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(短編集)
夜はわが友
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夜はわが友の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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シリーズキャラクター物ではない異色の短編ばかりを集めたと言うと聞こえはいいが、 ようは、シリーズ物に成れなかった不人気作品ばかりが収録されている? ほとんどが並み以下の切れ味の悪い中途半端な短編ばかりである。 唯一のお勧めは「こういうこともあるさ」である。 SFであるが、専業SF作家には絶対書けない作品。 美人だが、わざとブスな外見を選択して生きるテレパシストが出てくるが、 筒井康隆の「七瀬」シリーズと比較すると、 筒井が商業主義で誤魔化している視点が、ホック作品では明確になっている。 火田七瀬って、本当にテレパシストとしての苦悩を背負い込んでいたのか? 真剣に生きる方法を考えていたら、 ホックのテレパシストが就いた職業に就いた筈である。 「こういうこともあるさ」のテレパシストが就いた職業に就いたなら、 国家権力に危険分子として追われる破目にならずに、幸せに暮らせた筈だがw で面白いのは、「こういうこともあるさ」のテレパシストも結局警官に殺されるのだが、 その殺され方はSF作家には絶対書けない方法である。 「スラン」の時代から、超能力者は迫害されるのがSFの常識だが、 どうでもいい存在をわざわざ迫害する権力者は居ません。 迫害される可哀想なエスパーという視点は、逆にエリート意識の裏返しである。 超能力者への視点が素晴らしい「こういうこともあるさ」はSFファン必読である。 | ||||
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