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(短編集)

夜はわが友



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【この小説が収録されている参考書籍】
夜はわが友 (創元推理文庫)

夜はわが友の評価: 4.33/5点 レビュー 9件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.33pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(2pt)

本格推理でないSFも混じった異色短編集

シリーズキャラクター物ではない異色の短編ばかりを集めたと言うと聞こえはいいが、
ようは、シリーズ物に成れなかった不人気作品ばかりが収録されている?
ほとんどが並み以下の切れ味の悪い中途半端な短編ばかりである。
唯一のお勧めは「こういうこともあるさ」である。
SFであるが、専業SF作家には絶対書けない作品。
美人だが、わざとブスな外見を選択して生きるテレパシストが出てくるが、
筒井康隆の「七瀬」シリーズと比較すると、
筒井が商業主義で誤魔化している視点が、ホック作品では明確になっている。
火田七瀬って、本当にテレパシストとしての苦悩を背負い込んでいたのか?
真剣に生きる方法を考えていたら、
ホックのテレパシストが就いた職業に就いた筈である。
「こういうこともあるさ」のテレパシストが就いた職業に就いたなら、
国家権力に危険分子として追われる破目にならずに、幸せに暮らせた筈だがw
で面白いのは、「こういうこともあるさ」のテレパシストも結局警官に殺されるのだが、
その殺され方はSF作家には絶対書けない方法である。
「スラン」の時代から、超能力者は迫害されるのがSFの常識だが、
どうでもいい存在をわざわざ迫害する権力者は居ません。
迫害される可哀想なエスパーという視点は、逆にエリート意識の裏返しである。
超能力者への視点が素晴らしい「こういうこともあるさ」はSFファン必読である。
夜はわが友 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:夜はわが友 (創元推理文庫)より
4488201032

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