(短編集)

夜はわが友



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    初公開日(参考)2001年06月
    分類

    短編集

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    夜はわが友 (創元推理文庫)

    2001年06月30日 夜はわが友 (創元推理文庫)

    ホックといえば、誰もが、個性的な名探偵たちを思い出すことだろう。だが、あまり知られていないが、そういったシリーズもの以外の作品も数多く書いているのだ。本書は、そんな単発作品の中から二十一編を選んでまとめたもの。『サム・ホーソーンの事件簿』とは、これまたがらりと変わった陰のある登場人物たちと余韻の残る物語に、ホックの新たな魅力が発見できる傑作短編集。 (「BOOK」データベースより)




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    No.9:
    (5pt)

    推理文庫

    夜はわがともという題名に惹かれて購入しましたが、短編集であり読み応えがあります。
    夜はわが友 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:夜はわが友 (創元推理文庫)より
    4488201032
    No.8:
    (5pt)

    ミステリファンに独占させておくのは勿体無い。

    エドワード・D・ホックと云う作家は、現在入手可能な『サム・ホーソーンの事件簿』と『サイモン・アークの事件簿』の作者で、それらの解説文から、本格推理もの以外にも結構手広いジャンルの物書きをしていたらしいと云うこと位しか知らなかったのだが、本書に収められた諸短篇と、書誌案内を兼ねたフランシス・M・ネヴィンズ・ジュニアによる16頁の序文を読んで、彼が実に相当の実力を持った短篇作家だと云うことを思い知らされた。ホックはシリーズものを数多く書いたらしいが、本書の収録作品は何れも単発もの。どの作品にも何等かの形で犯罪が絡んで来たり、最後のどんでん返しがショート・ショートとして際立っていたりと、その意味ではサスペンスもの、犯罪小説ものと括ってしまっても良いのだが、謎解きがメインの話は少数で、またそう云う枠の中に閉じ込めてしまっては勿体無い輝きを、本書は持っている。

     例えば最初の「黄昏の雷鳴」。昔戦争中に犯した上官殺しの元共犯から恐喝された男が、逆襲を決意するが………。実行出来ない男の性格が鮮やかな苦い結末を齎す。殺人を犯して精神異常と鑑定された男が出所した後、ピクニックを楽しむ元友人達の家族の輪の中に入って行く、「みんなでピクニック」。ディスコミュニケーションと不条理な強行が、突き放した視点で淡々と描かれる。人の心が読める若い女と、場末のリングで八百長でわざと負けた落ちぶれたボクサーが登場する、「こういうこともあるさ」。一時交わったはみ出し者達の軌跡が、悲劇的な結末へと雪崩れ込む。車で人を轢き殺すのが趣味の男の、「人生とは?」。説明も教訓も無い、短くも鮮烈な性格描写。25年振りに母校の高校へと戻って来た、卒業生の元いじめられっ子といじめっ子達の「われらが母校」。戦争とその後の成功不成功によって歪められた力関係の緊張感が、やがて唐突に破局を引き起こす。どの作品も強烈で無情、不気味な読後感を跡に残す。

     残酷趣味に特化したモーパッサンとでも言うべきモーリス・ルヴェルの才気走った傑作や、英国風のブラック・ユーモアの毒味を悠然と効かせたロアルド・ダールの逸品を、推理小説ファンだけが読むべきではない様に、普通の短篇小説集としても、本書は十分に面白い。ホックは物凄い速筆だったらしいのだが、文体の方はそうした事情をその儘反映している様に凝ったところが無く、勢いが有って先へ先へと読ませるのだが、じっくり味わって読み返したくなる深みには欠け、その意味での文学性は高くはない。だがそれを補って余り有るのがプロットと構成の妙。人間性の闇を実に効果的に一瞬ざっくりと照らし出して、その結果をぽんと無雑作に読者の前に放り出して後は知らん顔をする様な、乾いた人間観察眼が、どの作品からも窺える。もう少し素っ気無いところを無くして、登場人物の造形に念を入れたり情景の雰囲気に肉迫する労を取っていたら、一般の文壇でも相応の評価を得られたのではないかと思わせる。短編小説好きなら是非とも手に取ってみるべき、珠玉の21篇と言うべきだろう。
    夜はわが友 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:夜はわが友 (創元推理文庫)より
    4488201032
    No.7:
    (5pt)

    Where has he been?

    Edward D. Hoch wrote over 900 short stories as well as several novels. Of all his prodigious output, he is perhaps best known for his impossible-crime stories, and of all his impossible-crime stories, “A Long Way Down” is the most famous, or at least one of the most.
    A man throws himself out of a skyscraper window and then vanishes, eventually hitting the ground dead three hours and forty minutes later. Where has he been during the three hours and forty minutes? Isn’t it too long for a man to fall down from a skyscraper window onto the ground, no matter how high the skyscraper is? This is an incident under apparently impossible circumstances.
    The solution Hoch gives at the end of the story is not likely, but the unlikelihood is no greater than mystery novels allow. After all, the plot is wonderful. Who can imagine of the plot in which a man jumps out of the window of a high building and falls down onto the ground three hours and forty minutes later?
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    4488201032
    No.6:
    (4pt)

    good!

    好きな著者ですが、発売時に買い漏らしていた本です。
    21編の短編のそれぞれが面白く、アッと言う間に読み切ってしまいました。
    夜はわが友 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:夜はわが友 (創元推理文庫)より
    4488201032
    No.5:
    (4pt)

    奇妙な味

    エドワード・D・ホック 60年代の作品集。シリーズキャラクターは登場しない(サム・ホーソンものは日本版では収録しなかったとのこと)

    ホックお得意の本格ミステリというよりは、奇妙な味の作品が多い。全体を通じては、アンハッピーエンドというかホロ苦い余韻を残す。冒頭からしばらくは、退屈してしまったが、中盤以降は、うむむ となる結末の作品あり、盛り上がった。

    面白かったのは、『夢は一人で見るもの』、『こういうこともあるさ』(次点は、『冬の逃避行』、『キャッシーに似た女』、『谷間の鷹』)

    ■夢は一人で見るもの
    犯罪で生計をたてるデイヴとヘレン。ヘレンの夢の出来事で、吉凶を占い強盗を成功させるデイヴだったが、新しい女の出現でヘレンが邪魔になり ・・・

    ■こういうこともあるさ
    アーニーのゲームセンターで働くクレディーとリタ。世の中からの隔絶した生活をおくるクレディーと、人の心が読めるリタは、ある日ボクシングの試合に出かける。応援するウェインが八百長でマットに沈む姿を目の当たりにする二人。後にウェインが、対戦相手を路上で撲殺したことを知る ・・・
    夜はわが友 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:夜はわが友 (創元推理文庫)より
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