが経ってしまっていた・・・ 彼の作品はデビュー作から読んでいたのではあるが、今回の作品は正直やや冗長退屈だった・・・ 著者の自伝的要素が強い作風は良しとして、出だしから主人公のモノローグが長く永延と続くのがやや精彩を欠き単調なので、読みすすめるには根気を必要とされたのである。 例えば、文中に主人公の好きな私小説作家として出没していた、川崎長太郎の長編小説「地下水」を思わせる作品だとは思うが、今回の作品を読みすすめるには予想に反して甚だ手こずってしまった・・・ しかし結論から言えば、やっぱり読んで良かったと思った。 西村賢太の面白さは、主人公の毒舌キャラと登場人物たちとの掛け合いだと思うが、終盤の新川(古書店主)との場面ではそれが存分に発揮されていたように感じたーー。 さようなら~西村賢太、天国で天女達に囲まれていることを心より願っている。 | ||||
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北陸地方紙のインテリ口臭女性記者 VS 心優しき鶯谷デリヘル淫売主婦の間で の貫多の心揺らぎと性的欲望の渦を描き、そして自分の小説が徐々に出版社で受け 入れられてゆく過程を著した作品。 ひとえに、冗長過ぎ、同じ内容(性的思考)のリフレインで、読みが捗らない。 また、芥川賞候補に選出された箇所も、比較的淡々としており、もっと爆発的 狂喜乱舞の感情が訪れると思っていたので意外な展開。遺作となったが、読者 としては、貫多の芥川賞受賞シーンを是非とも、読みたかったなあ~。残念!! 流れとして、当然の如く藤澤清造の「根津権現裏」を購入し、読み始めた。 | ||||
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西村賢太さん、大ファンでした。急逝、惜しまれてなりません。ただ、遺作となった本作は、正直言って全てにおいてくどい。短編、中編のあのテンポこそが、西村文学の魅力だった事に気付かされました。ご冥福をお祈りします。 | ||||
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