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百花の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.98pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全29件 21~29 2/2ページ
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川村元気さんの作品は億男以外は全部読んでいます。今作品は一気にテーマが近くなったというか寓話性が薄れているように感じました。かといって、面白くないということは全くなく、むしろその逆で非常に面白い。あらすじを読むと、いかにも重たそうな話に見えて、その実、作者の優しい視点に癒やされたかと思います。やっぱり上手いな、この作者は好きだなと思えました。これからも多作とはいかずとも、小説執筆の継続を強く望みたいと思います。売れ筋やエンタメ性が他の作品に比していくぶん劣っていても、こういう作品は読まれ、また望まれるべきかと感じました。 | ||||
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本屋さんお勧めで知って購入しましたが、人生とは?を考えさせられる作品でした。 | ||||
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良かったです。高齢の母を持つ身としては、凄く、今後の参考になりました。これを活かせたらと思ってます。 | ||||
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親子の葛藤。老いと認知症。百合子と泉の母子親子を軸として、それらが一つの話の中に詰め込まれています。ドラマになったらきっとこんな風景なんだろうなあと想像力をかき立ててくれる文章はさすがだなあと思います。 産み落とされた生命は親子としての絆を求め、やがて人を好きになり新たな絆が生まれる。新たな生命を作り、躊躇しながらまた新たな絆。やがて老い、絆は自分の頭の中へと帰り、ひっそりと死に至る。そんな普遍的とも言える生命の連鎖のことがしっかりと頭の中に浮かびました。 | ||||
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自分のように、亡くした親に対して色々な想いが交錯する身には、読んでいてとても辛い気持ちになりました。 自分には親に対して色々な後悔があって、でももし昔に戻ったとしても、またきっと何も出来ない気がしていて。うーん、、苦しい。 ただ、この作品はぜひ似た経験をした人もそうでない人も、読んで欲しいです。 生きること、死ぬこと、生まれること。何の正解もなく、かつ正解が一つではないのがこの世なんだよな。 | ||||
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今作のテーマはは高齢者問題、認知症、人生100年時代の訪れと共に全ての人が直接的ないし間接的に関わることになる問題である。 川村元気の小説はとても理知的で冷静な口調で綴られているように思う。 社会課題や世相、世代感を意識したモチーフが多いからか、その分析力を背景に感じる。 けれど、けして無機質なわけではない。 そこに生きる人物は、まさしく現代を生きる私たちが共感できる存在だ。 結婚や出産など一義的に定まった幸福に違和感を覚える、当たり前の人生を送ることは至極大変なこと、窮屈感。 驚くべきほどに等身大の世界観で、確かな熱量を感じ取れる。 薄れゆく中でも愛が確かにそこにあったことを忘れてはいけないと、心から思える小説でした。 | ||||
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「もしも人工知能に個性や才能を与えるとしたら、何かの記憶を失わせればいいんでしょうね。例えば、赤の記憶、膿の記憶、愛の記憶」 認知症に真正面から立ち向かって肯定的に捉えた作品。回りくどくなく読みやすい。 人間の美しさは何か満ち足りないものを得ようとする意志から生まれる。人工知能には忘れるという概念がないためなにか足りないものを渇望できない。ではそもそも意志とはなんなのか。 ユハリは『ホモ・デウス』で「人間はアルゴリズムであり、本当の意味での自由意志は存在しない」といっているがそれはデカルトが「悪霊がそう思わせてるだけかもしれない」といって人間の意志を疑ったのとそう変わらない。 意志とは「足りない何かを変えようとする心」だと思う 認知症の人間でも過去のことはしっかりと覚えていることが多い。過去とは紡いできた「今」の集合体であり、子供のころに連れて行ってもらった場所、恋人としたたわいない会話、友人と笑い合った時間、そういう「今」を大切にすることでさっき食べたご飯やあなたの名前を忘れてしまっても、そのヒトは一人の人間であることができる。 そういう時間を作る大切さについて考えさせられる作品だった。 認知症の家族や知り合いがいるかたには是非読んでほしい作品だと思う。 | ||||
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一気に読み終えました。 自分にも やってくる問題かも知れません。 相手をよく知り尊重しなければ なりませんね。 | ||||
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認知症になった母と息子の物語。 母子家庭として育った泉。 母百合子はピアノを教えて生計をたてていた。 百合子は、実家とも縁をたっており、文字通り母子家庭であった。 百合子は泉に父親については全く語らないまま泉は、父を知らず成人した。 同僚の香織との結婚を機に泉は母と別居している。 百合子が認知症の気配を漂わせ始めたころ、泉は多忙で母の話を正面から受け止めることなくやり過ごす。 いよいよ百合子の病が進行、同じころ香織が妊娠し、親になるのだと意識始める泉。 百合子は、泉を放りだして、出奔していた時期がある。 哀しく切ない小説。 記憶を失い、弱っていく母を見つめる泉の心情。 幼いころからの母との思い出が編みこまれるように語られる。 年をとっていくことはなかなか大変で、生きていくということの辛さが、静かな文章の中から浮かび上がってくる。 たぶんドラマか映画になるんだろうなあ。 百合子役は、吉永小百合さん 泉役は、本木君とか西嶋君のイメージかな。 | ||||
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