(短編集)
たば風 蝦夷拾遺
- 幕末 (129)
※タグの編集はログイン後行えます
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
たば風 蝦夷拾遺の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
6つの短編小説を集めた文庫本だ。 その中の「錦衣帰郷」を読んでみた。 この作品の舞台は蝦夷地松前藩ではなく、出羽国楯岡村…最上徳内の生まれ故郷だ。 貧農の出ながら学問で身を立て、幕臣として立身出世を遂げた最上徳内。多忙な公務の合間を縫っての晴れがましい一時帰郷の様子と、彼を出迎える村の庄屋夫妻および村人たちの様子を描く。 徳内が故郷の村で歓待される。会話が主体の時代小説で、東北訛りが印象深い。 他方、徳内の経歴や業績、当時の北方情勢・幕府・松前藩などに関しては客観的記述の歴史小説風なのだが、短い本作の中で相当なボリュームを占めていて、両者が分離しているように思えた。 その歴史解説の部分もwikiや教科書の内容とさして変わらず、北海道在住の著者ならではの視点、切り口、あるいは新情報があるかと期待したのだが残念だった。 とはいえ文章は達者だし他の作品も面白そうなので、機会があれば残りも読むつもり。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
北海道ってすごいなっておもった。開拓なんだなって。 ひとつ目の 束風 束って出ますね weathering heights 嵐が丘 だなって あら あらしとたばのかぜだ・・思いあって運命に別れ、なおかつ窮地に救われして、やがてまた・・・ すてきだ・・・ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作家さんの作品は結構読んでます。期待を裏切らないほのぼのとした良い作品でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
函館出身の宇江佐さんが地元を舞台に書かれた一冊ということで期待を込めて読みました。 どの作品も時代と運命に抵抗しながらも翻弄され結局は流されて 従わずにはいられない悲しい女性たちが主人公になっています。 悲恋が多く涙が出ました。 悲しいけれど悲恋を乗り越えて生きる当時の女性の心情が細やかに描写されていて 宇江佐さんらしい読み手を飽きさせない構成は素晴らしいです。 感動しました! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
幕末の蝦夷(北海道)、松前藩を舞台にした時代小説。 うーん。面白いですが・・・。と思ってしまいました。 ちょっと違うんです。 まず髪結伊三次シリーズなどの作風と異なっています。 伊三次のシリーズが人と人との関係が暖かさを前提に描かれているのに対して、 本作では、時代の変化に翻弄される人々の弱さや儚さを描いています。 その時代感や作品の結末は、 なんというか藤沢周平風です。 乾いた読後感を狙っているのでしょうが、 それは宇江佐ファンとしては物足りないと思う人がいそうです。 じつは私がそうです。 例えば「黒百合」。ラストシーンは果たして血飛沫でよかったのでしょうか、 確かに映画的なビジュアルを強烈にイメージさせる表現力は素晴らしいと思います。 ただ宇江佐真理に求める世界はちょっと違うかなあと。 同時期に文庫化されている「無事これ名馬」の方が、 私は満足しました。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 5件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|