度胸

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

度胸の評価:

4.38/5点 レビュー 16件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.38pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全27件 21〜27 2/2ページ
No.7
(3pt)

懐かしのこの一冊

昔を思い出した。懐かしかった。良い作品は何度読んでも良いと思った。
度胸 (ハヤカワ・ミステリ文庫 フ 1-5 競馬シリーズ) Amazon書評・レビュー: 度胸 (ハヤカワ・ミステリ文庫 フ 1-5 競馬シリーズ)より
4150707057
No.6
(5pt)

障害競馬騎手出身のフランシスの真骨頂の作品

イギリスの障害競馬騎手出身で騎手として成功した後、ミステリー小説作家になってから数々の傑作を残したディック・フランシスの初期の作品。

障害競馬騎手出身の経験がいかんなく物語描写の中で発揮され、下積み騎手のプロフェッショナル魂、成功をつかみかけたときに突如前途を阻まれ、どん底に突き落とされたところからの再起、職業人として信頼を失うことの恐ろしさ等々の人間模様が非常に丁寧に描かれており、フランシスの作品の中で一番好きな作品、一押しの作品です。

30年以上も前の中学生の頃、NHKラジオで、広川太一郎さん、池田昌子さん、熊倉一男さんという豪華声優キャストでドラマ化されたときにこの作品の存在を知り、フランシスの大ファンとなるきっかけとなるとともに、この作品は私のお気に入りで何度も読み返しました。

最近、原著の「Nerve」をKindle版で見つけ、懐かしくて購入。英語は得意ではないのですが、読み始めたら止まらなくなり、一気に読み終え、改めて感動に浸っているところです。原著で読んで改めて分かりましたが、菊池光さんの翻訳は非常にこなれた日本語訳で、秀逸。邦訳と原著の読み比べも非常に面白く、お勧めです。
度胸 (ハヤカワ・ミステリ文庫 フ 1-5 競馬シリーズ) Amazon書評・レビュー: 度胸 (ハヤカワ・ミステリ文庫 フ 1-5 競馬シリーズ)より
4150707057
No.5
(4pt)

現役騎手を主人公にした清新な作品

D.フランシスの「競馬シリーズ」中の代表作の一つ。本シリーズは作者の騎手時代の経験を活かした競馬界のリアルな描写と問題提起、主に元騎手でストイックな性格を持つ主人公の苦難に満ちた活躍を描いた緊密なストーリー展開で定評がある。
本作の主人公フィンは騎手生活2年目で、まだ実績がない下積み。この他、音楽一家の中で唯一人音楽的才能がない。恋人に振られたばかり。幼い頃から心を寄せている従姉には相手にされないと言った負い目を持っている。通常は、落馬等によってケガを負い引退を余儀なくされた主人公が、その身体的・精神的ハンデを苦難の末に乗り越える姿を描くと言うパターンなのだが、本作では意図的に設定を変えて来た。
冒頭でいきなり先輩騎手が自殺する。彼は実績充分の35才の騎手だが、調教師との確執等の競馬界の最近の不穏な様子が示唆される。作者の意図は若き騎手のサクセス・ストーリーの端緒をベースに、競馬界の勝負の厳しさ、騎乗時の緊迫感、騎手が肌で感じる疑惑等を描こうとしたのだと思われる。確かに、これなら現役騎手の方が良い。下積み騎手としてのTV出演、レギュラー騎手のケガによる代役での活躍、騎手達を襲う不当な黒い噂、フィンを目の仇にする理事、そして突然のフィンの不成績。周囲はフィンが「度胸」を失ったと言う。これらが無理なく語られる。ここからは自らの名誉を回復するためのフィンの闘いで、通常の展開に近い。ターゲットは中盤で明らかにされるが、フィンとある境遇が似ている点は皮肉か。普段は表面化しない劣等感が狂気として噴出する犯人の妄執ぶりとフィンの不屈の闘志との対比で読ませる。肉体的耐性を重視している点は常の如く。
新しいタイプの主人公の造詣で、シリーズに清新な魅力を加味した佳作。
度胸 (1968年) (世界ミステリシリーズ) Amazon書評・レビュー: 度胸 (1968年) (世界ミステリシリーズ)より
B000JA4N9A
No.4
(5pt)

風評被害にあって困っているなら、ぜひ読んだほうが

いやな犯人だったな。悪魔のような卑劣な手段を、つぎつぎ実行していく犯人を、主人公は、だれにも頼らず、自分の手でやっつけます。物語はフィクションだと思いますけど、きっと、実話に取材しているでしょうね。べつに競馬界にかぎらず、犯人がえらんだ手口で、他人を破滅させることは、できますものね。もし風評被害にあって困っているなら、ぜひ読んだほうがいいですよ。事実と、冷静な観察で、犯人を追いつめてゆくやり方が、克明です。ちなみに、ディック・フランシスは競馬もので有名な作家さんですけど、わたしは競馬のこと、何も知りません。知らなくても、だいじょうぶです。
度胸 (ハヤカワ・ミステリ文庫 フ 1-5 競馬シリーズ) Amazon書評・レビュー: 度胸 (ハヤカワ・ミステリ文庫 フ 1-5 競馬シリーズ)より
4150707057
No.3
(5pt)

ハードボイルド/冒険小説の傑作

フランシスの長編は翻訳版は全て、原書もいくつか読んでいますが、「度胸」は私の中で五本の指に入る傑作です。最後の一行まで楽しめる作品としても、特に心に残っていますね。冒険小説の中には、タネが判ってしまうと二度読んでも面白くないものもあると思いますが、フランシスの良作は、何度か読み返しても楽しめると思います。余談ですがこの作品を気に入られた方には、フランシスの「証拠」をおすすめします。彼の作品は、基本的に水戸黄門(勧善懲悪のワンパターンな作風)なのですが、この二作品は特にテーマ・伏線に似たような部分があると思っています。
度胸 (ハヤカワ・ミステリ文庫 フ 1-5 競馬シリーズ) Amazon書評・レビュー: 度胸 (ハヤカワ・ミステリ文庫 フ 1-5 競馬シリーズ)より
4150707057
No.2
(5pt)

競馬シリーズの中で一番好き!

大好きな競馬シリーズの中でも、再読度ナンバーワン。読み出したら止まりません。絶対おすすめです。
度胸 (ハヤカワ・ミステリ文庫 フ 1-5 競馬シリーズ) Amazon書評・レビュー: 度胸 (ハヤカワ・ミステリ文庫 フ 1-5 競馬シリーズ)より
4150707057
No.1
(5pt)

競馬シリーズの最高傑作

本書はフランシスの競馬シリーズの最高傑作だと思う。でも、これまでずっと書評を書けずにいた。なぜなら、この本がどうしてそんなに魅力的なのか、ネタばらしをしない事には、どうにも表現できないからである。実に思いがけない展開の、突拍子もない話なので、できたら何の予備知識もなしに読んでほしいと思う。なお蛇足だが、本書のあとがきにはネタばらし的な内容が書かれているので、先に読まないように。もう1つ蛇足を。競馬には興味ないからと敬遠している方も、どうかご心配なく。フランシスの作品は、競馬への好き嫌いに関係なく十二分に楽しめる事を、やはり競馬には興味のない私が保証します。
度胸 (ハヤカワ・ミステリ文庫 フ 1-5 競馬シリーズ) Amazon書評・レビュー: 度胸 (ハヤカワ・ミステリ文庫 フ 1-5 競馬シリーズ)より
4150707057