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正欲
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正欲の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全249件 201~220 11/13ページ
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とても面白く、最後まで一気に読みました。 話の展開や、細かい心理描写までリアルに描かれており、流石、感動しました。 ただマイノリティ側の人間からすると、結局世間一般的な「正当」で罰せられるのが現実、という感情も抱くかもしれません。 確かに終盤はマイノリティ側の人間にも希望があるという描写が多いですが、仲間と繋がると同時に現実とも繋がりが生まれて、簡単に平凡で幸せな生活は壊れてしまいます。 それが本人たちにとって、どんなに貴重な時間であったとしても、です。 「生きてほしい」という朝井さんのメッセージに期待して読んだので、終わり方が少し残念に感じました。 ただ問題提起としては、秀逸な終わり方で、十分な効力があると思います。 また、そもそもマジョリティ側の人間が表現した「生きてほしい」のメッセージという事を鑑みると、腑に落ちます。 当たり前に享受できる筈の環境や思考が、マイノリティだと当たり前に損なわれる事の描写が丁寧に、リアルに表現されていて、驚きました。執筆してくださった事に、感謝しています。 | ||||
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『どうしても生きてる』が好きな人には特におすすめ。ああ、こういう文章を、表現を待っていた。 結末は哀しいが希望が感じられ、後味を悪くさせていない。 | ||||
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正義とは人間の性とは真実とは、自分のなかにあるものを、知らなかったものを掘り起こされました。これからの人生での事実に対する見方が変わるでしょう。 | ||||
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この本を読むと読まないでは、見える世界が異なるだろう。自分が社会と思っている世界がどんなに狭い視野か、突きつけられる。 著者の視点、切り込む文章に胸ぐらを掴まれるような気持ち。一気に引き込まれる。 忘れられない一冊になると思う。 | ||||
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関東出身・東京都内在住でIT業界にいるからかあまり接する機会がないが、 たまーに地方出身の人が、若い人でも、「行き遅れになりたくない」とか「あの人あんなんだから結婚できないんだよ」と言ってるのを聞いて本当にビックリする。 仕事もまだろくにできない新卒の子が、生きるために仕事をコツコツやってきたベテランに向かって、既婚かどうかだけでバカにしている光景は本当に失礼だと思うし、地方の独身者ってふつうに生きていけてるのか心配になった。 独身者が市民権を得たように見えるようになってずいぶんたってもこれなのだから、特殊性癖の人が生きやすい世の中なんて一体何十年後なんでしょうね。 とはいえ、自分の性癖が誰かを傷つけていないかどうかはつねに気にして生きていきたいと私は思う。 | ||||
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明日死にたくない、と思いながら生きていられる。 そんな無自覚な幸運の中に生を受けた自身の人生を悟り、深く安堵してしまいました。 誰もが言葉にはし難い、してはいけないような、そんな感情や思想、哲学を持っていて、その危うさと「正しさ」の狭間に生き方、もしくは逃げ方を見出すのだと思います。 マイノリティであるかどうかに関わらず、誰もが一度は感じたことのある違和感について、然るべきかたちで思い起こさせてくれるような作品。素晴らしい体験でした。 (人生で一番長い時間立て続けに活字を読みました) | ||||
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この本の登場人物に共感できる人とそれ以外では、書込む感想が全く違うだろう。 読んだ後、色んな方のレビューを見ているとまるで本の続きを読んでいるようで、それも込みでこの本が完成、いや続いていくのかもしれないと感じた。 | ||||
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浅井さんは、私の子供の世代。今の若い人達の生きる世界や感覚を、いつも浅井さんの作品を通して感じ取っています。 この作品で、子供のYouTuberを利用して性的搾取をする人達が世の中にたくさんいると知りました。全く知らなかったので、衝撃を受けました。 この話は、特異な性癖を持っていることで、周囲の人たちと心を通わせることができず、生きることに希望を見いだせない人たちが主人公。彼らの心の葛藤には、共感できる部分があったり、「それは違うでしょ」と意見したくなる部分があったり、私の感情の揺れが激しく読んでいて疲れました。また、その他の登場人物の全員に自分と重なる部分があり、気持ちが理解できてしまうので、色んな視点からストーリーを読んでしまって頭が疲れました(いい意味で)。 読み終えた時は、頭の中ぐちゃぐちゃ状態。たくさん考えました。 多様性って何だろう? 他人を認めるって何だろう? 他人にどこまで踏み込むのが正しいのだろう? …… 「多様性が認められるべき」には賛成ですが、「多様性」って「性」の部分だけを指しているのではないと思うのです。自分の性的欲求を満たす方法として、子供のYouTuberを利用したり、他人に被害を与えたり(犯罪をおかしたり)するのは、「多様性を認める認めない」の問題ではないと思うのです。だから多様性に絡めてしまうのは、なんか違う気がする・・・というのが私の感想です。 他の皆さんは、どう 受け止められたのか知りたくて、全レビューを読んでしまいました。 最近の浅井さんの作品にはかなり具体的な性描写がたくさんあり、今の浅井さんの関心事は「性」なのだな、と思いながら読んでいました(私自身はこの描写は好きではありません)。この作品を読んで、浅井さんの本当に言いたいことはコレなのかな、と思いました。 | ||||
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傑作でした。 朝井リョウさんの視野の広さに驚かされると同時に、自分の視野の狭さを比較し、苦しくなってしまいなかなか読み切ることができなかったのですが、自己理解にもつながり非常に勉強になりました。これを読む前と後では全く考えが変わると思います。 | ||||
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正しい欲を持った異性愛者たちがこの世の中にはほとんどで彼ら彼女らが想像しないような地獄や生きづらさがこの世にはある。 ただ、その人にとっての地獄はその人にしか分からないよね。 そんなお話。 | ||||
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Amazonで読むと急に終わるからびっくりでした。 でも、伝えたいことは分かった。 あと、自分の無知が分かった。 | ||||
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多様性 Z世代価値観がわかる | ||||
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読んでいくうちに自分の意見が変わっていく作品でした。 何が正しく何が正しくないか、がわからなくなってしまい最後は胸が苦しくなった。 どの人間の主張も間違っていると断言できないため、読んでいくうちに意見が意見が変わる。 人物の切り替えの場面で全員の言ってることがわかってしまう自分が気持ち悪く、誰よりも一般的で普通で幸せだと思っている自分が、この作品に出てくる登場人物の誰より芯がなく気持ち悪くなってしまった。 かなり考えさせられる作品でした。 | ||||
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"多様性"という言葉が市民権を得て、少しずつマイノリティが尊重されつつある現代社会に一石を投じる問題作。 私たちの言うマイノリティはあくまで輪郭が掴める程度の領域のことで、それより更に微少数な価値観など度外視している。 本作を読んだ今、"多様性"なんて言葉を安易に使えなくなった。 | ||||
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No word to express this novel. | ||||
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いまこの時代に、拭いきれない違和感を持っている人は必読の書だと思う。文学の学問領域は社会学や統計学では示しきれない「外側を投射」することであるけれど、正欲はその仕事を見事に成し遂げている。 我々が獏と抱えている違和感の先に何が在るのか。それに光を当ててくれている。時代を代表する名著であろう。 | ||||
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この世界の悲劇は、「自分に見えているものが真実」だと心から疑わない人で溢れていることだ そして私もその1人なのだと思う どんなに詳しくても、、、 誰よりも知っていても、、、 自分に見えている景色は、世界のほんの一部でしか無いと教えてくれる物語だった どれだけ生きようが、、、 偉業を成し遂げようが、、、 それでも自分が無知であると、謙虚にあろうと思った この窮屈で押し付けがましい社会で、私もネットを編もう | ||||
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ラジオで薦めてた新刊で本屋に行ったが無かった すぐ配送され満足! 内容はまぁまぁだったけど新刊すぐ読めて良かったです | ||||
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この解像度で世の中を見れてる人はなかなかいないと思うので、ほとんどの人が「自分の視野は狭かった」と思うのではないだろうか。 単なるキャッチコピーではなく、本当に、読むまえの自分に戻れない。 朝井リョウの批評的な側面がいつもより3倍は詰まってるように感じた。 多様性という言葉からここに辿りつくとは。 脱帽。 | ||||
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最高 | ||||
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