■スポンサードリンク
第五の季節
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
第五の季節の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.53pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
時間の無駄 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
その世界では、数百年ごとに大規模な災害が起こって文明を亡ぼす。 大地と語って情報を収集し、様々な超能力を発揮するオロジェンと呼ばれる人々がいる。 オロジェンは一般人から畏怖され、時には差別される。夫に連れ去られた娘を探す母親・学校で能力を磨く少女・公的な職につくオロジェンの女と三つの視点から物語が進む。 設定は面白そうだ。が、冗長で退屈である。アクションが極端に少なく、陰鬱な描写が続く。 私の苦手なル=グィンを思わせる作風だ。思弁的でハイブロウというのか。 そういうのが好きな人には、向くかもしれない。 それにしても、本作にこの長さが必要だろうか。文庫600ページは、面白ければあっという間に読める。 しかし本書読破は、苦渋に満ちた難行だった。三部作の一作目らしいが、一冊で食傷した。 作者はアフリカ系女性作家で、反差別とフェミニズムが看板らしい。 たぶん本書の鬱屈した雰囲気は、マイノリティの情念がこもっているのだろう。 主義主張を語るのはいいよ。でも、もう少し小説として面白くないと。 ラスト数ページのアクションは、少しだけ心惹かれた。 あと、「地球との通信」という訳語は誤解を招く。惑星移民の話みたいではないか。 「大地との交信」とでもするのがベターだろう。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!