■スポンサードリンク


小説作法の殺人



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
小説作法の殺人

小説作法の殺人の評価: 4.67/5点 レビュー 9件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.67pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全9件 1~9 1/1ページ
No.9:
(5pt)

トラベルミステリー風のエンタメ

タイトルからして少し固い内容なのかな?と思いましたが、西村京太郎サスペンスのような旅情あふれるエンタメ推理小説でした。ヒロインの女性がとても魅力的。続編が出たらまた買って読むと思います。
小説作法の殺人Amazon書評・レビュー:小説作法の殺人より
4396636342
No.8:
(5pt)

奇書。にもかかわらず、正統派!

新潮社で永年、編集者を務め、数々のベストセラーを輩出してきた後、カルチャーセンター講師、   京都造形芸術大学文芸表現学科教授として後進の指導でも名望高い作者による、事実上の小説デビュ   ー作。〝本格〟風謎解きミステリーにして、エンタメ小説を書く奥義を伝えるという、敢えて果敢に   二兎を追いながらも、奇書にして、セオリー通りの正統派、すなわちオーソドックスという離れ業を   演じるのに成功したのは、まさにプロの技。舌を巻くほかない。
 小説創作教室に通っていた若い女性「理沙」が、一人暮らしの自宅マンションで謎めいた不審死を
遂げる。書きかけの小説「失踪」が残され、作中では、書き手と思しき「理沙」がマレーシアのペナ
ン島のコンドミニアムに住む夫婦のもとを訪れ、自分の本当の名前は「星那」で、幼時に誘拐された
夫妻の実の娘です、と名乗りをあげる。「理沙」は事実を書き残そうとしたのか?
 小説教室で同僚だった女性「マリ」は、「常念勝」が経営する探偵事務所を訪れ、真相の解明を依頼
する。「理沙」の愛人兼パトロンで、不動産会社を経営する資産家「中森」から潤沢な資金提供を受け、
「マリ」と「常念」の即席探偵コンビが、謎に満ちた「理沙」の過去を辿る。
 「告白しますが、小説を書いたことは実はあるのです。しかし、その出来たるや惨憺たるもので、
理論家が実践家とイコールではないことを痛感し、それからは無駄な抵抗はやめることにした次第で
す。正直に申し上げて、私は小説を書くことはできません。しかし、小説の書き方を教える皆さんに
お教えするのはできるのです。」
 作中、創作教室の講師「並木幸太郎」は、こんな呼びかけを生徒にしている。恐らく、作家にとっ
ての創作がこの文言との戦いだったのは、想像に難くない。極めてスムーズで魅惑的な起動、視点の
位置取り、明快な時間軸、そして何より、特筆すべきは、期待を上回るどんでん返しを演出し、片時
も読者を飽きさせない巧妙な構成術だろう。華麗な前言撤回で、作家は賭けに勝ってみせたのだ。
小説作法の殺人Amazon書評・レビュー:小説作法の殺人より
4396636342
No.7:
(5pt)

タイトルに偽りなし まさに小説作法

展開が読めそうで最後の最後まで読めない王道ミステリー
さらにいつのまにか小説の書き方まで学べる
レビュー通りの名作
小説作法の殺人Amazon書評・レビュー:小説作法の殺人より
4396636342
No.6:
(4pt)

ミステリ作家志望者に最適‼️

さすが編集者が書くミステリ。過不足なく手掛かり、ミスディレクション、そしてどんでん返し。
ネットで小説を書いているムキに強くおすすめします。毎日連載することに追いまくられていませんか?小説を書くには“タメ”が必要です。元編集者が元編集者のミステリをお勧めする最大の理由です。
小説作法の殺人Amazon書評・レビュー:小説作法の殺人より
4396636342
No.5:
(4pt)

とにかく読み易い!

軽快なリズムで読み進めることができる、長旅のお供にオススメな一冊です。
小説作法の殺人Amazon書評・レビュー:小説作法の殺人より
4396636342
No.4:
(5pt)

寄せ木細工を開けていくと次々新しい視界が・・・。

電車で読んだら乗り越し必至です。読み出したら止まりません。
劇中劇ならぬ小説中小説。
寄せ木細工のような組み立てながら、開けていくのは容易で、次々視界が開けます。
おもしろい!
小説作法の殺人Amazon書評・レビュー:小説作法の殺人より
4396636342
No.3:
(4pt)

変わったタイトル

プロの読み手と言える新潮社の元編集長が書くミステリー小説。

友人の死に不信感を抱く女性から、その調査依頼を受けた探偵が、遺作となった小説を手掛かりに、故人の過去を辿る展開。

適度なアクションシーンもありつつ、謎の素性が徐々に明らかになっていき、ラストの事件解明からもうひと捻りの仕掛けまで、まさしく正攻法のミステリーでした。
小説作法の殺人Amazon書評・レビュー:小説作法の殺人より
4396636342
No.2:
(5pt)

ミステリーのお手本

意外性に満ちたメタな展開。小説講座の講師を長く務めた方だけに、ミステリーのお手本のような小説です。
小説作法の殺人Amazon書評・レビュー:小説作法の殺人より
4396636342
No.1:
(5pt)

ザ、ニッポンのミステリー

言葉、言葉、言葉。行間が無いほど埋め尽くされた描写と言葉の森の中で、何が真実で何がまやかしなのかと翻弄されながら読み進む。登場人物は膨大で、舞台は東京から神戸、大阪、京都、石垣島、河口湖へと目まぐるしく転々とし、現在から過去へ、現実から創作の中へ、それぞれの舞台、それぞれの人物描写がきめ細かく書き込まれて息をつくヒマも無い。ノリツッコミというのかオチまでキッチリ書き込まれて、読者にはツッコミさえ許さない。
さあどうだ、書き漏らしは無い。全て手の内は全て見せた。関係者を一堂に集め、由緒正しい種明かしが始まる。からのさらにもう一転。登場人物の感情に深く入り込まず、サラリとした人間関係と暴力シーンがユーモラスなのが日本的と言えば日本的なのだが、多少違和感を感じていた。その理由は最後の最後に明らかに。予想は可能なのに予想外の結末。お見事。してやられた。
小説作法の殺人Amazon書評・レビュー:小説作法の殺人より
4396636342

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!