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(短編集)
桜花を見た
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桜花を見たの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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17年前に購入した短編集 中でも「酔いもせず」が好き。 北斎の娘、お英を取り上げたお話し。 宇江佐さんのこのお話しで、初めてお英を知ったかも‥ このお話し以降、お英の作品にも興味が沸きAmazonで本も購入しちゃった! | ||||
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遠山金四郎、跡を継げないと観念したのか女・喧嘩・酒と放蕩三昧のすえ名奉行となる。これって鬼平こと長谷川平蔵とそっくりじゃありませんか。これは日本人に愛される上に立つ者の雛形なのだろうか。しかし、これじゃ最初から最後まで真面目な者が浮かばれないような気がするのですが、どうでしょう。 | ||||
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大変おもしろく奥深いお話ばかりです。 短編は、歯切れ良く進むので ワクワクドキしながら楽しみながら読ませて頂きました。 | ||||
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以前借りて読みましたが、面白かったので購入しました。何篇か短編が入っているので楽しめる本だと思います。遠山の金さんや北斎と聞き覚えのある登場人物が登場し、その知られなかった内々の話もあるので面白い作品です。宇江佐真理さんの本は他にもお勧めが沢山あります。 | ||||
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「桜花を見たか」がよかった。葛飾應薦の「酔いもせず」は、朝井まかたの「遙 くらら」を読んでいたので多少違いがあるが、今よく取り上げられている題材のようだ。 | ||||
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が、どうにも蝦夷関係のは読み難さを感じてしまう。単純に自分が蝦夷ものに興味が薄いせいだと思います。 前半の「絵師もの」は大変楽しんで読みました。 | ||||
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短編集だと思わなくて買いました、読んでみると話が変わる度に人物の名前が一杯出てきて、 早く先を読みたいという興味がわかなかった。 | ||||
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とても好きな作家さんですがこの本は今は内容が記憶に残っていない 期待ほどではなかったと思われます 残念… | ||||
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実は、図書館で同じ商品を借りたのですが紛失してしまい、こちらで購入させて頂きました。商品自体はとても綺麗で新品と思われるほど状態は良かったです。良い買い物をいたしました。 | ||||
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表題通り有名な実在の人物をモデルにして書かれています。 『桜花を見た』は巻頭作品で一番短いお話しです。 身分の違いから逢いに行かれぬ栄助(隠し子)の心情が細やかです。 栄助の奉公先の足が悪く出戻りであるお嬢様に助けられて実父と一期一会の 出逢いを果たします。このお嬢様も素敵でした。 二作品目の『別れ雲』は亭主に潰されてパッとしない筆屋の娘・おれんが 10歳近く年下の絵師と恋仲に発展するのですが…、 悲しいかな様々なしがらみに遭い恋の行く末は波乱で悲愁を感じました。 『酔いもせず』は葛飾北斎の娘・お栄のお話しです。 お栄はなかなかの勝気で男勝りの気性に頼もしさと親しみを持ちながら 読みました。ラストは少し寂しかったかな…。 『夷酋列像』と『シクシピリカ』は二作とも蝦夷地の話しであり、 私には主人公よりも当時のアイヌの人々が不当な扱いを受けている様子が なんともかわいそうになり印象に残りました。 短編集としてはかなり読み応えのある作品で宇江佐さんらしい細やかな心情と 綿密な構成にページをめくる手が止まらず一気読みしました。 | ||||
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筆屋の娘と絵師の恋を描いた「別れ雲」、北斎とその娘を描いた「酔いもせず」は、 ホロリとする話だった。「夷酋列像」と「シクシピリカ」は、同じ出来事を松前藩の 内側と外側から描いていて興味深かった。だが一番印象に残ったのは「桜花を見た」 だった。父と息子でありながら、別々の道を歩んできた二人。会いたいと思う気持ちは 同じだっただろう。英助は誰にも知られずに会うことを望んでいたが、それはなかなか 果たすことのできない願いだった。だが、それは思いも寄らぬ形で実現する。その きっかけを作った出来事、そして父と息子の生涯でただ一度の出会いの場面、その 二つは読んでいて涙が出るほど心にぐっときた。人が人を思いやる心ほど感動する ことはない。5編どれも、人情味あふれるとても素敵な物語だった。 | ||||
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作者のデビュー間もない頃から書き溜められた5作が収められた中編集。 時代劇でも知られる“遠山の金さん”の隠し子の生涯を描いた表題作のほか、 絵師・画家に関するものが3編、舞台が蝦夷に及ぶものが2編、そのうち「夷酋列像」はその両方に属する。 また「酔いもせず」の主人公である葛飾北斎・お栄の父子は、後の長編「涙堂」にも登場するなど、そうした作品の関連性を見て行くのも面白い。 女性心理・市井ものを描く現在の宇江佐流とは趣向が違っているが、実在の人物を宇江佐さん流にうまく料理しているのではないか。 今まで知らなかった歴史の一端をわかりやすく理解できる作品集だと思う。 | ||||
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北町奉行、遠山左衛門尉景元の落し胤との、一度きりの出会いを描く表題作。 葛飾北斎の娘応為を主人公とする、「酔いもせず」。 蠣崎波響に材をとった、「夷酋列像」。 最上徳内の一生を描いた、「シクシピリカ」 実在の人物を描いた短編集です。 「夷酋列像」は、蠣崎波響の生涯を描いています。 波響は画家として有名ですが、松前藩の家老としての波響はあまり知られていません。 家老としての波響は、松前藩が移封になった後、自ら描いた絵を売り、復領への運動をします。 運動の甲斐あって実に14年後、松前藩は復領になります。 しかし波響は、復領からわずか5年後に亡くなります。 波響の波乱に富んだ人生が、よく描かれています。 五編とも素晴らしいです。 時代考証、作品の構成、細部にわたる描写、どれをとっても絶品です。 作者特有の物悲しさをひめた終わり方が、絶妙です。 | ||||
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宇江佐真理の江戸もの。今回は実在の人物がモデルの短編集。 私が好きなのはやはり表題の「桜花を見た」かな? 遠山の金さんが出てくるのですが、ほんわり爽やかな読後感になるのは 英助と、勤めているお店のお嬢さんとのエピソード。 切ないのは「別れ雲」。好きなら好きって言ってしまえばいいのに! でもなかなかそうもいかないんですよ、っていう呟きが聞こえてくるような。 「夷酋列像」は新作の『憂き世店 松前藩士物語』とリンクしているので、 そちらもあわせて是非。 『憂き世店』を読んでからもう一度読み返すとまた違った楽しみがあります! | ||||
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