■スポンサードリンク
恐るべき太陽
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
恐るべき太陽の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読み進むにつれて積み重なる違和感がラストに収束! あからさまに示されていたヒントを味わうため二度読み必至! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
フランスのミステリは珍しいので、読みました。すっかり作者の罠にはまって、最後まで犯人はだれかわからずに読んでいました。なかなか面白い。語りを様々な登場人物の視点から描いて、読む側に想像を掻き立てる。作家志望の女性が熱帯の孤島に集まって、快適な環境でゴーギャンの暮らした南海の雰囲気のなかで、ミステリアスな事件が次々と起こり・・・ポリネシアの伝統や民族色の豊かな背景が、さわやかに伝わってくる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作者の作品は、何か無駄に引き延ばして、読む方が疲れるというイメージを持っていたが、今回はこの長さも気にならないテンポの良さと、意外な結末があり、満足。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
もともと「黒い睡蓮」から読み始め、新作が出るたびに読んでいました。時間を繰る術が絶妙。何でも許す。一冊一冊の巧拙はどうでもいい。そういうところにはいない作家。語り口の一人称がどうも変だ、そう思いながら違和感を抱きつつ読みすすめる。ところが、そう、そういう仕掛けがあったのである。完璧なプロットではない。宇宙を俯瞰する止まり木でこちらを覗いているような、そんなウィットに富んでいる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
マルケサス諸島のヒバオア島のペンション「恐るべき太陽」で開かれたフランス大人気作家主催の「創作アトリエ」。作家自らが選考した5人すべて女性であるあたりがすでにかなりの訳アリ感満載です。作家の出す課題にしたがっておのおのが創作を始めます。 独特の地理、風土、伝説を持つこの島に密封された彼女たちに迫る危機。「次は自分では・・・。」との大不安。さらに過去の純愛エピソードと隠された秘密。そして未解決事件と犯人。盛りだくさんの「目くらまし」を埋め込みながら怒涛の解決編になだれ込んでゆきます。 当初は無能の極みに見えた探偵役も大活躍で最後には読者の盲点をついてくれました。フランス語独特の比喩、皮肉、ユーモアがうまく日本語に翻訳されているのかはまったく不明ですが、まだまだ海外旅行を躊躇している身としては「バーチャル旅行」に連れて行ってもらえた気もします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
すべての描写にこだわりぬく、見事に構築されたミステリ。読む価値は十分にあり。 しかし出来が良いだけにメイントリック以外の粗が目につく。 なんといっても惜しいのが解決編で見えてくるようになる景色に驚きがまったくないこと。 この作品は「アリバイ崩し」とか「倒叙もの」の系譜に連なるタイプで、それを非常に珍しい高度な技巧で達成しているのだが、ラストに至って見えてくるのは、だから読者が最初から知っている景色なのだ。勿体ない!このすさまじいトリックを完遂できたなら読者がまったく予想もしていなかったラストを見せつけることだってできたはずなのに。「アリバイ崩し」「倒叙もの」は本来は短編向きの小粒なフォーマットなのだ。トリックが話のスケールに比べて大きすぎるという、ミステリ史上稀に見る欠点を抱えた作品といえる。 あとは個人的に、エピローグで唐突にねじ込まれるロマンス要素はどん引きした。そこくっつく要素皆無だっただろ? また、文中に『そして誰もいなくなった』『アクロイド殺し』のかなり核心に迫ったネタバレがあるのは先人へのリスペクトが感じられず残念。しかもこの言及、すべて削ってしまってもまったく何の問題もないのだ。 この点を含め、不要な文章が多く、全体的に長すぎる。再読して面白みを増すタイプの小説だけに、今の2/3くらいの長さに抑えて欲しかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読み切るのは大変。なぜなら、クセがあるから。まず、表紙がおしゃれ。解説は、阿津川辰海。初めて聞く名の作家だが、フランスの流行作家だという。そして、アガサ・クリスティに挑戦の売り文句。登場人物の名前が覚えにくい。300ページ過ぎるまではなかなか、のれなかったが、そこを過ぎると面白くなってくる。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!