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風花帖
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風花帖の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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題名から、内容が想像しにくいこともあり、ずっとほったらかしだった。 読み始めて、すぐどんどん話にのめり込んでいった。 時代小説というより、恋愛小説なのかな。 ふつうの時代小説だと、戦国武将が 力をつけてゆき、大大名になってゆく。 この小説では、地位の低い武士が主人公の話。 報われない愛。愛する女性のため、自分の人生を、棒に振るようなことを、2度3度…。自分には考えられない。そこまで女にのめり込むなんてありえない。そんな女性が実在したら、いいのにね。 | ||||
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綺麗な本で丁寧に送っていただき感謝しています。 ありがとうございました。 | ||||
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好きな女性が他人に嫁いでも、ずっと一途に好きでいられる男心というのは、なかなか理解できないが、江戸時代の武士の慣習の中では時折あったのかもしれない、ことが想像される。 現代のような出会いの場があれば、そうは思わない。しかし、通信手段もない当時にいたっては、一つ一つの出会いが価値あるものだったに違いない。 だからこそ、一度芽生えた恋心を死ぬまで抱き続ける印南新六の心中は察することができた。 | ||||
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ヒロインの女性は、自覚があまりないようだけれど結構自己中心的。主人公はそのせいでだいぶ翻弄されているように見えるが、それでも好きなんだからしょうがないじゃないかという感じ。 史実に基づいた政治的な話の部分は面白いが、そこに絡められた恋バナ部分は。。 ヒロインの浅慮さが残念。 | ||||
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朴訥で不器用な剣豪、新六。新六が命がけで守り抜こうと誓ったのは吉乃とその家族だった。 新六にくらべ、悪役が定番の憎々しさで信念が希薄な印象。 これは傑作と思う反面、ストーリーがどことなく「どこかで読んだような気がする」ために星を減らしました。 たぶん、新六の性格が誠実でありすぎ、ヒロインがありがちなヒロインすぎるための錯覚でしょうが……。 とはいえ、地方のお家騒動など丹念に史実をひろった小説は勉強になります。 | ||||
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史実より面白く、ダイナミックに、描かれる痛快時代劇葉室麟の傑作。 | ||||
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ただひたすらに清く真っ直ぐな悲恋に涙が溢れました。 あまりに切な過ぎる恋模様にグイグイ惹き込まれてしまいました。 新六の人間性の素晴らしさに感動です、こんな風に生きられたら、と思わずにはいられません。 あれよあれよと展開されていく騒動も面白く、ノンストップで読了。中盤以降はドキドキしながら読み進めた場面も。 オススメです!! | ||||
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朴訥な人柄にして剣豪という著者の鉄板の設定だが、 これに人妻であるヒロインの揺れる想いがうまく絡み、 気づけば感動作に仕上がってました。 全体の雰囲気としては、浅田次郎氏の壬生義士伝を彷彿とさせる内容です。 この系統が好きな人にはとくにおすすめです。 | ||||
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先日読了。結末を冒頭に出して、その経緯を追って読ませる手法はお見事。 まんまと引きずりこまれました。藩の騒動と女性は葉室氏が得意とするテーマ。 一気に読めちゃいます。オススメです。 | ||||
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実際に起きたお家騒動を葉室作品らしい内容に仕上げたと思う。「山桜記」で女性が主人公の方が書きやすい、と言っていたが登場人物の気持ちを書くのが本当に上手だと思う。本作の主人公は新六という冴えない男だが、新六が生涯守ると言ったヒロイン吉乃への想いが心に沁みた。物語の最初の頃に吉乃の台詞でこの二人は悲劇的だと知るのだか、その理由がだんだん読み進んでいくとわかる。「蜩の記」や「銀漢の賦」に並ぶ名作だと思った。ただ、事件が終わった後の方がもう少し長くても良いかと思ったので…星を一つ減らした。 | ||||
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享和三年正月五日風花が吉乃の婚儀を寿ぐように舞っていた。祝言の席には吉乃の親戚筋にあたる印南新六が藩内を二分し敗れた出雲派に属する身で勝者の派閥の菅家の婚礼に参列しぽつねんと座していた。一人だけ座が浮き寝返りたいのであろうと陰口をたたかれる中、勝者の犬甘から声を掛けられ派閥の会合に誘われ以後菅家をしばしば訪ねることに。実は吉乃の知らないところで吉乃と新六の縁組が進んでいたことかあった。三年前通りがかった素戔嗚神社で吉乃は伊勢勘十郎に無体を仕掛けられ、折よく通りかかった新六に救われたことがあった。そのすく後の御前試合で新六は勘十郎を完膚無きまで叩き伏し怪我を負わせてしまい江戸詰に。そしてこの縁組の話は流れてしまった。神社での折、新六は「わたしが吉乃様をお守りいたします このことは生涯かけて変わりませんぞ」と言った。その後、藩を二分しての争い事『白黒騒動』が起き、吉乃をそして吉乃の婚家を救おうと蝙蝠のように両派を行き来し奔走する。身動きならぬ程に騒動に巻き込まれていきついに吉乃を盾に取られ重臣の暗殺を言い渡された。この時、新六の取った行動は正しく命をもって吉乃を救う方法だった。その折も風花が舞っていた。・・・。 | ||||
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一気に読みました。これからも2回~3回と読んでいくと思います。ちなみに「無双の花」はお気に入りで、今6回目に入っています。立花宗茂…いいですね!NHKの大河ドラマにならんですかね~!木村拓哉さん主演でぎんちよ姫は杏チャンがいいですね~。すいません余談でした。 主人公、印南新六。あくまで死が前提にあって清く生きすぎた男!是非読んでください。 | ||||
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今回も、胸が熱くなりました。またまた、悲しい終わりでしたが、それでも葉室文学は、心を癒してくれます。 | ||||
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映画「蜩の記」を観た後に読んだせいか?文章の1行1行が大変に映画で言えば画面が想い描けるものとなっていました。 主人公の印南新六の人妻吉乃への一途な気持ちとその動きが大変に良く表現されていると思います。 新六の訳は誰が・・・吉乃は誰が・・・なんて想像しながら読むのも楽しく一気に読めるのではないでしょうか? そんな味わい深い一作だと思います。 | ||||
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