苦役列車

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評判

苦役列車の評価:

3.84/5点 レビュー 276件。 C ランク

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平均点3.84pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全554件 501〜520 26/28ページ
No.54
(4pt)

しょうもない、でも愛すべき男の話

読んでいて何度も、「ほんと、しょうもないな〜」
とつぶやかずにはいられない、
そんなしょうもない19歳の男の話だか、なぜか最後まで
一気に読んでしまい、終わりには愛着まで湧いてくる
そんな不思議な小説だ。

主人公は19歳の男の子。中卒で、日雇いとして働いている。
過去に父親が性犯罪を犯し、引っ越しをしたりして友達と呼べる
存在もなく、日雇いもただその日を食いつないでいくための
手段。夢も希望もなく生きている。
そんなある日、日雇いの仕事中に同年代の、久しぶりに
友達になりたいと思う男の子と出会う。彼に触発され、主人公は
持ち金がなくなれば働く、というスタンスから、毎日のように
働くようになるのだが…

しょうもない彼の、しょうもない話です。
でも、やめられない。
そして、なんか文体がいいのです。古風な文体と言葉遣い。
こんなしょうもない小説、あっていいと思います。
苦役列車 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 苦役列車 (新潮文庫)より
4101312842
No.53
(4pt)

現代無頼私小説家

知り合いになったらすごく付き合いにくそうな人である。ほぼ事実を書いた私小説だという。自分を卑下しているようでいて、どこかで他者を見下している。コンプレックスというのはそうしたものだろうが、それにしてもめんどくさい人だ。
 中学校卒業以来その日暮らしの肉体労働をしてきたという暮らしぶりには圧倒される。そしてそんな無為な日々をやりすごしながら、どこかで一発逆転を虎視眈々と狙っている風でもある。
 かくして、このように有名作家となったなったわけだから、人の一念というのは大したものだ。車谷長吉(近作は私小説ではないが)と双璧を成す現代の無頼私小説家である。
苦役列車 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 苦役列車 (新潮文庫)より
4101312842
No.52
(3pt)

文学の限界

十数年ぶりに文藝春秋を購入してこの作品を読んでみましたが、「えっ、この程度で芥川賞?」というのが率直な感想。

漫画の福本 伸行の「最強伝説 黒沢」に、つげ義春の「無能の人」を混ぜて「畢竟」だの、「陥穽」だのの死語すれすれの言葉を添えてあるだけの作品に思えた。

ま、これが日本の文学の新人賞のであることは間違いないのだから、文学ってこんなものなんでしよう。
苦役列車 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 苦役列車 (新潮文庫)より
4101312842
No.51
(4pt)

しょうもない、でも愛すべき男の話

読んでいて何度も、「ほんと、しょうもないな〜」
とつぶやかずにはいられない、
そんなしょうもない19歳の男の話だか、なぜか最後まで
一気に読んでしまい、終わりには愛着まで湧いてくる
そんな不思議な小説だ。

主人公は19歳の男の子。中卒で、日雇いとして働いている。
過去に父親が性犯罪を犯し、引っ越しをしたりして友達と呼べる
存在もなく、日雇いもただその日を食いつないでいくための
手段。夢も希望もなく生きている。
そんなある日、日雇いの仕事中に同年代の、久しぶりに
友達になりたいと思う男の子と出会う。彼に触発され、主人公は
持ち金がなくなれば働く、というスタンスから、毎日のように
働くようになるのだが…

しょうもない彼の、しょうもない話です。
でも、やめられない。
そして、なんか文体がいいのです。古風な文体と言葉遣い。
こんなしょうもない小説、あっていいと思います。
苦役列車 Amazon書評・レビュー: 苦役列車より
4103032324
No.50
(4pt)

現代無頼私小説家

知り合いになったらすごく付き合いにくそうな人である。ほぼ事実を書いた私小説だという。自分を卑下しているようでいて、どこかで他者を見下している。コンプレックスというのはそうしたものだろうが、それにしてもめんどくさい人だ。
 中学校卒業以来その日暮らしの肉体労働をしてきたという暮らしぶりには圧倒される。そしてそんな無為な日々をやりすごしながら、どこかで一発逆転を虎視眈々と狙っている風でもある。
 かくして、このように有名作家となったなったわけだから、人の一念というのは大したものだ。車谷長吉(近作は私小説ではないが)と双璧を成す現代の無頼私小説家である。
苦役列車 Amazon書評・レビュー: 苦役列車より
4103032324
No.49
(3pt)

文学の限界

十数年ぶりに文藝春秋を購入してこの作品を読んでみましたが、「えっ、この程度で芥川賞?」というのが率直な感想。

漫画の福本 伸行の「最強伝説 黒沢」に、つげ義春の「無能の人」を混ぜて「畢竟」だの、「陥穽」だのの死語すれすれの言葉を添えてあるだけの作品に思えた。

ま、これが日本の文学の新人賞のであることは間違いないのだから、文学ってこんなものなんでしよう。
苦役列車 Amazon書評・レビュー: 苦役列車より
4103032324
No.48
(5pt)

この作家の前に 襟をただしたい!

一気に拝読しました。 ほんものの 紛い物でない作品に出会い グサッと 心に落ちて来ました。 生きることは 生きるとは、 今 この日本の若者に是非読んで欲しいと思いました。 無理なく自然体で 自分自身を見つめ対峙していることに、感銘を受けました。ご本人は劣悪な環境と言われていますが、 汚れを感じない、むしろ精神性の高さに脱帽です。芥川賞の全うさを信じました。そして選者の勇気に、日本の失われていない文化圏を感じています。この偉大な作家の作品を 眼を凝らして 読みたいと心から思いました。ありがとうございました。 古代紫
苦役列車 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 苦役列車 (新潮文庫)より
4101312842
No.47
(5pt)

この作家の前に 襟をただしたい!

一気に拝読しました。 ほんものの 紛い物でない作品に出会い グサッと 心に落ちて来ました。 生きることは 生きるとは、 今 この日本の若者に是非読んで欲しいと思いました。 無理なく自然体で 自分自身を見つめ対峙していることに、感銘を受けました。ご本人は劣悪な環境と言われていますが、 汚れを感じない、むしろ精神性の高さに脱帽です。芥川賞の全うさを信じました。そして選者の勇気に、日本の失われていない文化圏を感じています。この偉大な作家の作品を 眼を凝らして 読みたいと心から思いました。ありがとうございました。 古代紫
苦役列車 Amazon書評・レビュー: 苦役列車より
4103032324
No.46
(5pt)

苦しさを鋭い感性で描いています

自分自身の苦しかった時期を思い出します。そして、これから先何度か再び経験することになるのだろうか・・・。ある意味暗くなりますが・・。
私小説ならば、芥川賞を受賞した後の華やかな人生劇場もぜひ書いて欲しい!ぱーっと明るく?
苦役列車 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 苦役列車 (新潮文庫)より
4101312842
No.45
(5pt)

周りに読ませて感想を聞きたくなります?

受賞の報は「フーン」という感じでしたが、日曜の日経書評を読んで興味をもち、購入。
個人的には久々ヒットの小説。面白いです。

インパクト文章・ユーモア。笑ってしまいつつ主人公の病理心理が映す現代人の「普通」
に慄然としました。洒脱・・・という言葉の恐らく対極?粘着なのかアッサリなのか
名状し難い筆致で、ホラ!読みやがれ的にどうしようもないライフを読まされてしまう。。。
移動のあいまの1−2時間で読めてしまう小説ですが何とも言えない読後感:寂寥感・
焦燥感・絶望感が残ります。・・・ひとに読んでもらって反応みたくなります。
苦役列車 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 苦役列車 (新潮文庫)より
4101312842
No.44
(5pt)

苦しさを鋭い感性で描いています

自分自身の苦しかった時期を思い出します。そして、これから先何度か再び経験することになるのだろうか・・・。ある意味暗くなりますが・・。
私小説ならば、芥川賞を受賞した後の華やかな人生劇場もぜひ書いて欲しい!ぱーっと明るく?
苦役列車 Amazon書評・レビュー: 苦役列車より
4103032324
No.43
(5pt)

周りに読ませて感想を聞きたくなります?

受賞の報は「フーン」という感じでしたが、日曜の日経書評を読んで興味をもち、購入。
個人的には久々ヒットの小説。面白いです。

インパクト文章・ユーモア。笑ってしまいつつ主人公の病理心理が映す現代人の「普通」
に慄然としました。洒脱・・・という言葉の恐らく対極?粘着なのかアッサリなのか
名状し難い筆致で、ホラ!読みやがれ的にどうしようもないライフを読まされてしまう。。。
移動のあいまの1−2時間で読めてしまう小説ですが何とも言えない読後感:寂寥感・
焦燥感・絶望感が残ります。・・・ひとに読んでもらって反応みたくなります。
苦役列車 Amazon書評・レビュー: 苦役列車より
4103032324
No.42
(3pt)

何ともいえない不思議な文体

口語的に気軽に読めるような文体でありながら、いつの時代の言葉なのというような熟語が現れるという摩訶不思議な文章。そこに綴られた内容は人生を早々に諦めた人間の青春の記録?私小説ということですが、自分をここまで客観的に見つめていられることに著者の力強さを感じます。
 ただ、個人的には朗読できるような文体の小説が好きなので、ちょっと苦手な作風した。
苦役列車 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 苦役列車 (新潮文庫)より
4101312842
No.41
(3pt)

何ともいえない不思議な文体

口語的に気軽に読めるような文体でありながら、いつの時代の言葉なのというような熟語が現れるという摩訶不思議な文章。そこに綴られた内容は人生を早々に諦めた人間の青春の記録?私小説ということですが、自分をここまで客観的に見つめていられることに著者の力強さを感じます。
 ただ、個人的には朗読できるような文体の小説が好きなので、ちょっと苦手な作風した。
苦役列車 Amazon書評・レビュー: 苦役列車より
4103032324
No.40
(2pt)

野坂さんはどう読むだろう?

発表と同時にその作品を読むなんてことはこれが初めてである。「限りなく透明に近いブルー」などいまだに読んでない。感想は、大衆文芸誌の性風俗特集小説の一篇としか思えなかった。少年が浮かぶ瀬もなく塵芥(ちりあくた)のように、人生の川を流されてゆくのだが、芥川賞というより、芥側症といった感じだった。こういう「蟹工船」みたいな身も世もない貧乏小説は今時、珍しいのか。社会色の強い「蟹工船」というよりも、「私」小説の復活とでもいうのだろうか。

 彼の性格の悪さや救い難いねじ曲がり方というのは、描写はたしかに正直ではあるが、自分と比べてもそんなにヒドイことはないと思う。たしかに父親が性犯罪者で有名とかいうのは異常というか特殊な環境であるとは思う。だが、特殊な環境でそうなってしまったんなら読む方は「それじゃ無理もないな」と感じてしまう。

 人間の心理心情は特殊な事情を設定しなくても、もっと真っ黒い注連縄のごとくであり、とてもこんなもんじゃない。むしろ一人で悶々とする明日なき心情に一種のユーモアを感じてしまったくらいだ。それが狙いなのかな。読んでいる最中、こいつは誰か殺して終わるのかと思ったが、そういう華々しさはなかった。

 読後感としては、この困った人について特別な感慨はわかなかった。自分が冷淡なのかとも思った。が、これは小説の中だけで生きている主人公だと理解してしまったのかもしれない。恋人のいる親友に対する嫉妬心の描写などは赤裸々なことは認めるが、評判ほど迫真的だとは思わない。苦役列車というタイトルも意味不明だった。ただし、文体は独特であり、この他の作品も読みたい作家ではある。文体の独特な、と言えばあの人、野坂昭如さんはこの作品をどう読むだろうと思った。
苦役列車 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 苦役列車 (新潮文庫)より
4101312842
No.39
(2pt)

野坂さんはどう読むだろう?

発表と同時にその作品を読むなんてことはこれが初めてである。「限りなく透明に近いブルー」などいまだに読んでない。感想は、大衆文芸誌の性風俗特集小説の一篇としか思えなかった。少年が浮かぶ瀬もなく塵芥(ちりあくた)のように、人生の川を流されてゆくのだが、芥川賞というより、芥側症といった感じだった。こういう「蟹工船」みたいな身も世もない貧乏小説は今時、珍しいのか。社会色の強い「蟹工船」というよりも、「私」小説の復活とでもいうのだろうか。

 彼の性格の悪さや救い難いねじ曲がり方というのは、描写はたしかに正直ではあるが、自分と比べてもそんなにヒドイことはないと思う。たしかに父親が性犯罪者で有名とかいうのは異常というか特殊な環境であるとは思う。だが、特殊な環境でそうなってしまったんなら読む方は「それじゃ無理もないな」と感じてしまう。

 人間の心理心情は特殊な事情を設定しなくても、もっと真っ黒い注連縄のごとくであり、とてもこんなもんじゃない。むしろ一人で悶々とする明日なき心情に一種のユーモアを感じてしまったくらいだ。それが狙いなのかな。読んでいる最中、こいつは誰か殺して終わるのかと思ったが、そういう華々しさはなかった。

 読後感としては、この困った人について特別な感慨はわかなかった。自分が冷淡なのかとも思った。が、これは小説の中だけで生きている主人公だと理解してしまったのかもしれない。恋人のいる親友に対する嫉妬心の描写などは赤裸々なことは認めるが、評判ほど迫真的だとは思わない。苦役列車というタイトルも意味不明だった。ただし、文体は独特であり、この他の作品も読みたい作家ではある。文体の独特な、と言えばあの人、野坂昭如さんはこの作品をどう読むだろうと思った。
苦役列車 Amazon書評・レビュー: 苦役列車より
4103032324
No.38
(4pt)

面白いが、先が心配

環境そのものだけをみれば、貫多程度では、
まだまだ底辺には程遠い落ちぶれぶりだが、
若い身空(10代後半)であの境遇に置かれれば、
それはまるで行き先の決まった列車に乗った気分にもなるだろう。

そういう観点からすれば(つまり苦役が主観的なものだとすれば)、
ほとんどの人間が苦役列車に、一度は乗っているはずであり、
誰でも、この小説のどこかしらには、共感を覚えると思う。

ただ、今後のことを考えると、
己の体験が創作の源泉である以上、
ありきたりの生き方では、
面白味のある小説が生み出せないという点が、
この著者の限界であると思う。

無責任な取りまきや読者に乗せられて、
今後も破滅にひらめきを見出し続けるとしたら、
この著者はどうなってしまうのだろうか。
心配だ…。

同収されていた「落ちぶれて袖に涙のふりかかる」は、
貫多40代の話だが、確実に破滅の予兆はあると思うのだが…。
よくある私小説家のありふれた終わり方にならないことを祈る。
苦役列車 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 苦役列車 (新潮文庫)より
4101312842
No.37
(5pt)

私小説初体験

「私小説」というものを初めて読みました。
この小説はひねくれる要素満載の設定で飽きてしまいそうにも見えますが、
こちらの胸ぐらをつかんで離さない力強さがありひきこまれました。
苦役列車 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 苦役列車 (新潮文庫)より
4101312842
No.36
(4pt)

面白いが、先が心配

環境そのものだけをみれば、貫多程度では、
まだまだ底辺には程遠い落ちぶれぶりだが、
若い身空(10代後半)であの境遇に置かれれば、
それはまるで行き先の決まった列車に乗った気分にもなるだろう。

そういう観点からすれば(つまり苦役が主観的なものだとすれば)、
ほとんどの人間が苦役列車に、一度は乗っているはずであり、
誰でも、この小説のどこかしらには、共感を覚えると思う。

ただ、今後のことを考えると、
己の体験が創作の源泉である以上、
ありきたりの生き方では、
面白味のある小説が生み出せないという点が、
この著者の限界であると思う。

無責任な取りまきや読者に乗せられて、
今後も破滅にひらめきを見出し続けるとしたら、
この著者はどうなってしまうのだろうか。
心配だ…。

同収されていた「落ちぶれて袖に涙のふりかかる」は、
貫多40代の話だが、確実に破滅の予兆はあると思うのだが…。
よくある私小説家のありふれた終わり方にならないことを祈る。
苦役列車 Amazon書評・レビュー: 苦役列車より
4103032324
No.35
(5pt)

私小説初体験

「私小説」というものを初めて読みました。
この小説はひねくれる要素満載の設定で飽きてしまいそうにも見えますが、
こちらの胸ぐらをつかんで離さない力強さがありひきこまれました。
苦役列車 Amazon書評・レビュー: 苦役列車より
4103032324