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六人の嘘つきな大学生
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六人の嘘つきな大学生の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全433件 281~300 15/22ページ
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私もちょうど就活をしている身なので、痛いほどよく分かります。 6人が6人、個性や才能を学生同士で”fair”判断できているのか。 はたまた、人事も取り繕われた場で判断できているのか。 昔からの友人は、同じ思想だから、また似通ってきた思想だから適切に判断できているのか。 結局は、どこかで線引きされなければならない。 皆違って皆良いという安直なものではなく、線引きされた結果に対してどう捉えるのか、乗り越えるのかが、学生から社会人になる第1歩なのかなと考えながら、夜遅くに自己分析に耽っている今日この頃です。 | ||||
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まず初めに、私が「6人の嘘つきな大学生」を読んだ理由について記そうと思う。初めてこのタイトルを聞いたのは、他でもなく、ベストセラーのランキング紹介番組である。特に本を読もうとおもっていたわけでもなく、また、本書に興味があった訳でもない。実際のところ、課金をしてしまったオーディブルの元を取るために読書対象を探していたところ、ベストセラーである本書を発見したから、と言う、どうでもいい理由から読んだのである。正確には、「聴いた」というべきかも知れない。 あらすじについては、紹介番組を通して特に何かを知っていたわけではない。タイトルがなかなか斬新であることは否定はしないが、海のものとも山のものとも、何の当たりも付けにただただ「流し読み」を始めた。冒頭数ページを読み進める毎に、この流し読みが流し読みで終わることはないことにすぐに気づいた。私は完全に「6人の嘘つき」の虜になってしまったのだ。 作者の描写、特に若い学生、就活生たちの、本当のそれに近いであろうと思える会話内容であったり、学生時分の飲み会等々、といった、活動の一端を垣間みることの面白さもあるが、やはり、ストーリー、その設定に大いに引き込まれていった。 物語は、架空の最先端のIT企業を志望する6人の学生と、その面接そのものや準備に纏わる活動を、主人公の「振り返り」という視点で描く形となっている。タイトルからこの6人全員が何らかに嘘をついているというこが想像に易い訳だが、後半までそれが何か、分からない展開となっており、読者はページをめくる手が止められなくなっている自分に気がつくことだろう。 私が「6人の〜」を読んでいて特にエンジョイしたところについて記そう。最終話で待っているどんでん返しや、流行りの伏線回収は実に巧妙で、スマートで、そして味わい深かったのだが、そこではなく、海外生活の長い私にとっては想像でしかない、あらすじの紹介にも書いたが、日本人の学生の就職活動というものを、ほんの少し見ることができたと、言うところにある。 既知の事実であるが、私にその経験はなく、本書の学生諸君はあくまでフィクションで、且つ、エキセントリックな嘘つきとして描写されるキャラクターが多かったわけだが、それはそれとして、就職活動そのものに対する考え方や、アルバイトをしながら学生生活を送る様などに関しては概ね一般的なのだろうと思えるところで、私にとっては実に興味深いところであった。 と言うように、サスペンスとしても十分質の高いもので一読の価値があると思っているが、それだけではない愉しさを提供してくれた「6人の嘘つきな学生」をまだ読んでいない方達へ是非お勧めしたいと思う。 | ||||
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とにかく読みやすく、いい意味で最後に裏切られた感じでした。 オチを知ってももう一回読みたいと思える作品です。 | ||||
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面接という舞台で広がる不穏な空気や事件。ミステリーとは違い誰かが死んだりとかはないのに、ゾクゾクしたり人の感情の汚い部分や怖いところが浮き彫りになって面白い。 | ||||
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読み進めるうち,ころころ人の印象が変わってしまいました. よりその人への解像度を上げるためには,出された情報で決めつけず,決めつけの他の可能性を考える必要があると思いました. 人事の難しさが伝わりました. 明らかに優秀な人が落ちるということが本当にあるのでしょうか. エントリーシートの内容が雑だと思います. | ||||
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一気に読んだ。 | ||||
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「教室がひとりになるまで」が割と楽しめたのでこちらも読了。 時間を忘れて次が気になる本でした。誰がやったのか、なんのためにやったのかという点を次が気になるような仕掛けがあることで、気になってしまいどんどん読み進めてしまいます。 以下、ネタバレあり注意!! ↓ 伏線については、読み飛ばしてしまえばちょっとの違和感かもしれませんが、自分は「いや、さすがにそれはありえなくない・・?」って思う箇所があって、ああここが伏線になってくるのかなってわかってしまったりはしました。ただ全体としてうまくまとめているのでマイナスというほどではないです。 またこの小説全体を通じて著者の主張が一応ちゃんとあるので安い叙述トリックものにはない完成度があります。(ちょっと後出しっぽいのは多いですが・・) 他作品DISって申し訳ないですが、我孫子なんとか等の叙述オナニー本読むよりこっち読んだほうが まだだいぶ楽しめますよ。 逆にイマイチだなと思ったのは、①波多野がアリバイがないだけで犯人扱いされてしまった点と、②最後の最後の面接がちょっと浅いかなとは感じました。①はアリバイがないだけで本人が撮影しなくてもいくらでも他人に頼めるだろと思いました。まあでも、ああなってしまうと集団心理で誰も波多野に投票しなくなるのかもしれませんが・・。②の最後の面接は大丈夫の根拠が昔の自分みたいだったからですよね。。今までなんとなく最低点とかつけててそんなんで良いのかこの会社って思いましたが、企業の面接自体がどこもそんなもんっていう皮肉にもなっているのかもしれません・・。 | ||||
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とても面白かったです!! | ||||
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一般的な大学生の就職活動を舞台として、そこにミステリー要素を詰め込んだ興味深い作品でした。最終選考に残った6人のなかで、犯人捜しみたいな駆け引きあり、証拠も色々と出てきて、謎解きが進む。みんなに見える悪い一面と、みんなに見えにく良い一面が人にはあることを巧みに表現することで、物語の展開には、当然騙されます。 | ||||
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伏線の組み込みや、登場人物の人柄の演出が秀逸! | ||||
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就職活動に焦点を当てたミステリー。 前半は十二人の怒れる男を彷彿とさせるようなディベート劇、後半は顛末の謎解きと良質な作品でした。 善悪が単純な話ではなく、作者は登場人物を優しく描きいています。 読後感がよかったです。 | ||||
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高校受験や大学受験の思い出については、多くの人々が数々のドラマを語っている。予備校はもちろんのこと、受験対策の書籍も枚挙にいとまがない。しかし就職活動となると、その思い出について語る人はあまりいない。就職活動対策の予備校や書籍なども、探せばあるのかも知れないがさほど見かけない。就職した会社で過ごすことになる年月は、たかだか数年の学生時代よりもはるかに長く、また就職活動もそれなりに――少なくとも本人にとっては――ドラマチックなものであるはずなのに、それについてはだれも多くを語ろうとしないのはなぜなのか。 それはおそらく就職活動が、ある意味「出来レース」に過ぎないからであろう。むろん会社によっては試験もあるし面接もある。実力が全くの無意味であるわけではないし、努力が全く実らないということもない。しかし就職活動の成否は、本人がそれまでに歩んできた経歴――コネも含む――でほとんど決まってしまう。すでに戦いは終わっており、大逆転はありえない。就職活動がドラマチックに語られることがほとんどないのは、そもそもドラマが起こらないからではないだろうか。 あるいはその逆で「戦いはこれから」だからなのかも知れない。大学入試の場合は希望の大学に合格した時点で勝敗は決している。どのような大学生活を送ろうと学歴には影響しない。しかし会社は違う。どの会社に就職するかは大した問題ではない。問題はその後である。社長にまで上り詰めるのか、平社員のまま終わるのか、あるいはリストラされるのか。会社そのものが零細企業から大企業に成長する可能性もあれば、倒産する危険性だっていくらでもある。そしてそのことによって自分の人生は大きく左右される。ドラマは就職活動の後に待っているのであって、それに較べれば就職活動なんて序曲に過ぎない。 いずれにせよ就職活動が熱く語られる機会は少ない。本作はその就職活動が舞台となっている。その時点ですでに面白い。登場人物は、成長著しいIT企業「スピラリンクス」の最終選考に残った六人の大学生。超難関企業の最終選考に残った六人だけあって、いずれも優秀な強者ぞろいである。六人の中で最も内定にふさわしいのはだれかを本人たちに議論させるというトリッキーな最終選考会の部屋で、六通の封筒が発見される。そこには六人それぞれの「罪」が告発されていた。仕掛け人はだれなのか。犯人の目的は――。 ところどころに事後のインタビューが挿入されたり、次から次へと目まぐるしい展開があって、最後まで気を抜くことができない。リアリティーに関しては疑問符がつくものの、犯人および動機の意外性は秀逸であり、読後感は悪くなかった。この事件および本作そのものが就職活動批判になっているのも面白い。読んで損はないミステリーだと思う。 | ||||
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よかった | ||||
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面白い作品でしたが、読者の視点でカットされてるシーンが多数あり、主人公対犯人というより作者対読者、といった構図となっています。感情移入はあまりできませんが、推理を楽しむという意味ではオススメできます。 | ||||
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なかなか最後まで犯人わかりませんでした。自身就活は体験として参加するも真剣では無かったので 通常は非常に大変なことなのだなぁと 今時事情もわかり面白かった、そして当時の自分に反省。 | ||||
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自分が大事にしてきたことをより大事にしたいと思わせてくれた本。 昨今の世の中は悪いことをしたら叩く、悪いことをしたんだから叩かれて当然だという風潮がある。私はそれが嫌いだ。どんなに悪いことをした人がいたとしても、それはある一部分を切り取ったものであることが多い。物事の全容がわからず一部分を見て悪く言ってしまう人が多い。だからこそ私自信、「でもわからないよね」と言って一部分だけを見て評価をすることを避けてきた。 この本も読みながら「犯人」や仲間に対し「でもわからないよね」と思いながら読み進めた。そして最後には気持ちいいくらい「でも、わからないよね」と信じて良かったと思える結末になった。現実は全てこのようにはいかないと思うが、そう信じることが大切なのかもしれないと思った。 これからもどんな人と出会っても、一部分だけを見て良い人、悪い人と決めず、「でもわからないよね」と考えられる人でありたい。 | ||||
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続きが気になりあっという間に読みました。ミステリはよく読んでいるので、序盤からこのインタビューは‥等色々思う箇所はありました。自分自身職場が今をときめくIT企業なので、共感する部分も共感しない部分もあり。 題材はよかったと思いますが、登場人物が美男美女、体育会系、ネクラ君と、ともするとマンガやラノベのようです。一人一人掘り下げて書き分ける頁数をさけなかったのはわかりますが。「売れている本=読みやすい本」の法則に則った、普段あまり本を読んでない人や若い方向けの内容でした。 (犯人のことが好きだったんですね‥) | ||||
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就職活動グループディスカッションで事件が発生するという面白い切り口。 …就職活動って異様だったな〜…。 最終選考に残った六人が一緒に活動しているときにはそれぞれ優秀でいい人に思えたのに、 グループディスカッション中に開けられる封筒の告発文を受け、一気にイメージが変わり、表面的には良くみえても、全員嘘付きで悪い人のよう。 が、伏線回収を経て、 また最後にはよく見えてくる。 人にはいろいろな面があるけど、 ひとつを取って全部が良い悪いではないと思え、気持ちのよい読後感。 | ||||
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どんな人間にも表も裏もある。 完全に良い人間も完全に悪い人間もいない。 当たり前のことですが、刺さるエピソードでした。 就職活動の問題点も色々と書かれており、同意できる内容が多かったです。 (自己PRとか強み弱みとかそんな曖昧なもので採用不採用決めるのどうなん、という) 噂で期待していた〇〇トリックについては、そこまで驚くものではなかったですが 最初からトリックの種類を知ってる時点で「フェア」じゃなかったですね。 | ||||
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人間のいい所も悪い所も感じる | ||||
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