女王陛下のユリシーズ号

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評判

女王陛下のユリシーズ号の評価:

4.41/5点 レビュー 44件。 B ランク

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平均点4.41pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全71件 21〜40 2/4ページ
No.51
(5pt)

ヴァレリー艦長以下ユリシーズ号の乗組員たちが苦難の果てに見たものは・・・!

この海洋冒険小説を読んだ人はある意味、選ばれた人と呼んでいいのではないでしょうか。
それくらい本作を読むということは、生涯わすれがたい貴重な読書体験だと思います。

それは例えば自己の全てをかけた大恋愛のすえに失恋した人の胸に残る永遠の愛の記憶のようなもの、とでも言えばいいのでしょうか。誤解のないように言っておきますが、本作には恋愛シーンはいっさい出てきません。
ひとことで言えば、連合軍の大輸送船団を護送するための艦隊の旗艦「ユリシーズ号」が、スコットランド最北端の港からアイスランド、スカンジナビア半島沖を経由してソ連のムルマンスクまで向かう一週間ほどの航海の物語です。

航海中に遭遇する荒れ狂う北極海の大自然との闘いや、ナチスドイツの潜水艦Uボート、巡洋艦、爆撃機、戦闘機との決死の闘いの模様が五百数十ページにわたって淡々と語られて行きます。しかも、ヴァレリー艦長以下乗組員の命がけの努力が最終的にはほとんどすべて挫折する、あまりにも苦々しい物語です。
しかしながら、それを読んだ読者の胸に、その後の人生を支配するほどの貴重な何ものかを刻みつけずにはおかない傑作です。そんな点が、大恋愛のすえの失恋に似ているような気が個人的にはしています。

この作品が大好きだという女性のレビュアーさんが何人もいらっしゃることからも分るとおり、ヴァレリー艦長以下ユリシーズ号の乗組員たちが、次々に降りかかる危難にあたって口にする言葉や英雄的な行為の数々は、男女を問わず読む者の心を揺さぶらずにはいません。
アリステア・マクリーンが本作を世に出してから60年余り、海洋冒険小説の古典的傑作との評価は、もはや揺るぎないものがあると感じました。
女王陛下のユリシーズ号 (1967年) (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: 女王陛下のユリシーズ号 (1967年) (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
B000JA93B8
No.50
(5pt)

ヴァレリー艦長以下ユリシーズ号の乗組員たちが苦難の果てに見たものは・・・!

この海洋冒険小説を読んだ人はある意味、選ばれた人と呼んでいいのではないでしょうか。
それくらい本作を読むということは、生涯わすれがたい貴重な読書体験だと思います。

それは例えば自己の全てをかけた大恋愛のすえに失恋した人の胸に残る永遠の愛の記憶のようなもの、とでも言えばいいのでしょうか。誤解のないように言っておきますが、本作には恋愛シーンはいっさい出てきません。
ひとことで言えば、連合軍の大輸送船団を護送するための艦隊の旗艦「ユリシーズ号」が、スコットランド最北端の港からアイスランド、スカンジナビア半島沖を経由してソ連のムルマンスクまで向かう一週間ほどの航海の物語です。

航海中に遭遇する荒れ狂う北極海の大自然との闘いや、ナチスドイツの潜水艦Uボート、巡洋艦、爆撃機、戦闘機との決死の闘いの模様が五百数十ページにわたって淡々と語られて行きます。しかも、ヴァレリー艦長以下乗組員の命がけの努力が最終的にはほとんどすべて挫折する、あまりにも苦々しい物語です。
しかしながら、それを読んだ読者の胸に、その後の人生を支配するほどの貴重な何ものかを刻みつけずにはおかない傑作です。そんな点が、大恋愛のすえの失恋に似ているような気が個人的にはしています。

この作品が大好きだという女性のレビュアーさんが何人もいらっしゃることからも分るとおり、ヴァレリー艦長以下ユリシーズ号の乗組員たちが、次々に降りかかる危難にあたって口にする言葉や英雄的な行為の数々は、男女を問わず読む者の心を揺さぶらずにはいません。
アリステア・マクリーンが本作を世に出してから60年余り、海洋冒険小説の古典的傑作との評価は、もはや揺るぎないものがあると感じました。
女王陛下のユリシーズ号 (ハヤカワ文庫 NV (7)) Amazon書評・レビュー: 女王陛下のユリシーズ号 (ハヤカワ文庫 NV (7))より
4150400075
No.49
(5pt)

衝撃の「体験」 読書を超越する

世はバーチャル・リアリティなんたらがおおはやりである。

赤と緑のセロハン眼鏡の映画館も楽しけりゃ、ゴーグルにむりやり携帯電話を押し込んで眼精疲労マックスで堪能する3Dもいいよね!
だが、要するにテクノロジーの助けを借りていかに脳みそをだまそうかというレベルのお話。
まあ、あと10年もすりゃ、相当な領域に達するのも間違いないでしょうな。

だが、真の仮想現実の構築は、自分の脳みそ「だけ」でやるのさ!

それを可能とするアイテムが本書である。

嘘だと思うなら、ためしにベッドに寝転がって読み始めると良い。
はじめは退屈。表現もなんか大げさじゃね?まあ、我慢我慢。
そのうち寝て読んでいられなくなるから・・
言っておくけど、血湧き肉躍るとか、興奮して居ても立ってもいられなくとか、
そんなんじゃないのよ。

申 し 訳 な い ん だ よ

この人たちが、想像を絶する厳寒の海でこんなにも頑張って頑張って頑張ってるのに
俺一人こんな布団の上でぬくぬくと・・申し訳ない!ごめんなさい!
何もできない俺をゆるしてくれええええ!!!

過酷とか壮絶とかそんな言葉の問題じゃないのよ。
目の前に「現れる」絶望の光景を前に、こんなところでこんなことしかできない自分を責めることしか!

・・・
30年前の実体験ですが、煎餅布団から突如立ち上がった後、
読み終わるまで、小汚い下宿部屋の中をうろうろ歩き回ったことをはっきり覚えています。
心をゆさぶらる「読書」は数在れど、実際に肉体まで突き動かされた「体験」は、後にも先にもこのときだけです。

ある意味、唯一無二。

ユリシーズ号の乗務員たちと共有する極限の「体験」が、
戦争はダメだよとか、人はこうあるべきだよねとか、言葉によるあらゆる毀誉褒貶を、
心を切り裂く寒風と共にこの世の果てまで吹き飛ばすことでしょう。
女王陛下のユリシーズ号 (1967年) (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: 女王陛下のユリシーズ号 (1967年) (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
B000JA93B8
No.48
(5pt)

衝撃の「体験」 読書を超越する

世はバーチャル・リアリティなんたらがおおはやりである。

赤と緑のセロハン眼鏡の映画館も楽しけりゃ、ゴーグルにむりやり携帯電話を押し込んで眼精疲労マックスで堪能する3Dもいいよね!
だが、要するにテクノロジーの助けを借りていかに脳みそをだまそうかというレベルのお話。
まあ、あと10年もすりゃ、相当な領域に達するのも間違いないでしょうな。

だが、真の仮想現実の構築は、自分の脳みそ「だけ」でやるのさ!

それを可能とするアイテムが本書である。

嘘だと思うなら、ためしにベッドに寝転がって読み始めると良い。
はじめは退屈。表現もなんか大げさじゃね?まあ、我慢我慢。
そのうち寝て読んでいられなくなるから・・
言っておくけど、血湧き肉躍るとか、興奮して居ても立ってもいられなくとか、
そんなんじゃないのよ。

申 し 訳 な い ん だ よ

この人たちが、想像を絶する厳寒の海でこんなにも頑張って頑張って頑張ってるのに
俺一人こんな布団の上でぬくぬくと・・申し訳ない!ごめんなさい!
何もできない俺をゆるしてくれええええ!!!

過酷とか壮絶とかそんな言葉の問題じゃないのよ。
目の前に「現れる」絶望の光景を前に、こんなところでこんなことしかできない自分を責めることしか!

・・・
30年前の実体験ですが、煎餅布団から突如立ち上がった後、
読み終わるまで、小汚い下宿部屋の中をうろうろ歩き回ったことをはっきり覚えています。
心をゆさぶらる「読書」は数在れど、実際に肉体まで突き動かされた「体験」は、後にも先にもこのときだけです。

ある意味、唯一無二。

ユリシーズ号の乗務員たちと共有する極限の「体験」が、
戦争はダメだよとか、人はこうあるべきだよねとか、言葉によるあらゆる毀誉褒貶を、
心を切り裂く寒風と共にこの世の果てまで吹き飛ばすことでしょう。
女王陛下のユリシーズ号 (ハヤカワ文庫 NV (7)) Amazon書評・レビュー: 女王陛下のユリシーズ号 (ハヤカワ文庫 NV (7))より
4150400075
No.47
(5pt)

間違いなく

名作。これぞ冒険物の真骨頂。
何度も読み返しました。
 
確かに、他の方も書かれているように・・
読まずに死ねるか!
 
感動します。
壮絶で冷酷で熱い、男達の海の世界を味わいたい方、
ぜひ、どうぞ。
女王陛下のユリシーズ号 (1967年) (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: 女王陛下のユリシーズ号 (1967年) (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
B000JA93B8
No.46
(5pt)

間違いなく

名作。これぞ冒険物の真骨頂。
何度も読み返しました。
 
確かに、他の方も書かれているように・・
読まずに死ねるか!
 
感動します。
壮絶で冷酷で熱い、男達の海の世界を味わいたい方、
ぜひ、どうぞ。
女王陛下のユリシーズ号 (ハヤカワ文庫 NV (7)) Amazon書評・レビュー: 女王陛下のユリシーズ号 (ハヤカワ文庫 NV (7))より
4150400075
No.45
(5pt)

読まずに死ねるか

海洋冒険小説の白眉といって差し支えないでしょうね。男達の闘いと生き様、死に様を通して、人間の誇りとはなにかを考えさせてくれる。単なる冒険小説を越えたものが読後に残る名作。
女王陛下のユリシーズ号 (1967年) (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: 女王陛下のユリシーズ号 (1967年) (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
B000JA93B8
No.44
(5pt)

読まずに死ねるか

海洋冒険小説の白眉といって差し支えないでしょうね。男達の闘いと生き様、死に様を通して、人間の誇りとはなにかを考えさせてくれる。単なる冒険小説を越えたものが読後に残る名作。
女王陛下のユリシーズ号 (ハヤカワ文庫 NV (7)) Amazon書評・レビュー: 女王陛下のユリシーズ号 (ハヤカワ文庫 NV (7))より
4150400075
No.43
(5pt)

地味だけど面白い作品、ダイドー級模型が欲しくなる!

自分が探し求めていた様な小説でした。

メインとなる主人公艦は、活躍をする訳ではありません。
ひたすら、自然やドイツ軍に嬲られ続け、大きな戦果をあげる事もなく物語が終了します。

だけど、それがかっこよかった。
たった一つ作戦を丁寧にそして海の男達の生き様が描写されています。

正直な話今まで、 戦記小説やドキュメント物は読んできましたが、
心の友から面白いというものはあまり無かった。
このジャンルが好きである為に読んできたという部分が少なからずありました。

しかし、この本は違います。心の底から面白かった。どのシーンが、良かったかといえば目立つシーンがないため思い出すのは難しいです。
でも、本を通しての良さが滲みでてきます。

また、ドイツ軍の方が一枚上手で、主人公達の翻弄されてる感じも非常に良い感じでした。

ただ、難点をあげると
地味です。活躍も物語の起伏少なめ坦々とピンチが訪れます。だんだんと状況が悪くなって行く感じです。
好きな人には受けるでしょうが、苦手な人も多いのではないかと思います。
まぁ、そういう人が手に取る様な作品でも思いますがね。
永遠の0とか好きな知り合いに薦めてみたら、クソミソでしたよ。
万人にはウケなくとも、非常に優れた作品だと思います。
女王陛下のユリシーズ号 (1967年) (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: 女王陛下のユリシーズ号 (1967年) (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
B000JA93B8
No.42
(5pt)

地味だけど面白い作品、ダイドー級模型が欲しくなる!

自分が探し求めていた様な小説でした。

メインとなる主人公艦は、活躍をする訳ではありません。
ひたすら、自然やドイツ軍に嬲られ続け、大きな戦果をあげる事もなく物語が終了します。

だけど、それがかっこよかった。
たった一つ作戦を丁寧にそして海の男達の生き様が描写されています。

正直な話今まで、 戦記小説やドキュメント物は読んできましたが、
心の友から面白いというものはあまり無かった。
このジャンルが好きである為に読んできたという部分が少なからずありました。

しかし、この本は違います。心の底から面白かった。どのシーンが、良かったかといえば目立つシーンがないため思い出すのは難しいです。
でも、本を通しての良さが滲みでてきます。

また、ドイツ軍の方が一枚上手で、主人公達の翻弄されてる感じも非常に良い感じでした。

ただ、難点をあげると
地味です。活躍も物語の起伏少なめ坦々とピンチが訪れます。だんだんと状況が悪くなって行く感じです。
好きな人には受けるでしょうが、苦手な人も多いのではないかと思います。
まぁ、そういう人が手に取る様な作品でも思いますがね。
永遠の0とか好きな知り合いに薦めてみたら、クソミソでしたよ。
万人にはウケなくとも、非常に優れた作品だと思います。
女王陛下のユリシーズ号 (ハヤカワ文庫 NV (7)) Amazon書評・レビュー: 女王陛下のユリシーズ号 (ハヤカワ文庫 NV (7))より
4150400075
No.41
(5pt)

地味だけど面白い作品、ダイドー級模型が欲しくなる!

自分が探し求めていた様な小説でした。

メインとなる主人公艦は、活躍をする訳ではありません。
ひたすら、自然やドイツ軍に嬲られ続け、大きな戦果をあげる事もなく物語が終了します。

だけど、それがかっこよかった。
たった一つ作戦を丁寧にそして海の男達の生き様が描写されています。

正直な話今まで、 戦記小説やドキュメント物は読んできましたが、
心の友から面白いというものはあまり無かった。
このジャンルが好きである為に読んできたという部分が少なからずありました。

しかし、この本は違います。心の底から面白かった。どのシーンが、良かったかといえば目立つシーンがないため思い出すのは難しいです。
でも、本を通しての良さが滲みでてきます。

また、ドイツ軍の方が一枚上手で、主人公達の翻弄されてる感じも非常に良い感じでした。

ただ、難点をあげると
地味です。活躍も物語の起伏少なめ坦々とピンチが訪れます。だんだんと状況が悪くなって行く感じです。
好きな人には受けるでしょうが、苦手な人も多いのではないかと思います。
まぁ、そういう人が手に取る様な作品でも思いますがね。
永遠の0とか好きな知り合いに薦めてみたら、クソミソでしたよ。
万人にはウケなくとも、非常に優れた作品だと思います。
女王陛下のユリシーズ号 (ハヤカワ文庫 NV (7)) Amazon書評・レビュー: 女王陛下のユリシーズ号 (ハヤカワ文庫 NV (7))より
4150400075
No.40
(4pt)

既読の本です

ずいぶん以前に読んで、この本の面白さは知ってました。もう一度読みたくなったものです。
女王陛下のユリシーズ号 (1967年) (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: 女王陛下のユリシーズ号 (1967年) (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
B000JA93B8
No.39
(4pt)

既読の本です

ずいぶん以前に読んで、この本の面白さは知ってました。もう一度読みたくなったものです。
女王陛下のユリシーズ号 (ハヤカワ文庫 NV (7)) Amazon書評・レビュー: 女王陛下のユリシーズ号 (ハヤカワ文庫 NV (7))より
4150400075
No.38
(3pt)

探していました。

むかしむかし子供の頃に漫画見て以来、もう一度見たいと忘れる事がありませんでした。
今回原作を見つけて読んでみた訳ですが、前半のまわりくどさにはいささか閉口したものの、
後半の臨場感溢れる戦闘シーンになると、子供の頃に味わった時の感動、悲しさがよみがえってきます。
買って良かったと思います。
女王陛下のユリシーズ号 (1967年) (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: 女王陛下のユリシーズ号 (1967年) (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
B000JA93B8
No.37
(3pt)

探していました。

むかしむかし子供の頃に漫画見て以来、もう一度見たいと忘れる事がありませんでした。
今回原作を見つけて読んでみた訳ですが、前半のまわりくどさにはいささか閉口したものの、
後半の臨場感溢れる戦闘シーンになると、子供の頃に味わった時の感動、悲しさがよみがえってきます。
買って良かったと思います。
女王陛下のユリシーズ号 (ハヤカワ文庫 NV (7)) Amazon書評・レビュー: 女王陛下のユリシーズ号 (ハヤカワ文庫 NV (7))より
4150400075
No.36
(5pt)

1週間の話だったんですね。

久しぶりに読み返したくなり、
買いました。
なんと苦しいl週間なんでしょう。
女王陛下のユリシーズ号 (1967年) (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: 女王陛下のユリシーズ号 (1967年) (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
B000JA93B8
No.35
(5pt)

1週間の話だったんですね。

久しぶりに読み返したくなり、
買いました。
なんと苦しいl週間なんでしょう。
女王陛下のユリシーズ号 (ハヤカワ文庫 NV (7)) Amazon書評・レビュー: 女王陛下のユリシーズ号 (ハヤカワ文庫 NV (7))より
4150400075
No.34
(5pt)

すでに言い尽くされていますが

戦争小説のタミヤ模型と言うか、とにかくリアルで迫力があり、作者の情熱が凄まじく、日本でなら、芥川賞・直木賞が取れる出来です。
司馬遼太郎さんの「坂の上の雲」でも、日本海海戦場面は凄まじい描写ですが、あれを遙か〜に凌ぎます。
(余談ながら、この本を初めて読んでから十数年後、とある元英国領の島へ、経由地として飛行機が着陸し、銃を持った黒人兵が監視する空港の売店を覗いたら、マクリーン作品が目に付く場所に、ほぼ全作品(ペーパーバック)が棚に有ったのは驚きました。そのまま購入を考えたものの、待てよ、日本語訳ですら読むのが大変なのに原書はなぁと思い、断念。それくらい、英語圏の人々には好まれる書物なんですね。)

ラストで、生き残った人物が思い人(女性)に会おうとするネタもあり、激闘の余韻から抒情詩となってエンディングを迎える所も司馬・マクリーン共共通してます(偶然です)。
今映画化するなら、タイタニックのキャメロン監督に任せるべきかと。
ネットには、宇宙戦艦ヤマトの元ネタなんて話もありますが、浪花節的な要素も多分にあり、病身に鞭打つ艦長とか、親を見殺しにしてしまう下士官とか、泣かせる話も満載。マクリーン作品は後半から一気に畳み掛けて来ますので、体力のある時に読んでおくのがよろしいかと。
女王陛下のユリシーズ号 (ハヤカワ文庫 NV (7)) Amazon書評・レビュー: 女王陛下のユリシーズ号 (ハヤカワ文庫 NV (7))より
4150400075
No.33
(5pt)

海上戦の本質を描いた作品

海戦映画・戦記小説と言うと誰もが戦艦の大砲撃戦、空母機動部隊の殴り合い、水雷戦隊の夜襲、潜水艦VS駆逐艦の息詰まる死闘という物を連想するが、それらの裏方に潜むロジスティクスに目を向けられた作品は少ない。船団護衛戦、すなわち補給を巡る戦いが戦争その物を決するという事に、私が気づくきっかけになった名作である。勇壮・悲壮という感情面だけで評価してしまうには惜しいと思う。本作を読後に「海上護衛戦」に巡り合い、戦争では何が重視されなければならないかを考えさせられた。
女王陛下のユリシーズ号 (1967年) (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: 女王陛下のユリシーズ号 (1967年) (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
B000JA93B8
No.32
(5pt)

海上戦の本質を描いた作品

海戦映画・戦記小説と言うと誰もが戦艦の大砲撃戦、空母機動部隊の殴り合い、水雷戦隊の夜襲、潜水艦VS駆逐艦の息詰まる死闘という物を連想するが、それらの裏方に潜むロジスティクスに目を向けられた作品は少ない。船団護衛戦、すなわち補給を巡る戦いが戦争その物を決するという事に、私が気づくきっかけになった名作である。勇壮・悲壮という感情面だけで評価してしまうには惜しいと思う。本作を読後に「海上護衛戦」に巡り合い、戦争では何が重視されなければならないかを考えさせられた。
女王陛下のユリシーズ号 (ハヤカワ文庫 NV (7)) Amazon書評・レビュー: 女王陛下のユリシーズ号 (ハヤカワ文庫 NV (7))より
4150400075