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黒牢城
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黒牢城の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.22pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全177件 121~140 7/9ページ
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戦国謎解き小説で面白く引き込まれました。城主の村重が状況や聞き込みから謎を解きます。戦国もので展開が読めず、先が気になりどんどん読み進めちゃいます。内容もボリュームあるので長く楽しめます。難しい漢字が多いですが、KINDLE版だったので長押しで読みと意味が分かってより楽しく読めました。黒田官兵衛のヒントがいいアクセントとして効いてます。有岡城の城主である村重の物語でありながら、黒田官兵衛の物語でもあり、奥深い。 | ||||
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ご存じ、今年の直木賞受賞作です 元来が、ミステリー小説家の側面が強い作者が、歴史を持ち込んで、ミステリー仕立てにした新境地も、受賞の理由でしょうか さて、多くの方が書いておられる通り、織田信長の家臣であった荒木村重が謀反を起こし、有岡城にこもり、毛利の援軍を待つというのが主軸です ただ、毛利の到着が遅く、有岡城内でも、次第に、当初の意気盛んな雰囲気が変わっていき、奇怪な事件も起こるのですが、その理由を、織田家から遣わされ、幽閉された黒田官兵衛と村重が解いていくというのが、多くの方がレビューされているところです ただ、個人的には、主人公として挙げるには、さらに、奥方である千保代がいる気がします この3者が集まって、この時代における、 ・武士とは ・宗教とは を描いた作品のように思いました ネタばれになるので、詳しくは書きませんが、官兵衛・千保代にどん電返しを食らった村重が、毛利を頼り、有岡城を後にする中、多くの家臣たちが織田に討たれる中、人生を全うしたところが、いまいち、爽快感の点で納得が得られませんでしたので、星は4つにします | ||||
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籠城した場内の難題を解くというだけのミステリなのにこれが面白い。歴史好きでないと登場人物像が分からないのは難点。歴史好きにはこのネチネチした細かな謎解きが楽しめるという趣向になっています。 | ||||
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へー でも直木賞追っかけてないから帯ついてても買わないかな。みんなが読んでるは選択肢にならないですからね。 選んだ方はラノベを選ぶことで新たな権威付けができて喜んでるんでしょうね。 | ||||
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時代劇ものは苦手なのでどうしようか悩みましたが「史上初、四大ミステリランキング完全制覇」の帯に負け購入。診察待ちの時間にと読み始めました。誰が裏切り者なのか、腹心の部下は?と当てはめるとさいごまで面白く読めると思ってます。(まだ1/8ぐらいしか読んでいない状態) | ||||
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米澤穂信よねざわ・ほのぶは、なんと初めて読んだが、漢字にルビが嫌いな作家である。読めない漢字が続出しは、おおげさにしても10頁おきにはある。調べて、ついでに意味もとなると。読了に時間がかかったのには、米澤氏のルビ嫌いによるところが大きい。 謎解きの妙 主人公は、現実には有岡城に立てこもった荒木村重、そして牢屋に投げ込まれた黒田官兵衛のふたり。 圧倒的な面白さで、ネタバレを避けるためにあらすじは書かないが、とにかく謎解きが愉快であった。 米澤穂信は、心理描写の得意な作家で、村重と官兵衛のやりとりにもならず、お城の様々な人心や子分たちの心の変化など、みてきたように語ってくれる。 我々の中では、村重はあまりよいイメージではない。妻のだし様は美人で有名で、心もけなげ。亡くなるときもりっぱだったという。 だし様が辞世の句でも案じていたみどり子は、のちの岩佐又兵衛勝以(かつもち)という絵師。 村重は最後は利休十哲の茶人として堺で亡くなっているから、そこをいかして、米澤がお茶のシーンや茶道具を守る場面を巧みに織り込んでいる。いつしかこのウソのような本当のようなお話にのめり込んでしまった。 | ||||
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籠城下でのトップの苦悩描写と稀代の策士、官兵衛との心理戦が臨場感いっぱいに伝わってきた。受賞にふさわしい作者の代表作となったと思う。 | ||||
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荒木村重:田中哲司、黒田官兵衛:岡田准一のイメージで読むとリアリティー感が増します。 | ||||
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素早い対応。きれいな商品 | ||||
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村重の城の牢、あるいは真夏の城下町にぐいぐいひきこまれるような印象を持ちました! 直木賞受賞作。 すごく面白いです!謎解きと戦国小説のミックス、こういう方向性もあるんだと新鮮味を感じました。 最後のシーンはあるい程度は予測出来ましたが、ぐっと来ました。 大満足です。 | ||||
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設定が面白い。 謎解きとしてのサプライズ感はそれほどでも? 史実の知識ゼロなので、城の成り行きにハラハラした。 家臣の気持ちが離れていく主人公が気の毒で重苦しい、、。 | ||||
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この著者の作品を読むのは初めてでしたが歴史物に推理小説の要素を加えた本書は面白く読むことができました。 地縁、公の権威ではなく、前の領主を謀反で追い出してその地位についた領主が毛利と組んで織田勢に叛き籠城戦に持ち込んだ城が舞台。 籠城が長引き中、城中で起こる事件が領主の威信を傷付けかねない事態に陥るが、捕らえた黒田官兵衛の知恵で解決を図って行く。 時代背景、登場人物とも大変興味深いく最後まで行くのが惜しいくらいでした。 この著者の他の作品も読んでみたくなりました。 | ||||
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夢中になって一気読み。 それほど歴史には興味はない僕でもすごく面白くて充実した読書タイムを過ごせた。 短編が4つという構成も良いですね。 値段が安いと感じた小説は久しぶり。 | ||||
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直木賞受賞前に読み始め、始めのエピソードでつまずいた。歴史小説のつもりで読み始めたのに、これって結局、密室殺人の謎解きミステリーじゃん。密室殺人苦手なんだよなあ。…で、かなり苦労した。 荒木村重の城に幽閉された黒田勘兵衛というダイナミックな設定が面白いのに、ストーリーが停滞して動かない。 終盤になってだんだん面白くなったし、歴史交渉もしっかりしているのだが、私は苦手だった。でも、ミステリー好きには絶賛されるだろうなあ、と思っていた。そうしたら、直木賞を受賞してしまった。まあ、それにふさわしい出来だろうとは思う。 歴史小説好きは、苦手なのじゃないかな。ミステリー好きには、新境地だと思う。 | ||||
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著者の作品を読むのは初めてですので、先入観なしでのレビューです。 時代は戦国の世ですので「歴史小説」というジャンルに入りますし、3つの事件のなぞ解きをすると いう意味では「ミステリー小説」に当てはまります。 本書だけを読んだ感想としては、ミステリー作品としてはそこまで仕掛けが巧妙でなく、驚くような ものではありませんでした。 また、歴史小説としての欠点としての、その背景を知らないと感情移入がむずかしいことと、会話や 描写がすっと入らないところが出てしまっていて、途中までは読み進めるのがしんどかったです。 それを乗り越えて、第四章<落日孤影> までくると、なぞが解けることよりも、なぜそのような なぞが生まれたのかという視点で読むならば、人としての性(さが)や人生観、宗教観を露わにする ことで、それまでの「静」の小説が、一気に感情を揺さぶられる「動」の描き方に変わります。 このギャップはたまらないです。 また、よくよく読むなら、本書では登場人物、特に荒木村重の心理描写が絶妙であることにも、 作者の技量を感じます。 勝手な解釈ですが、ストーリーテラーが荒木村重、狂言回しが官兵衛、そして真の主人公が 最後に現れる。そんな小説でした。 | ||||
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ミステリーに何を求めるのか。千差万別、多種多様な答えがあると思います。ある人は緻密なトリックを好み、またある人は大どんでん返しを好む人もいるでしょう。 この小説がミステリーである所以は何か。小説中の言葉を借りて答えるとしたら「冷たい熱気とでもいうような、独特の緊張」。これが私の答えです。 中弛みはおろか1ページも緊張感が途切れることなく、そして、その緊張感も煽られたものではなく、静かな、でも力強い緊張感が張り詰めています。 ミステリーに何を求めるのか。この小説には緻密なトリックは無いですし、大どんでん返しがあるわけではありません。トリックもストーリー展開も特筆すべき点はありません。 しかし、この小説でしか得られない「ミステリーとは何か」、「ミステリーに何を求めるのか」の答えがあると思います。 ミステリーの価値観を広げてくれる、特別な小説です。 | ||||
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直木賞受賞前に「このミステリがすごい」受賞を受けて購入。 ミステリーを戦国の歴史の中に放り込みながら、歴史と矛盾なく展開する構想力と、ふんだんに散りばめられたキラリと光る言葉遣いに感動。 一編の小説でありながら、謎解き短編集にもなっているというのも、感服。 | ||||
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素晴らしい作品です! 戦国時代の臨場感が抜群で、昔の大河ドラマを見ているよう。 ただし、言葉が難しく国語辞典を引きながらの読解でした(一方で、現在放映中の大河ドラマは全くの現代劇)。1回読んだだけでは味を嚙みしめられないので、繰り返し読む必要があるようです。映画化を熱望します。 | ||||
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モステリー以上に 「時代小説」としての 面白さが際立つ。文体も 時代小説独特のもので 詠み始めた時 以前の作品と違うと感じました。小説の中身とともに文章も変えてくるのは 作者の力量でしょう。ミステリーとしての そして時代小説としての説得力がすごい。最終章 圧倒されました。 | ||||
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2014年の大河ドラマ「軍師官兵衛」で官兵衛が有岡城の土牢につながれている場面を思い出す。有岡城主の荒木村重を演じた田中哲司と官兵衛を演じた岡田准一を脳内に浮かべながら読み進めた。内容は時代小説ではなく完全にミステリー。有岡城内で人質の阿部自念が殺害された事件、戦でとった首が凶相になった事件、織田方に通じていた瓦林能登入道が死んだ事件などが発生。城主の村重は事件の相談に土牢にいる官兵衛に会いに行く。官兵衛が安楽椅子探偵になるのかと思ったが、ヒントのようなものを与えるだけで事件の解決は村重が行う。でも、物語は事件を解決して終わりではない。そこに流れる本当の意図に驚いた。 | ||||
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