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正欲
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正欲の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全249件 101~120 6/13ページ
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読み終わったときにどうリアクションを取ればいいか分からないし、言葉がでない。それでも読んで良かったと心から思える | ||||
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日経新聞夕刊で連載される『イン・ザ・メガチャーチ』の参考のために購入しました。 ちなみに日経連載も『正欲』と共通点がある内容です。 ダイバーシティ、LGBTQ、ルッキズム、ハラスメントといったテーマです。 冒頭に書かれるのでネタバレではありません。主人公の若者の男が小児性愛の事件で逮捕される。 そこに至った顛末を長々と描かれてはいます。 女性主人公が2人いて、1人はLGBTQのカテゴリーとして認められていない性愛を持ち、誰とも交流しない変わり者だが、容姿に優れた大人の女性。 もう1人は自分の容姿に劣等感を持ち、ダイバーシティ(多様性)やルッキズムのテーマを推し進める女子大生。引きこもりの兄に嫌悪感を感じている。 もう1つは、不登校の息子に悩む男性検事とその妻。 男の主人公は、他に2人います。 主人公の章は1人称視点なので、不満ばかりこぼしている印象しかなく、何かを解決しようとするポジティブな内容ではありません。 悪い言い方ですが女々しいとしか感じなかった。 娯楽作品ではないですし、内容にも共感できなかったです。 このようなテーマに関心ある方にはオススメです。 | ||||
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何が正しいのか、自分がおかしくないのか、そんなこと気にせずに生きられたのかもしれない。 『正しさ』など、一部の人間が一時的に口裏合わせをしただけのことで、絶対に正しいことなんてありうるわけがない。 だけど、社会の中で生きているうちにそれを忘れて、社会で黙認される『正しさ』にからめとられていく。 でも今私が生きているのは、その『正しさ』によって守られた結果かもしれない。そして、明日も生きていくために、また自分以外の守るべきものが明日も生きていくために『正しさ』に頼っていく。 たまたまその『正しさ』の側にいられたけれど、いつ取り殺されそうになるかはわからない。 私はそれを恐れているのかもしれない。 | ||||
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あれこれこんな時代だ、新しい時代の考え方だと謳う言葉が輝いて、そうか、そう考えるべきなのかと思っていた読み終える前の自分が恥ずかしく思えるほど、何かが違って、じゃあ何が違っていたのかを考えさせられました。 それにまだ答えは出てないですし、当分でないと思います。 読んでみてほしいのですが、世界が少し影ってて見えます、そんなきっかけになります。 | ||||
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超エリート検事で有名私立校に通う息子がいる寺井、そんな寺井の息子が不登校になる。 最初はゆ○ぼんに感化されてYouTuberになるとか言うキッズを見て「わか〜〜あまっちょろ〜〜クソガキ〜〜」と思う。小学校くらいでツラくてどうする?社会の荒波はもっとよ、と完全に検事側の意見。息子を擁護する奥さんも頼りなく見え、自分の意見とかないタイプだ、と線引き それがどうよ、、一般的に正しいとされることだけを信じる検事が、ただの融通が効かないヤなヤツにしか見えなくなる。 と同時に、始めに同調した手前、ほらあなたにもそんな一面があるよね?と言われた気持ちになる。居心地が悪い まともってなんでしょうね? 正しいと信じてきたことって本当に正しいんですかね? 「私」にとっては正しかった、それを押し付けた誰が今までいなかっただろうか? 他にも、マイノリティからも排除されたマイノリティが描かれるがこれもキツイ。 自分はセクシャルマイノリティではないが、基本的に誰にも土足で踏み躙ってほしくないと思っていて 人から何か言われても傷つかないくらいライトなところしか他人には話さない。壁を作ってしまう自覚はある。 その一方で、明らかに相手が間違ってると決めつけ、反論意見すら返ってこないことにイラついたこともある。 どの人にも共感できてしまって、共感できるほど自分の汚い気持ちが炙り出されるようでただしんどかったな。 でもそれでもオススメできる、そんな作品です。 | ||||
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ササッたところ→「マジョリティ側に生まれ落ちたゆえ自分自身と向き合う機会は少なく、ただ自分がマジョリティであるということが唯一のアイデンティティになる。そう考えると特に信念のない人ほど、"自分が正しいと思う形に他人を正そうとする行為" に行き着くというのはむしろ、自然の摂理なのかもしれない」 信念がない…耳が痛い。そう思う自分は多様性をワカッタ気になって、流行くらいにしか感じていない、マジョリティ側であぐらをかいている人なんでしょうね… | ||||
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下がって下がってちょっと昇ってまたちょっと昇ってそこからどん底に叩き落とされたって感じの本 間接照明のように光れ希望よ…いなくならないから | ||||
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とても良い商品です | ||||
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朝井さんの作品自体読んだのが初めてで、本屋さんで表紙買いをしたのですが、自分には凄く刺さりました。 普通、多様性ってどこまでの幅を持たせたら良いのか。多くの人と違う考え方や行動をどれだけ許容すれば、普通と思う人、思わない人のお互いが共存し合えるのか欲に限らず考えさせられます。読んで終わりではなく、これから自分の中で考え続ける内容でした。 | ||||
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自分の性的マイノリティを晒して生きられるのは 晒しても許される性癖だけ 本文でもこう謳われていて、中心人物3人の性癖は 水に興奮するという性的マイノリティの中でも、かなり特殊。 でも忌み嫌われるかというと違うかなと思うし、 3人とも基本スペックは低くなく恵まれてないとは言い切れない。 世の中にはもっと考えられない性癖の持ち主がいるけど、 そこには踏み込まないし、小児性愛好者をばっさり切り捨ててることから 作者さんの作風や大衆受けを考えると、 ここらへんが線引きのラインなのかなと思いました。 見せ方もさすがだとは思いますし、つまらなくは決してないですが、 このテーマ。まだまだ踏み込めるし、 違う見せ方もあるんじゃないかと思う次第です。 | ||||
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読みましょう | ||||
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理解できない世界は確実にあって、その理解できない世界を理解したいですと、無遠慮に手を差し伸べる事はしたくない。。と、思わせる話です。 | ||||
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深く考えさせられる。衝撃的な小説でした。自分のものさしで人を測ってはいけないと感じた。 | ||||
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結末が読んでいくうちにわかってきたのでやりきれない思いで読み進めた。 読後感がつらくなかったのは2つある。 ひとつは佳道と夏月のいなくならないからということば。「明日、死にたくない」人になったのかなぁと思った。 2つ目は大也のぶつける言葉に反論する八重子。多様性といいながら、私は八重子は太古より繋いできた女というものかと思った。辛い出産をのりこえてきた女の粘り強さ、メンタルの強さのDNAが八重子にも繋がっていると思う。 この小説の最後も八重子になっている。強い劣等感やトラウマがあるものの「明日死にたくない人」側の彼女が大也との繋がりを持っていたいと思う所、いい読後感になった。 | ||||
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ジェンダー後進国の国民である我々が目を背け続けてきたものと向き合うときが来ました。 この本はあなたを強制的に生まれ変わらせます。 今まで考えたこともなかった、あるいは分からないふりをしてきたものに全身貫かれて、ぶっ飛ばされて、そのまま生身で宇宙まで打ち上げられるんです。 地球に帰る為には、現実に戻るためにはどうしたらいいのか。 カーズのように考えることをやめてはいけません。 チェンソーマンのように、自分で心臓をえぐり取って地球に向かってぶん投げて、心臓が大気圏を抜けたあたりで体を再生させるしかないんです。 宇宙から生還したあなたの目には、我々を囲む歪な平穏が映ることでしょう。 | ||||
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それぞれの登場人物のそれぞれの立場からの主観が妙にリアルで、人との繋がりについて考えさせられた。 性的嗜好について、「正しい」循環の中にいる人(=ノンケ)がいて、そこから外れるが近年支援輪が広がってきているLGBTなどのマイノリティ(=マイノリティの中のマジョリティ)がいて、ただ、支援される対象のマイノリティからすら外れている嗜好の人たちがいて、そういった「正しい」循環に入れてない人からの叫びが切実に聞こえてきた。 自分の中で勝手に定義した「多様性」をいま一度考え直さないといけないと認識させられた。多様性という言葉に対して「うるせえ黙れ」と吐き捨てる登場人物の言葉が印象的だった。 | ||||
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朝井さんの本はいつもしんどいけど 今回もしんどかった… 黒板を引っ掻いたような嫌な読後感でした… 田吉と、検事がずっとむかつくし 八重子もイライラするけど きっと私はそっち側なんだろう 多様性とは。 | ||||
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多様性って本当に最近よく聞く言葉、大きく含まれるLGBTQ、マジョリティの中のマイノリティ、みんなが応援できる多様性。 | ||||
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異質な性的マイノリティの悩みを抱える人たちと手を繋ぎ分かり合いましょう的な展開だが最終的には、異質なものは排除される展開で終わってマイノリティの人たちは何も主張できない状態に追い詰められて終わる。また、性欲は、後ろめたいもの罪深いものとして扱われている。 思うに本書は、LGBTQ+に対しての作者の批判が詰まっているように思われる。 マイノリティなのか歪んだ性癖なのかよくわからない。また、児童を絡めた性的異常者に仕立てているところに作者の異常性も伺える。 読後感はよくない。読み進むにつれ、辛くなる。 | ||||
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【多様性の裏側を描く傑作】 多様性という言葉が保護するのはマジョリティが想像し得るマイノリティの中のマジョリティにすぎず、彼らが想像し得ないマイノリティの中のマイノリティは依然として疎外される。我々が想像し得ない葛藤、苦しみを抱えた人々に焦点を当てた今の時代だからこそ読みたい必読の傑作だ。 【評価】 総合 5 読みやすさ4 テーマ性 5 読後感 4 | ||||
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