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六人の嘘つきな大学生
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六人の嘘つきな大学生の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全433件 201~220 11/22ページ
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この作品を初めて目にしたのはTBS「王様のブランチ」で「ブランチBOOK大賞2021」として紹介されていたとき。 物語は6人の大学生が新進気鋭のIT企業の内定獲得を目指し最終選考に臨むところから始まる。 1ヶ月後に行われれる最終試験は6人でのグループディスカッション。チームとして充実したディスカッションが出来れば全員の内定もあり得るという。6人は試験準備の活動を通してお互いの人となりを知り、日々その結束を強めていく。 しかし、試験日直前になり人事から告げられたのは内定枠、選考方法の変更。内容は、たった1つの内定を勝ち取るに相応しい人物を6人で議論し選び出すというもの。 戸惑いながらも迎えた本番、6人は準備活動のなかで見てきた人となりをもとにお互いを推薦し合う。そんな中、試験中の室内で謎の封筒が発見される。なかに同封されていたのは6人それぞれが抱える薄暗い過去の告発文だった。 それまで善人だと信じてきた仲間の意外な過去を知ったとき、その場の様相は一変する。 読み進めていく過程で6人それぞれに対するイメージが二転三転していくのが印象的。とある1面だけで人物像を判断することの限界や愚かさを強く感じた。最後の最後にもしれっとひっくり返され、その人間臭さが良かった。 | ||||
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前半と後半で登場人物に対する印象がどんどん変わる。後半は一気に読めた。 | ||||
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話題の書だったので読みました。初っ端は意識高い系の鼻に付く会話群にこれ本当に面白いのかなぁ、なんて思いましたが、それも作者の計算ですね。面白かったです。 ミステリー、というより群像劇ですかね。 私は単純な人間なので視点が変わるたびに登場人物へ万遍無く嫌悪感を抱いて、途中で読むのがしんどくなりつつ、レビューの読後は爽やか、の一言を信じて読み進めた結果、最後は皆を好きになりました。聖人君子なんて居ない、完璧な人間なんか誰一人居ない。だから憎めない。最後の最後、主人公の行動が人間臭くて、強くて、でも弱くて、そして優しい彼がすごく好きです。 何度も繰り出されるどんでん返しに翻弄されるのが心地良い本でした。 | ||||
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結論はめっちゃ面白い。 就活変だよみたいな話をミステリに仕立ててる。 けど、それ以上に二部の主人公が事実に近づき、心の氷が溶ける姿に胸が打たれた。 みんな月の裏側を持ってるけど、前向きに捉えればいいんだと思う。 | ||||
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みんながこぞっておもしろいというのだから結局おもしろい作品であった。 | ||||
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伏線があってそれを回収していく展開はちょっと無理があったり先が読めてしまったりすることもありますが、この本は先が気になって一気に読んでしまいました。それにしても就活って変な世界だなあ、と改めて思いました。 | ||||
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とても面白かった。 一気読みできるくらいに。さすがプロは凄いなと思った。 が… 299Pあるこの小説の、293Pまでは本当に、何の迷いもなく面白く読めた。 ラスト6Pで失速してしまった、あくまで自分の中では、だが。 最後まで面白く読み切れる人も多いんだろうな。 ちょっと羨ましい。 | ||||
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就活の様子はリアリティあるとは言えません。中盤の変な事件も変過ぎる。でも、最初から最後まで、読者は翻弄され続けるし、二重、三重、いや幾重にもアッと言わされ、そして見事に回収される。そして、読後感が良いのが嬉しい。おススメします! 波多野君はあまりにも可哀想。嶌さんのご家族には私も会いたいデス! | ||||
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学生じゃなくても大人でも改めて気付かされる作品。 大どんでん返しが好きな方にはオススメです。(私も大好きです。) 今まで見た作品で1番平和で1番良かった。 | ||||
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作者の考えた作品のシナリオ通りに読みながら考え、そして引き込まれていく。決して難解な組み立てではないが、その分スムーズに引き込まれてしまった。良い本です。 | ||||
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単に就活をモチーフにした推理小説、じゃなかった。 人間てなんて奥深いんだろう、と思わせてくれた。 話も面白かったし、後から後から明かされる伏線の数々がたまらなかった。 | ||||
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さすが、素晴らしい展開。最後はハッピーな気持ちになりました。 人事、特に採用担当者はぜひ読んでほしい!! | ||||
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かつて企業で採用の仕事(と言っても、応募者への説明会の司会程度のことですが)をしたことがあります。別な職場で、採用が思うように進まず苦悩している経営者を横目で見ていたこともあります。 中小企業が採用をするケースは普通は2通り。欠員が出たか、事業を拡大するときです。(新卒採用は、よほど毎年定年退職が起きない限りは行いません。) 採用予定人数より多くの応募が殺到する場合には、とにかくふるいに掛けなければいけません。だから履歴書や職歴書に記載してある最低限の情報を基に、面接に割ける時間分の人数まで絞らなければなりませんが、これが難しい。とにかく理由を付けて絞り込みをします。そのあたりは本書でも少し描かれていました。 そうしてようやく応募者を面接に呼びますが、その中で経営者(中小企業は人事=経営者の仕事です)とのフィーリングが合うかどうかが重視されます。多くの経営者は否定するかもしれませんが、無意識にこの部分がものすごく大きなウェートを占めていることは間違いないでしょう。 時には簡単な筆記試験や、メンタルテスト、知能テストなどを行うこともあります。そうそう。面接は1回で終わることも多いです。そんなにたくさん面接に時間を使えないのです。(この辺りは、就活のマニュアル本に「面接1回で内定は危ない」と書かれていること多いですが、そうとばかりは言えないと感じています。世の中には、それで危ないところも危なくないところもあります。) そうやって厳選して内定出してみますが、応募者も他の応募と天秤に掛けるのは当たり前のこと。初出勤前日に、お断りの電話が掛かってくることも珍しくありません。またせっかく就職しても、入ってみて分かること、職場の文化の違い、もともといる職員との相性、トラブルになること、などなどで長く続かないことも。 それくらい人を雇うということには、キレイごとだけでは済まされない人間関係の様々な問題と隣り合わせなのです。 前置きが長くなりましたが、人が人を評価し、ともに働くかどうか見極める就職活動・採用活動には、誤解も、苦悩も、虚構も同居しているのだということです。 それでもこの日本で「就職活動」という儀式が無くなることはないとも思います。(フリーランスも流行っていますが、それも下請という、流動的に形を変えた採用・就職なのです。) 本書はミステリー仕立てにはなっていますが、そんな「就職活動」という儀式について、採用する側からの視点、選ばれる側からの様々な視点から、とある企業で起きた事件を描いています。 もし、就職活動が苦しいと思っている方はぜひご一読頂きたいと思います。就職活動のプラスになることなど何もないかもしれませんが、それでも肩の力くらいは抜けるのではないかと思います。なにより採用・就職の書類提出・面接の場で行われる双方の情報開示が、それほど深刻なものではないこと、思い至るような気がするのです。 私は納得行かない職場から、定期的に転職を繰り返してきたので、余計そう思うだけなのかもしれませんが。 | ||||
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話の内容、展開、伏線回収やどんでん返し(って言って良いのか分かりません)が、ものの見事だと思います。基本、本は一気読みですが、途中飽きることがありませんでした。 低評価のレビューに後出しが多いって書かれてますが、この手のミステリーって、こんなものではないすかね? | ||||
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本屋でみかけて購入しました。他の方もプレビューされてるように「王様のブランチ」でも紹介されていたそうです。 なるべくネタバレなしでレビューしていきます。 物語は大きく分けて2部構成です。前半はグループディスカッションで起こった事件を描く、後半は数年後にある人物が事件を検証していくという形です。 私自身大学生のときに就職活動を経験したので事件(グループディスカッション)の部分は懐かしいな、と思いながら読んでいました。 謎解き自体はどんでん返しに近い形だと思います。「この人が犯人か?」と思わせたら、また、別の人物がでてくる・・・よくあるパターンですが飽きずに読めました。少し犯人の動機は少し非現実的と感じましたが、2024年に映画化されることを考えるとよく出来たストーリー、考えられたトリックだと思います。 この物語を読んで思い出したことは「就職活動と結婚は似ている。」という某企業の人事担当者の言葉です。学生も企業も実は、本当の姿を隠しているということです。私自身、第1志望ではない企業の面接でも「御社が第一志望です。」と言い、就職した企業はパンフレットとは違うブラック企業でした。 要は、数回の面接やグループディスカッションでは、企業も学生も本質を「見極められない」ということです。 結婚も相手の良いところも悪いところも本質を「見極められない」まますることが多いと感じます。それを是とする夫婦は長続きして、受け入れることが出来ない夫婦が離婚を選んでしまうと感じます。 話がそれましたが、採用する側とされる側のミスマッチは永遠の課題であると感じます。ミステリーのなかにそういった本質が隠れていると考えさせられた作品です。 | ||||
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ミステリー系の小説が大好きでよく読んでいますが、とても面白かったのでレビューを書きたいと思いました。 どんな本かざっくり書くと就職活動と人間性を絡めている本だと思います。 就職活動に関する考え方や疑問が私自身が抱いているものと重なり、とても共感しました。 人間性においては就職活動以外でもあると思います。私が似ていると思うのは恋愛です。 どちらも目的が分かりやすいです。 就職活動→内定がほしい。 恋愛→付き合う、または結婚がしたい。(例外は置いときます) 目的を達成したいのならば、少なからず努力をしないといけません。 まずは相手に自分を知ってもらう、アピールする必要があります。 しかし、それは必ずしも本当かどうかわからないのです。 全部本当かもしれないし、全部嘘かもしれないし、7割は本当で3割は嘘かもしれないのです。 ではどうやって見極めるのか?っていうのが 難しいのです。 必ずしも正解はないし、人によっても考え方や感性が変わりますよね。 なかなか考えさせられる作品でした。 私の大好きな本の仲間入りしたいと思います。 | ||||
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面白かったです。朝井リョウの就活の小説を思い出しました。 でもあの時代の就活の「自分を否定されること」「自分が何者かわらかなくなる」という悩みが中心だったものから この小説はもう一つ時代が進んだなと感じました。 就活生が全員、それなりに自信があって、彼らが受けているのがいわゆる日本版グーグルのような新進気鋭の企業であり、その一次選考は突破している、 という一風変わった設定なのも、今の時代を反映していて面白い点でした。 コミュケーション能力が問われるのは外資系の企業のあるあるですが、それをIT系の日本企業でやる という設定がまず興味深いですし、 犯人と言いつつこれは殺人事件ではないので、あらかたの予想はつけるもののそこまで逼迫した緊張感もない。 だけどそれが読みやすさにつながり、人間関係の希薄さや、思い上がった人間のみっともなさみたいなものが浮き彫りになることに、読み味を集中できるのです。 最終的にこれはハッピーエンドと言っていいのか迷うところではあります。 主人公が庇った彼女も、年月を経てあの時のことは記憶の彼方においやっている。そんなこともあったな、程度の経験になり、今の時間を不満タラタラながらも必死に生きてる。 みんな、そんなもんなんですよね。 彼らが真実を知ったとして、その後彼らの人生が変わるかと言ったら、何にも変わらないだろうし 前のメンツで集まって仲良くなって、、みたいな学生のようなことにもなりはしない。 真実を知ったからといって、生活は変わらないはず。 でも生きていく上でのマインドには多少の変化があるのではないか? 周囲の人をもう少しだけ信じられるようになるのではないか? 小さな変化が起こす変化もまた小さく、でもその小さなことで生きるのが楽になるかもしれない、 そう思うと、主人公のしたことに意味がある気がします。 映画になるそうですがこれを2時間程度でまとめられるのかな? 学生ものはすっかり興味がなくなり、社会人ものばかり読んでいますが、この社会人と学生の間の「就活生」というのは特別な時代で、特別な感情が芽生えるので 小説の題材としてもすごくいいですね。 | ||||
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情報の出す角度を変えていくことで、物語が進むにつれて登場人物へのイメージが変わる作品でとても面白かった。 自分が見えている相手の姿はほんの一部かもしれないし、意外とそのままを映し出しているかもしれない。 普段から、自分はその人の100%を見えてはいないよな。ということを念頭に置いておくことは重要だよなーと思わされる作品でした。 | ||||
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人を見極めること、人を裁くことは誰にもできないのだと思う。 一介の会社員が、大学生を評価してその人の人生を決めること。 あるいは、匿名の誰かが、著名人に対して暴言を吐き、命さえ脅かすこと。 あるいは、私のようなただの一般人が、しょうもないレビューを書いて公開されること。 あるいは……、これ以上はネタバレになってしまいますね。 結末にいくにつれて、巻き込まれて集中させられていく感覚は愉快でした。 最近の世間は、白と黒、善と悪、裏と表、ばかりに思えて辛かったけれど、私には救いに思えました。 | ||||
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就職活動の思い出、人間関係など、20代の繊細な気持ちが書かれています! 久しぶりに小説を完読しました。 | ||||
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