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戦争の犬たち
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戦争の犬たちの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.46pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全28件 1~20 1/2ページ
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商品到着しました。ありがとうございました | ||||
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商品到着しました。ありがとうございました | ||||
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面白い〜 と喜んでもらえました。 | ||||
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よい本を、読みました。 | ||||
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楽しい本です。 | ||||
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私のフォーサイスはここから! ちょーおすすめ。 | ||||
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とても良い状態でした、とても安く絶版本が手に入り満足です。 | ||||
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マンソン鉱山会社の会長マンソン卿は、アフリカの小国ザンガロに膨大な埋蔵量のプラチナ鉱脈があることを知り、その利益を密かに自分のものとすべく、ザンガロにクーデターを起こし傀儡政権を作り上げた上で、自らが操るペーパーカンパニーにその採掘権を与える計画を企んだ。そのため、腹心のサイモン・エンディーンに最適な傭兵を探させ、もう1人の腹心マーチン・ソープに、現在は活動していないが由緒のある会社の入手を命じた。エンディーンは、若いがやり手と評判の傭兵隊長キャット・シャノンを選び出し、真意を伏せつつ、クーデターの計画、武器、兵員調達、輸送、戦闘全てを委任した。シャノンは自らザンガロを訪れ、現地調査の上でクーデターの遂行は可能とのレポートを提出する。そして以前からの部下4人を集め、非合法な資金輸送や武器の裏取引の知識を使って準備を進める。一方でマンソン卿の真意についても探っていく。100日後、シャノンはザンガロの独裁者キンバを倒すクーデターを起こすべく、ザンガロに向かう。しかし、アフリカの現地の悲惨さを知っているシャノンには別の考えがあった。イギリスの作家フレデリック・フォーサイスの軍事・経済小説。 | ||||
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F・フォーサイスが自伝の中で嘗て西アフリカのビアフラ戦争を取材した際の様子を綴っており、 この小説を通して作者が一番伝えたかった骨子は襲撃の後、シャノンがエンディ―ンに"何故”そうしたかと語るセリフに集約されている。 どういう経緯でシャノン役がクリストファー・ウォーケンになったのか知る由もないが、この役には似合わない。 それでも総合的にみて数十年前に観た映画の方が良かった。この時代の作品には今の映画には無い独特の空気感が有り 戦場から戻った後の逡巡~準備を整え再び赴くまでの見せ方が映画版の方が旨く、 原作のエピローグは秀逸だがそこまでの過程が平坦過ぎる。 特に襲撃への百日に於いてペーパーカンパニー、資金の使途、武器の購入調達、擬装、積み込みまでの件が余りに長く、 ジェームズ・マンソン卿の娘と懇ろになる件も必要ないように感じる。 | ||||
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プラチナ採掘権独占を企むマンソン社の会長ジェームズ卿は、新興国ザンガロの独裁大統領を廃すべく、五人の「戦争のプロ」を送り込んだ。消えゆく外人部隊のロマンを謳いあげる雄渾の巨編! | ||||
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途中でダレる部分はありました。 早く出航してくれよ、と何度思ったことか。 これまで、著者の作品では「ジャッカルの日」「オデッサファイル」「アベンジャー」「帝王」を読み、 今、「戦士たちの挽歌」「イコン」を読んでいる途中です。 帝王と戦士たちの挽歌は読みやすいと思いますが、 他の作品が読みやすいかと聞かれれば、そうも思いません。 それは自分に、豊富な知識や理解力が足りないということや、 もちろん外国語訳ということも理由にあるかもしれません。 ではなぜ著者の作品を買ってしまうか、と考えると、、 どの作品も最終局面の、息づかいまで聞こえてくるような、 ヒリヒリした雰囲気に魅せられてしまっているのだと思います。 この作品も、同様の息づかいを感じました。 ジャッカルの日は星5ですが。 それに本作を読んで、 自分は、会社の犬か、社会の犬か、それとも自由な野犬なのか、 どの犬だとしても、自分の信念を大切にしたい、プロフェッショナルでありたい、そう思いました。 本作中でもし今の自分が仲間だったら、服の発注を間違えるか、 ドラム缶の施工不良で穴開けてしまいそうです。まだまだだ(笑) | ||||
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フォーサイスの素晴らしい筆さばきで、読む者はナイジェリアのジャングルで傭兵とともに撤退の飛行機を待ち、 ロンドンでマンソン卿のオフィスからシティを見下ろし、パリ、オスデンデそしてザンガロの町でキャット・シャノンの横を歩いている気にさせる 少しの想像力があればザンガロの町の異常な空気やシャノンの緊張を肌で感じられる。 上巻は事前準備と陰謀編ですが冗長さは全くなく、一気に読めます。 一度限りではなく、何度も読める「本物」の小説です | ||||
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フォーサイス氏の実体験がベースになっているとされる本作。題名から軍事ものと思われる方もおられるかもしれません。しかし、本作は最高の経済小説であると断言できます。 傭兵契約からペーパーカンパニー設立まで、本作を読むことによってこれまで経済に対して興味のなかった方でも世界経済を見る目が変わると思います。 私も本作によって経済学に目覚めました。 | ||||
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偶然に見つかったプラチナ鉱山。その利権をめぐり暗躍するロンドンの巨大企業。その依頼を受けクーデターの準備を着々と進める傭兵たち。上巻に続くこの物語は戦争をテーマにしながら戦闘シーンがほとんどないサスペンス仕立ての名作です。 上巻の感想にも書きましたが、これを初めて読んだのは中学生の頃。図書館でタイトルだけに惹かれて手に取ったのを覚えています。未熟な子供には理解しえない内容ながら、何故かおぼろげに意味が分かり夢中になって読んだものです。この難解な内容なのに分かりやすく文章にするというところがこの作者の作者たる所以でしょう。 背景に大国や企業の思惑に翻弄されるアフリカへの想いを込めながら、それでいて直接的な悲劇の描写はせず代弁者として傭兵シャノンに言葉少なに語らせるに留めています。それがかえって雄弁に作者の想いを伝えているようで、アフリカの惨状を、悲劇を、苦しみをぬくぬくとした環境で他人の書いた文字で分かろうと思うなと言われているようにも感じます。 この作品はいったい何度読み返したのか分からないほど読んでいます。読むたびに新しい発見があるという類のものではありません。敵味方を問わず、一貫して描かれるプロの仕事ぶり、そのカッコよさに触れたくて読んでいます。利益の為に平気で他者を踏みにじろうとする者たちにも美学があり、憧れます。僅かな人数で一国をひっくり返そうとするシャノン達傭兵の姿と仕事の進め方に憧れます。私の中でのカッコいい大人、本当の仕事をする大人の見本がこの中にあり、自分自身が道に迷いそうな時、弱った時にこの作品を読みます。 戦争をテーマにしながら、戦闘シーンがほとんどない作品なので戦争アクション的な小説を求めてこの作品を読むと肩すかしを食います。しかし、映画などでは描きようもない裏方の準備の部分、仕事の仕方や準備の整え方の作法。スマートなカッコよさとは何かを教えてくれる一冊として間違いなくお勧めできる作品です。 | ||||
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初めて読んだのは多感な中学生の頃。図書館の大人向けの書籍のコーナーにあったこの作品のタイトルに惹かれ、作品はもちろん作者すら知らないまま読み始めました。 「非常に難解でありながら分かりやすい」という、魔訶不思議な誰にも真似の出来ないような文章に引き込まれるまま上下巻を一気に読み切ってしまったのを覚えています。 以来、図書館で借りては返し借りては返しを繰り返し、正直今までに何度読み直したか思い出せないほどです。大人になってからは文庫を購入しボロボロになるまで読んではまた購入するの繰り返し。今回購入したのもその何度目かも分からない買い替えでの購入です。 戦争、それもアフリカ小国での革命を舞台にしていますが、決して戦闘シーンを楽しむようなエンターテインメント的な戦争小説ではありません。実際の戦闘シーンと言えば全体の一割程度しか存在しません。物語のほとんどが何故革命を起こさなければならないのか?そして革命を起こし成功する為にどんな準備をしなければならないのか?に費やされています。 そして、その準備の部分がとにかく面白い。 日本人である私たちがほとんど知らされていない、また知ろうともしないアフリカの悲劇が背景にあり、搾取するものとしての欧米列強の確執、産業としての兵器開発と輸出など日本の平和な日常からは想像もしえない現実がそこにあり、自分たちの利益の為になら他国、他者を平気で笑いながら踏みにじれる人たち。そして、その人たちが自身の利益を生み出す為にどのような手段でそれを行なうのかが描かれています。 アフリカの名前も知らないような小国で発見されたプラチナ。その巨万の富を一手に握る為にイギリスの複合企業がその国の政権を転覆させようとする。そのクーデターを秘密裏に計画し成功させる為にその企業は金で雇える兵隊=傭兵C.A.T.シャノンを雇い入れる。「100日で国をひとつ奪ってくれ」と―というストーリー。 この小説の何が私を惹きつけるかというと、全編に渡って描かれる「本物のプロフェッショナルの仕事ぶり」に尽きます。価値を生み出すのが仕事と言われますが、それを具現化したような男たちの仕事ぶりが私を惹きつけてやまないのです。 それは敵味方を問わず徹底しており、作中での悪役側企業、マンコンの会長や取締役の冷徹な仕事ぶりにしびれます。シャノンのザンガロ調査レポート、ザンガロでクーデターを成功させる為の100日計画の内容などは何度読んでも惚れ惚れしますし、この作品で報告書や計画書の書き方を教わったといっても過言ではありません。 正体を隠してシャノンに近づき仕事の依頼をするマンコン、そしてマンコンの真意を知りながら面従腹背で淡々と計画を立てるシャノン。両者の化かし合いの緊張感は正に極上のサスペンスであり、メリハリのある文章は読み応え抜群で、個人的には夜更けに一人酒を飲みながらシャノンの立てた軍事計画を何度も読み返す会長のくだりが大好きです。 この上巻はプラチナ鉱脈を埋蔵した水晶山の発見、それを秘匿しようとするマンコン会長。その右腕として暗躍しシャノンに近づくエンディーン。その依頼によりザンガロへの調査訪問と軍事計画立案、そしてクーデター実行依頼までが描かれています。秘密裏に全てを押えたいマンコンの焦りと、水晶山調査データの改ざんに気付き調査に乗り出すソ連。俄然高まる緊張感の中で下巻に続きます。 とにかく名作なので絶対にお奨め出来る作品です。 | ||||
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まず題名が文句なしにいい。 フォーサイスらしさが一番良く出ている本。 アフリカの架空の国家を舞台に、希少金属が大量に存在していることから、イギリスの投資家が 国家を転覆させるために主人公達を「傭兵」として雇う。 過剰とも言える細かな描写がフォーサイスの真骨頂。傭兵を雇う時点から引き込まれる。 主人公が傭兵仲間を募るが、途中で邪魔が入る。その「邪魔」を排除する描写は残酷だが、 あまりにもリアル。もしかして実際の事件かとも思わせる表現力。フォーサイスの真骨頂。 部隊の編成・重火器の調達・移動手段の用意…全てが綿密な調査に基づき描かれている。 架空のアフリカの国家の内情も、今なお古びない。 「ランボー」もどきのありえない戦闘シーンは一切無く、緻密に計算されたプランに沿って 傭兵達が効率よく大統領邸を攻撃する。 ただ不思議なのが、その戦闘場面で明らかに「ソ連の公安機関に属するらしき人物」が登場すること。 何のための人物設定なのか不明で、少し違和感を持つ。 そして、最後に主人公の意図が分かる。このどんでん返しはお見事。 主人公の最期のシーンは象徴的。 傭兵は傭兵として何をしようが報われないことの象徴か。 閑話 一部分での「違和感」を述べたが、フォーサースはこと「政治」に関してはまるで素人。 ある作品では「世界賢人会議」で、イギリスのサッチャー元首相が登場したのには大笑いした。 サッチャーを「賢人」と評価するのはフォーサイス以外に誰がいるだろうか。 また、フォーサイスの作品では「食事の場面」が全く頂けない。これではMacに行って ハンバーグを食べた方がましという描写。 ゲルマン系国家の食事の「不味さ」と「貧しさ」がよく分かる。 一読下さい。 | ||||
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最近の本ではないが、違和感無く一気に読みきれる。 | ||||
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古臭さを全く感じない。 同タイトルの映画はガッカリするので見ない方がいい。 | ||||
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フォーサイスの初期三部作の三作目にあたる。戦争アクションものかと思いきや、さに あらず。軍事と経済をめぐる大胆な謀略をリアリティを維持しながら描いた作品である。 マンソン鉱山会社はアフリカの小国ザンガロにプラチナの大鉱脈があることをつかむ。 同社会長のマンソン卿は利益を独占したいが、ザンガロは親ソ政権であり、採掘権の 獲得は困難。そこで彼は大胆きわまりない戦略を立てる。みずから軍事クーデターを 演出し、傀儡政権を樹立するというものである。卿は部下に命じ、軍事行動を実行する 傭兵を探し出す。白羽の矢が立てられたのが筋金入りの傭兵で、アフリカを熟知して いる男キャット・シャノン。資金と100日の猶予を与えられたシャノンは戦友四人とともに その準備に乗り出す。いかに意図を誰にも気づかれることなく武器と足を確保するのか。 一方の卿も抜け目なく着々と莫大な収益確保のための足場を固めていく。(下巻に続く) | ||||
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’71年、小説デビュー作『ジャッカルの日』で“ドキュメント・スリラー”と呼ばれる分野を生み出し、’72年度のMWAの最優秀長編賞を受賞したフレデリック・フォーサイスが、’74年、本書で“国際謀略軍事ドキュメント・スリラー”に挑んだ。本書も前2作(『ジャッカルの日』『オデッサ・ファイル』)同様映画化されている。西アフリカのザンガロに世界的に稀少なプラチナ鉱脈があることを知った英国の大資本マンソン合同鉱業の会長ジェームズ卿は、その採掘権を独占して巨万の富を手に入れるため、軍事クーデターを起こしてザンガロの独裁者キンバ大統領を倒し、傀儡政権を建てようという恐るべき陰謀をはかる。この鉱山王はパリ在住の白人傭兵のリーダー、キャット・シャノンに自らの企みを託す。ストーリーは、ジェームズ卿から巨額の報酬を約束されたシャノンが、依頼を引き受けて、傭兵仲間4人を集め、100日後にクーデターを起こすための具体的な準備行動のディテールを刻々と綴ってゆく。再びアフリカの地で戦うことに対して傭兵としての血が騒ぎながらも沈着冷静に作戦を推し進めるシャノン。訳者の「あとがき」によれば、このストーリーは、フォーサイス自身がスポンサーとなってクーデターを企画して実行し、そして失敗した実体験を基にしているということだが、なるほど物語の大半を占めるシャノンの準備行動には迫真のリアリティーがあり、読者を惹きつけて離さない。かくしてクーデターは実行に移されるのだが、ラストにはジェームズ卿の企図したものとは異なるフォーサイスのアフリカに対する世界へのメッセージともいえるどんでん返しが待っていた・・・。本書は、まさに“マスター・ストーリーテラー”と称されるフォーサイスの、初期の傑作である。 | ||||
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