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(短編集)

妻は忘れない



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【この小説が収録されている参考書籍】
妻は忘れない (新潮文庫)

妻は忘れないの評価: 3.50/5点 レビュー 8件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(1pt)

ミステリの体を成していない、ミステリ作家としての作者の資質を疑わせる"トンだお笑い草"の愚作

表題作の他、「無垢なる手」、「裂けた繭」、「百舌鳥の家」及び「戻り梅雨」の5つの短編から構成される"平凡な家族に潜む秘密"をテーマとした短編ミステリ集。しかし、もし本当にミステリとして執筆したとするならば、"トンだお笑い草"の愚作である(以下、ネタバレあり)。

表題作と「無垢なる手」の両編は、ヒロイン(主婦)が事件(の兆候)と考えている事象が単なるヒロインの妄想とあってはミステリの体を全く成していない。ヒロインの妄想・欲求不満・病的心配性を綴っただけのモノをミステリとして執筆・出版する作者及び出版社の厚顔には恐れ入るしか無いし、読者は堪ったもんじゃない。「裂けた繭」は、"引き籠り"を扱って異なる作風だが、妄想(二重人格)と現実との区別の付け方が無茶・唐突過ぎて、やはりミステリの体を成していない。「百舌鳥の家」も、単に姉妹間の軋轢を描いただけ(冒頭での"秘密"の示唆が"あからさま"過ぎて伏線になっていない)で、これまたミステリの体を成していない。「戻り梅雨」は、シングル・マザーの息子への過保護を扱った短編だが、ミステリとしては伏線の張り方が"あからさま"過ぎて、これまたミステリの体を成していない。

ミステリ作家としての作者の資質を疑わせる愚作。全編、女性の下ネタ絡みの妄執を織り込んでいる点も本作の品格を貶めている。いっそ、ゴシップ作家へと転身した方が良いとさせ思わせる時間潰しにしかならない低劣な短編集だと思った。
妻は忘れない (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:妻は忘れない (新潮文庫)より
4101023816
No.2:
(2pt)

パンチが弱いなぁー。

文章は上手だし話の持ってき方は良いんだけど、結末に近付くにつれ「あーそんなもんかー。。」ってガックリする。
この手のどんでん返しやイヤミスなら過去に小池真理子や新津きよみが散々書いてきているし彼女達のほうが十二分に優れてる。
結末がつまらないとただの「暗〜いお話」で終わっちゃうので評価は厳しめ。
妻は忘れない (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:妻は忘れない (新潮文庫)より
4101023816
No.1:
(2pt)

イヤミス好きにはオススメ

他のサイトで好評だったので買ってみましたがイヤミス短編集です。
主人公がミスリードを展開しているところに斜め方向から真相が明らかになるというタイプのどんでん返し。
作家の手のひらで踊らされる、叙述ミステリです。
ストーリーも良く練られているので作者に引っ張って行かれるのが好きなタイプの読者には良いと思います。

ネタバレ。










一作目は夫が鞄に武器を隠し持っていたら自分が殺されるって言うのはちょっと妄想が突飛すぎるかなあ。
二作目、主人公に共感できなさ過ぎました。ママ友が自分を憎悪しているとか、この主人公も妄想しすぎ。妄想でのミスリードになかなか乗れず、なのでラストの戦慄もあまり共感できず。
三作目、ミスリードが主人公が喋らないということにあるのですが、ちょっとこじつけており、スッキリしない。
叙述ミステリなのでミスリードにうまいこと乘れたらいいのでしょうが、主人公の妄想に共感できず、あまり楽しめず。三作目で脱落。イヤミスだけに本当に嫌な気持ちになった。ごめんなさい。残りを読んで感想を書き直すかもしれません。
妻は忘れない (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:妻は忘れない (新潮文庫)より
4101023816

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