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よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続
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よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全56件 41~56 3/3ページ
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「三島屋変調百物語」シリーズの8作目。聞き手がおちかから、三島屋の次男・富次郎に代わって2作目だ。3つの中編からなるが、ゾンビ小説は3つめの表題作「よって件のごとし」である。 三島屋の黒白(こくびゃく)の間にやってきたのは老夫婦だった。その夫が語るのは、自らが体験したおそろしい「ひとでなし」に襲われた話だった。死んでいるのに動き回り、かみつかれたら「ひとでなし」になってしまう。まさにゾンビだ。宮部みゆきは『荒神』で怪獣小説、「よって件のごとし」でゾンビ小説を、時代小説の中で著した。「百物語」であるからこの世のものではない存在が登場するのは当たり前だが、ぞっとするような話が続く。それにしても、一番怖いのは人間である、というのはよくあること。1話目も2話目も、そして3話目も、愚かでおそろしい人間が登場する。 最初の聞き手である、おちかにまもなく子どもが生まれる。長男である伊一郎が三島屋に帰ってくる。「三島屋変調百物語」のセカンドシーズンも大きな転機を迎えることになるのだろう。 | ||||
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最初の巻から読み続けておりますが、主人公が変わってからちょっとパワーダウンの感は否めません。 大好きな宮部さんの連作ですので今後の展開に期待しております。 | ||||
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いやぁ、みゆきワールドのほんわかさに騙されてはいけません。ちょっと突っ込んで考えるとこわいこわい…。作者の世界観の毒が散りばめられています。江戸の庶民の暮らしを楽しみながらちょっと肝を冷やすという楽しみが、ここにはつまっています。 | ||||
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御盆休みに、ゆっくり読むつもりでしたが、面白くて、一気に読んぢゃいました~( 〃▽〃) 宮部様は、描写が凄いので、鳥肌が立って、蒸し暑い夏の夜に読むのに最適です(?) 百物語も、神が出て来たり、ゾンビが出て来たりで、凄いお話ですし、富次郎も、立場が危うくなって来て、今後が心配な上に、楽しみです( 〃▽〃) | ||||
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三島屋変調百物語もいよいよ8作目に突入! おちかは出産を控え、富次郎の聞き手も板についてきた。話し手達の怪異を聞きながら、己の生きる道を模索する一作。 | ||||
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全部で三話あります。 三話とも内容が様々で、読み応えがありました。 個人的には、これから勘一さんの寿命がどのくらい なのか、また、おちかさんは真実を知っているのか が明らかになるのが気になります。 挿絵は前回の方と同じですが、あんじゅうの挿絵が 一番作品にあっている気がします。 | ||||
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大好きなシリーズです、が、今回はちょっと読むのがしんどかったです。もちろん面白いんですけれど、どの話もかなりグロい表現、たちの悪い怪異の話、しかも長い。怖い話は好きだけれど気持ちの悪さが勝る話はちょっとなあ、という感想です。おちかが聞き手の頃とはかなり趣が異なってきたような気がします。 これで区切るんでしょうか?違うよね? お兄さんも帰ってきて、おちかも母親になって、随分環境は変わりますが、まだまだ富次郎さんの身の振り方も決まっていないし、なによりおちかに関わっていた死の商人(?)みたいな人も気になるし。ここでやめたら宙ぶらりん。ちょっと軽い話なんかをはさみつつ続けてほしいです。 | ||||
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聞き手が変わることで相手への対応も変わる。次はどのような客がやってくるのか。 | ||||
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もう八冊目か。訪問者が怪談を語るという形式なので、毎回舞台や人物が一新される。 だからマンネリにならないし、いつも質が高い。今回は三本収録だ。 第一話「賽子と虻」は、厳めしさのない小さな神様たちの話だ。博打に負ける神様なんて、人間的でかわいい。造物主だから言うこと聞け、なんて奴よりよっぽどいい。虻はちょっと嫌だけど、呪い方が現代的だ。結末が切ない。 第二話「土鍋女房」は本格ホラー並みの怖さ。 第三話表題作は、ゾンビ時代劇である。怪獣やゾンビを臆面もなく登場させて、ちゃんと時代劇らしいのは見事だ。しかもちゃんと自分の世界に落とし込んでいる。 今回も充実の読書タイムを過ごさせてもらった。 | ||||
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この話100話までやら張るんか?思ったけど。この作品で一区切りって事なんやろね。 宮部さん、富次郎さん、お疲れ様でした。 | ||||
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一気に読みました。三島屋のこれからが、楽しみ。 | ||||
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三島屋シリーズ、毎年楽しみに購入しています。一話ずつ完結する百物語と、その話を聞いている三島屋さんの身の周りの変化が描かれているので、また次が出るのが今から楽しみです! | ||||
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是非、シリーズ最初からでも読んでほしいくらいにハマってます。新刊出てくるの楽しみでした。予想よりはるかに異世界、夏もあり楽しんでます。 | ||||
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きたきた捕物帖がでてから 早かったので少しびっくりと嬉しいのでその日のうちに読み終えました おちかちゃんの時より若干怖くないし語り口が違う! 相変わらず小旦那の心の声が 面白い!1番印象に残ったのは 1番最初の餅太郎さんのお話 怖くないし少年の語り方が可愛い 読んでいくうちに どうしてこんなに良い人が 今足を引きずり笑えないほど不幸なんだろうかって 少し悲しくなりながら読み終えると思いながら 小旦那の一言がとてもとても 良かった!生き直しましょうっていい事言うし! おちかちゃんでは言えない言葉言ってくれました! あぁ良かったって少し涙でそうになって。残りのふたつのお話も宮部みゆきワールド全開でした。でもお休みするんですね!おちかちゃんに赤ちゃん産まれる迄 今度いつでるのかわからないけれど楽しみに待っていたいと思います。 | ||||
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他のかたがレビューに書いていらっしゃいますが、私に届いたものも、カバーが上のほうがしわになったり、本の角がつぶれたものが届きました。内容は素晴らしいのに、残念です。一冊2000位するのに、どうして箱で送っていただけないのかなと思います。 箱ではなくても、どうにか緩衝材などを入れて送って貰えないでしょうか。 近くの本屋も品揃えが悪く、発売日に行ってもないこともあるので、Amazonさんなら、早いし、他の品物はきちんと送って貰えるからと思い、注文しましたが、カバーなとがまたつぶれたものがとどいたなと内心ではがっかりしています。 もう少し、本を送る際の梱包はどうにかなりませんか。おねがいします | ||||
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大人気作家の大人気シリーズに、いまさらレビューもなにもないとは思いつつ・・ 第一作ではまだ初期の「霊験お初」シリーズに近かった百物語も、この作家さんの才能なのでしょうが、「ぼんくら」シリーズと同様、作品の中でシリーズそのものが円熟し、凄みを増し、唯一無二の作品世界へと昇華していっています。 作品時間においてすでに物語となっている不思議譚なので、聞き手のフィルターを通すことで作者の語りの巧さを浮かび上がらせる結果となり、非常にユニークかつ稀な枠物語たりえているのがすごい。怪談、百物語といったジャンルの仕掛けをこれほど巧みにもちいたシリーズはなかなかありません。 とくにシリーズ中で聞き手を変える趣向は天才的。三島屋という聞き取りの場に必然性が増し、結果、聞き手の物語にもなる様がみごとです。 八作目となる本作ではその分、百物語そのものの魅力が減じているように感じますが、一方で聞き手の事情は重みを増し、語り手との縁を大事にしようとする聞き手の個性が引き立ちました。結果、第五作「あやかし草紙」に続くこのシリーズの白眉がまた一冊、との思いが強く、レビューを書きたいと思いました。 一人目のおちかお嬢さんは、まだまだこの作家さんらしい(しつこいですね)「重さ、綺麗さ、まじめさ」が残っており、本人に重い過去がある設定も多分に人為的でしたが、二人目の小旦那さんは、まぎれもなく江戸町人の次男坊で、かつこの作家さんにしか書けない現代の不完全燃焼な若者像も映す、巧みな造形だと思います。あと二人の聞き手が予定されているはずですが、小旦那さん同様に前もっての登場が原則だとするならば、この八作目で少し人間味が出てきた若旦那が第一候補として、第二候補は誰なのか妄想するととめどなく。二代目の跡継ぎなどもこれから登場すると楽しそう。 あえて不満を言うなら、守り役のお勝さんという要の役者がねえ・・あまりにも完全無欠でリアリティがないのですよね。でもお相手になりかけていた面白僧さん笑も二冊目で姿を消してしまったことですし、このまま黒白の間で、この作家さんらしくシリーズの中で成長し血肉を備えていくのではないかと期待しております。 この方こそは海千山千どころかご自身が最初からわけありの人ですから、個人的には小旦那さんあるいは若旦那さんと夫婦になってくだされば三島屋も百物語も安泰だと、安直な凡人の読者は勝手に思ってしままうのでした。いずれにしても、この先がほんとに楽しみな、何度も読み返してしまうシリーズです。 | ||||
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