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ジミー・ハワードのジッポー
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ジミー・ハワードのジッポーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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2019年のベトナムの描写が物足りない。 日刊誌Thoi Tre勤務の女性(昔の恋人。28歳頃。)が主人公の待つホテルに現れるのだが、仕事帰りで白いアオザイ姿。白いアオザイは高校生の制服、または観光客を相手にするサービス業の制服が多い。仕事帰りなら普通にブラウスとスカートじゃないかなあ。 日曜日の青いアオザイ。これも28歳ならありえないセンス。ツアーガイドなら制服としてありそうだが、休日に昔の恋人を案内してるわけだし。なぜ青いアオザイ??? 主人公が飲むビールは判を押したように333。実際にはサイゴンビールのほうがよく飲まれていて、レストランで333はあまりみかけない。 などなどが気にかかって物語に入り込めないです。 | ||||
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柴田哲孝を読むのは、「野守虫」(2020/1月)以来になりますが、「ジミー・ハワードのジッポー」(U−NEXT)を読み終えました。 1968年、ヴェトナム戦争、クアンチでの或る出来事から、2019年、ホーチミンへと時系列が飛び、主人公であり、小説家の桑島は、一軒の店で「ジミー・ハワードのジッポー」を手に入れます。そのジッポーは、本物なのか? そして、米国、ジョージア州、コロンバス、フォートベニング基地。アメリカ陸軍第四七歩兵連隊に所属するアライアの下へ、そのジッポーが届けられることになります。引き起こされる殺人事件。1968年1月22日、戦火のヴェトナムで一体何があったのか? 桑島の視点とアライアとその恋人・ジェイソンの視点によって、ヴェトナム戦争時のアメリカ軍の"MIA"と或る謀略が骨太なストーリーによって語られていきます。残念ながら、そのミステリの根幹を語るわけにはいきません。 特に、米国側を描き込むディティールに支えられながらの違和感のないストーリーは読ませますが、一方、昨今のより複雑なストーリー展開による欧米のスリラーを読み慣れた読者からするとその「謎」は少し物足りないと感じられます。凄みを感じさせる部分があるとすれば、それは「ヴェトナム戦争」というマテリアルの凄みであって、ストーリーテリングにあるわけではないと言っていいかと思います。 | ||||
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