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六人の嘘つきな大学生
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六人の嘘つきな大学生の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.24pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全442件 421~440 22/23ページ
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絶海の孤島も洋館も使わず「そして誰もいなくなった」の状況を作り出す!カイジ的生き残り投票もあって飽きない! 洗練された書き分けと文章濃度で没入感が深い。 不安や戸惑いや残酷を具体的に丁寧に描く。 300ページ書ききる作者の構想力には唸る!うーっ! | ||||
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ストーリーの展開ががすごいスピードで一気に読めました。 これかなと予測すると違ったり。 面白かった。 | ||||
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面白い。中だるみもなく一気読みしてしまった。 まず、アイディアが面白い。就活というほとんどの大学生が経験しており、そして人生で最もクレイジーになる状況下でバトルロワイヤルをさせるというこの設定。狂気が容易に想像つく環境を物語の根幹としたことが素晴らしい。 次に構成も面白い。面接の前日譚から狂気が加速していく面接中の描写の合間に、10年後に参加者それぞれが振り返りを混ぜていくという構成。回顧が一人ずつ行われていくので、あれこいつ犯人じゃないんか、、ていくことは、、というように、読者を没入されるギミックが施されている。 更に読みすすめていくと、途中で語りてが変わるというギミックが用意されており、え、なにないどうなってんの?とどんどん引き込まれてしまった。 あえてケチをつけると(これは割とレビューでも言われてくることだが) -企業に魅力が感じられない。 就活生がどうしても内定を取りたいという企業ならGoogleのようなシェアもプロダクト価値も絶対的なものであってほしい。スピラはせいぜいMixiのような2010年前後にSNSを主体として隆盛した、一部の層に人kな新興IT企業のイメージが強く、狂気に陥る程の素晴らしい企業のイメージが沸かない。 -最後のエピソード集がいらない。 人間の多面性を描くための要素だろうが、少年マンガによくある”あいつは悪いやつだったけど、こんな悲しい過去が....”みたいなチープな展開でやや興ざめだった。 -はたのの闇がよくわからない。 みんな最低だったという割には、はたのについての闇エピソードはなかったし、せいぜい最後の人事への手紙くらいだが、あれは登場人物の一人しか知り得ない情報だったし、事件後で狂っていたといえば十分に理解できるので、最低エピソードとしては弱くないだろうか。 | ||||
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そんなに面白いのか?と疑問を呈しつつ読書。数ある伏線に、あっという間に引き込まれ2日で読了。就活から数年経った人にオススメです。あの時のリアル感を思い出しながら、人間の本質のようなところを炙り出す描写、、最後のオチの巧さに思わず笑ってしまいました。 | ||||
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最終選考まで勝ち上がった六人の優秀な大学生が内定を得るために心理戦を繰り広げる 波乱のミステリー小説、、、と思いきや後半に展開が大きく変わり、サスペンス要素から 全てが疑心暗鬼になる。 その人間不信状態&着地点予測不能状態から、最終的にはオールクリアに伏線を回収した 爽快ストーリーとなっている。(いい意味で)何度も裏切られます。間違いなく。 全作拝読してきたが、本作は登場人物の特殊能力や奇抜なファンタジー設定はなしに 就職活動を通したリアルな心理戦、人間味が描かれており、今まで以上に訴えかける 本質がダイレクトに響いてくる作品であった。 「誰もが胸に封筒を隠している。それを悟られないよう、上手く振る舞っているだけ」 この一文には誰もがハッとすると思います。 表層だけで汲み取り判断する愚かさ、社会構造の単純さ・脆弱さ、人間の虚栄。 読みながら自分自身に自問自答して、自身を見つめる小説となっている。 そして、全作そうだが、映像化を強く期待している!! | ||||
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2011年、急速に成長するSNS企業「スピラリンクス」は就活生のあこがれの的だった。新卒採用の最終選考に残ったのは6人の在京学生たち。彼らに課せられたのはグループディスカッションで、最大全員の採用もあるとスピラリンクス社はいう。6人はディスカッションに備えて皆で予行練習を繰り返しながら親睦を深めていくが、本番直前にスピラリンクスから、「震災の影響のため、1人だけしか採用できない」と通知が来る。しかもディスカッションでは「誰を採用すべきか」を討議せよという。討議を始めた途端、部屋の片隅に封筒が置かれていることに気づく6人。中身は各自の醜聞報告書だった……。 ------------------------ 浅倉秋成氏の最新書き下ろしミステリーです。今年2月に浅倉氏の青春ミステリー『 九度目の十八歳を迎えた君と 』を読み、その味わい深い文章に感銘を受けました。そこでこの最新作がどのような筋立てであるのかもまったく知識を持たぬまま頁を繰り始めましたが、わずか一日で読み終えてしまいました。 これはすごい小説です。 まずもって、就活生たちの知られざる側面を謎の封筒がひとつひとつ明らかにしていく展開に目が離せません。一体、だれが何の目的でこのような所業を仕掛けたのか。アガサ・クリスティー『 そして誰もいなくなった 』のように、各自が互いを犯人視していく疑心暗鬼の物語に息が詰まります。 その一方、この最終選考ディスカッションから8年を経た現在、当時の関係者を訪ね歩く人物の取材記がところどころに差し挟まれます。取材する者は最終的にスピラリンクスに採用された人物。そして取材される側の語りによって、封筒の仕掛け人が誰であるかがすでに明らかになっていることがほの見えてきます。彼らの証言から読者は犯人とその動機をなんとか探ろうとするでしょうが、物語は後半、大きくねじれていきます。 読者を欺く小説といえます。そしてまた、日本の学生たちが就職活動において、まだ足を踏み入れていない世間という名の怪物に大きく欺かれていることを明らかにする苦い小説でもあります。はるか40年近く前に就職活動をしていた私自身にもあのときの不快な思いがよみがえり、日本社会があの時も今も変わらぬことの哀しさを味わいました。 しかしそこで物語が終わらないところがこの小説のすごいところです。 さらに最終段階で、この小説は畳みかけるようにいくつもの驚きを用意してくれています。読者を二重三重に、そしてなおかつ鮮やかに、爽やかに、欺いてくれるのです。伏線の回収も完璧。ミステリーとしては一級。ほれぼれします。 そしてまた、世間の苦さだけを突きつけることに終わらず、まだまだ人間は捨てたものではない、そのことに気づかずに人生を終えることほどもったいないことはない、と強く感じさせてくれるのです。身震いしました。 読み手の心をこれほど大きく左右に振り回して、なおかつ心地よくしてくれる小説は久しぶりに読みました。 まことに凄味をもった傑作小説です。 . | ||||
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もの凄くハマりました。伏線の回収が秀逸!レビューなど蛇足でしょう。読んでご自身でこの感覚を体験して下さい。 | ||||
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著者の作品はデビュー作の『ノワール・レヴナント』から全て読みました。 超常的な特殊設定が登場しないという点でこれまでの作品とは趣が異なりますが、純粋なる面白さは本作が一番で、一気読みしました。 あらすじや煽り文にある「六人の嘘」「罪」、 物語の序盤で登場する「月の裏側」の話から不穏な展開を予想させます。その後の6人の行動や言動から、「こいつはあまり好きになれないな…」「これは伏線かな…」などと思わされているうちに物語のメインであるグループディスカッションが始まり… そこからはジェットコースター的に様々な事実が明らかになり、犯人判明してグループディスカッション終了…?というところでまだ物語は半分ほど。 そこからの展開もまた止まらない。 この作品が伝えようとしているテーマを書こうとするとネタバレに繋がってしまいそうになるのが惜しいですね。 とにかく一度、純粋に物語に没入する気持ちで読んでもらいたい作品です。 | ||||
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刻々と変化する人間心理を文章にするのは難しいと思いますが、表情まで想像しながら読むことができました。映像化してもきっと面白い作品になるのではないかと思いました。 | ||||
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小説を読むのは実に7年ぶりでした。伏線のなんとやらの異名を持つ著者に対してガチガチに警戒して読んだにも関わらず、幾度となく驚かされてしまいました。 無理くりな気がする点がその実2点ほどありましたが、極限の心理戦の最中ですのでまぁご愛敬とします。 とても楽しめました。 | ||||
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なかなか、難しい展開で真剣に2度読みました。中身を理解するのに2度も読み返せる重みがあると思っていいです。 | ||||
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この作者の方の別の作品を読んで とても面白いと思い、これも購入しました。 こちらの作品も期待を裏切らない内容だったと思います。 | ||||
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二転三転する面白さで、一気読みしました。自分が就活をしていたときに感じていたことを言語化してもらった感じです。就活から20年たった今、面接する側になって思うこと。人事が1時間ほどの間に人を見抜くなんて傲慢ですし、就活生もだからこそメッキが剥がれないように就職してから頑張って追い付かせる。それが大人の作法なんだと、読みながら思いました。名作です。 | ||||
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どんな作家が書いたのか気になる作品です。 | ||||
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一気見するくらい引き込まれた。展開が気になるうえに、展開が二転三転。 でも、状況が変わっているのではなく視点を変えるというのが非常に良かった。 表があれば、裏もあるし何なら側面もある。 | ||||
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矢代イイオンナ 嶌東京で生きる金持ちキャリアウーマン どちらとも付き合いたい あと、鴻上さん好き | ||||
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タイトルが気になって購入。 面白かったわ! | ||||
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登場人物が少ないんだからもうちょっと1人ずつのキャラに時間を割いてくれたら良かったとは思いますが。 終盤の取ってつけた「実はイイ人エピ」は不要かな。最終的に決め手となる「ダークオチ」だけで良かった気がする。 あれもこれもと欲張る作者の気持ちが、文中から伝わってきちゃうのがマイナス。 あとね、実際の就活生にこんな頭キレッキレの人達はいませんよwたとえ悪事を働くにしてもね。 | ||||
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青春の心理スリラー。就活中の大学生6人がスピラリンクスの最終選考に残る。人事部長はグループディスカッションのが上手くいけば6人全員を採用できると話し、6人の大学生は頑張るが…。 この小説では大きい事件かスペクタクルな何かが起こるわけではない。最終のグループディスカッションで6人が就職するため隠している素顔、つかれていた嘘などが暴かれる。今誰が嘘をついているのか、二転三転する犯人捜しや、就活の苦しさが切実しすぎる。ミステリーとしては弱いが、心理スリラーとしては楽しく読んだ。 | ||||
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一時期、辰巳四郎さんの装画だと面白いミステリだと思ってしまうということがありましたが、今回も装画をみて、あ!これ面白いミステリの装画の人だなって思って初めてこの作家さんの本を手に取りました。 期待は見事に的中。 今後の作品も楽しみになる、張り巡らされた伏線と、不自然ではない展開の途中で止められなうなるミステリでした。 最初から最後までが綿密に計画されて書かれたような話。 | ||||
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