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虚ろ舟 泣きの銀次 参之章
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虚ろ舟 泣きの銀次 参之章の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.22pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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ストーリーはあるけど、ドラマがない。 殺人はあるけど、推理はない。 感情は一応あるが、緊迫は一切ない。 ところで、宇江佐真理の「おきゃがれ」と山本一力の「がってんだ」は、どうにかならないものか。 | ||||
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う〜ん、いったいどうしたのだろう。これまで読んだ宇江佐真里さんの作品のなかで、一番つまらなかった。つまらないというより、作者が銀次と読者に意地悪をしているのではないか、と思ったほど。 物語は、銀次の娘お次と絵師和平の恋を軸に、ふたつの殺人事件とUFO(虚ろ船)がからむのであるが、謎解きとしては平凡かつマナー違反だし、人情話としては人情のない結末 救いのない結末なのである。 だから、読みおわって、なんのカタルシスもない。なんか、泣きの銀二と一緒に、涙も出ない砂漠に取り残された気分。 「泣きの銀次」に共感する涙もろい読者を茫然自失させる虚無的な結末は、作者の意地悪なのか、新境地なのか。タイトルになっている「虚ろ船」も、ストーリーとはほとんど関係なく、なぜ登場するのかも疑問なのだが、虚無的結末のシンボルなのかと考えてしまう。作中の謎よりも、むしろ作者の意図が謎として残る、後味のわるい作品である。 | ||||
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以下の理由で、従来の宇江佐ファンは、とまどうかもしれません。 (1)UFO騒ぎがテーマの芯に組み込まれていること。 (2)話の展開が、これまでになく悲劇的なこと。 江戸時代のUFO騒ぎは、実際にあったらしく、瓦版などの資料が残っているそうです。 しかし、それを時代小説の中に組み込んで、スーパーナチュラルな意味合いを持たせている点については、時代小説ファンとして、違和感を覚えます。 また、悲劇的な終わり方も、快いとは言えませんでした。 紆余曲折はあっても、宇江佐真理ならば、最後はハッピーエンドでおさめてくれる、と思っていましたのに。 作家が嗜好や作風を変えるのは、よくあることです。当然、作家の自由です。 読者としては、今後もついていくのか、態度を決めた方がよいかもしれません。 | ||||
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