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半沢直樹 アルルカンと道化師



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半沢直樹 アルルカンと道化師の評価: 4.48/5点 レビュー 273件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.48pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全237件 221~237 12/12ページ
No.17:
(4pt)

誠実さが繋いだ人情と、正直に生きようとした友情の物語

半沢シリーズの第5弾は、時を遡って大阪西支店での融資課長時代が描かれる。業績低迷中の美術系出版社・仙波工藝社に対する買収工作。大阪営業本部の強引ともいえる手口に抵抗する半沢。その裏側にはある絵に秘められた謎が大きく関係していた。

今作は銀行小説でありながら、とある絵画を巡るミステリーとしても読める新しいエンタメを切り拓いた作品となっている。絵画の謎の先にあった画家同士の友情には胸を打たれた。仙波家と堂島家の過去から現在など、人間ドラマと絵画の謎、融資や買収の行方が密接に絡み合って、その締めくくりにキッチリと倍返しもあってさすがの構成力。

最初はイカロスの続きが読みたいのになぜ前日譚にしたのだろうと思っていた。でも、読んでみれば大阪という舞台は今回のドラマに欠かせないものだなと納得。人情味あふれるドラマが素敵だった。半沢や部下たちの誠実な仕事ぶりによって、竹清たちを動かしていくのがいいよね。
「他人のために何かをするというのは、金では買えん幸せや」
この竹清の言葉が印象深い。これがわかっているからこそ、単なる情けではなく半沢の誠実さに報いたんだよね。

これは誠実さが繋いだ人情の物語であり、友情の中で正直に生きた人間と、生きようと悩み苦しんだ人間、アルルカンと道化師の切ない物語だった。
半沢直樹 アルルカンと道化師Amazon書評・レビュー:半沢直樹 アルルカンと道化師より
4065190169
No.16:
(4pt)

半沢シリーズ後期の中では光っている

他の方のレビューを見ると、やはり大ファンが多いようですね。
私も池井戸さんの小説は全作品読んでます。
「銀翼」などははっきりとドラマの役者をイメージして書かれているので
読者へのサービスが過剰ではないかと感じたのですが、
この作品には黒崎検査官も大和田常務も登場せず、かなり真面目な内容になってると思います。
私にとっては1・2作目には及ばないけど、3・4作目よりは良いという感じかな。
半沢シリーズなので当然ながら猟奇性などは全く無いのですが、
なんとなく数年前に読んだ「BT'63」の悲しい愛の物語に近い印象を覚えました。
とにかく、どの作品を読んでも池井戸さんに失望させられることはありません。
あまり良い表現ではありませんが、超一流の娯楽小説作家だと思います。
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No.15:
(5pt)

物語のフィジカルな重み

ページをたぐる右手に反して左手の感触が間もなく物語の終焉を伝えているのに、自分は今一つスッキリしませんでした。

筋道を通すのは立派だけど銀行員としてはどうなのか。組織に利益をもたらしてこその理想や誇りなのではないかと。
まあこれはこれでアリなのか、と思っていたらドーーーン。

ああ、気持ちいい・・・そうそうコレでなくちゃねえ・・・
思えばこの展開は池井戸作品の真骨頂なのにすっかり忘れてハマってしまってしまいました。

なので、個人的には書籍で読んでいただきたい。共感していただけたら嬉しい。
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No.14:
(5pt)

登場人物がみな魅力的です

半沢直樹シリーズは主人公である以上半沢がすべての中心であるのですが、今作については帯文句にもある「探偵半沢」のように、あくまでも半沢は謎を解く側であり、メインは本作のメインテーマである絵とその画家を中心にストーリーが動いていきます。この画家をめぐって「振り回される」人々も十分魅力的なのも本書を楽しく読めました。

もちろん今までと同様、半沢とその敵役のやり取りシーンも十分にあり、とくに今作では舞台が大阪西支店であるため、浅野支店長や江島副支店長とのやりあうシーンも多数出てきており、小木曽人事部次長と中野渡頭取もでてくるなど一作目のファンには嬉しいかなと思います。
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No.13:
(5pt)

フェアリー渡真利も度々登場

6年ぶりの「半沢直樹」シリーズ第5弾。
時系列的には1作目より前となり、半沢直樹は東京中央銀行大阪西支店融資課長として、苦境に立つ老舗美術系出版社を支援します。

孤軍奮闘の半沢直樹が、権力を握る銀行上層部と対峙するという対立軸は分かり易く、更に人情話も加わって、これぞ「半沢直樹」と言える場面が随所にあります。ドラマ化のシーンが思い浮かびます。

抜群のエンターテインメントと同時に、銀行は「取引先のために」という強いメッセージ性も感じます。ラストはやや淡白に思いましたが、銀行ならではの軽い仕掛けも用意され、全体を通してドラマに負けない盛り上がりでした。
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No.12:
(4pt)

倍返しもいいですが、半沢を思う仲間には泣けた❗

約6年ぶりでしょうか?待ちに待ってました!今回は大阪西支店での融資案件をめぐって物語が展開されます。浅野支店長とか出てきて新鮮でした。いつもの倍返しも痛快でしたが、半沢を助ける取引先会長がしたためた信書や支店の仲間の熱い思いは泣けるなー。信念がなければいい仕事はできませんね。テレビ放送とは一味違ったテイストでよかったです❗
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No.11:
(5pt)

タイムスリップ

過去に戻った半沢シリーズ!
若き芸術家たちの苦悩の歴史が現在を動かす!!
読み始めたら止まらないよ!!
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No.10:
(5pt)

読み終えました。

まだテレビでは、半沢直樹を放映中ですがこの作品も早くドラマ化されるのを楽しみにしてます、関西人ですから(笑)
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No.9:
(5pt)

一気読みしました

楽しみをいつまでもとっておきたくて、少しずつ読もうと思ったけど、だめでした。一気に読んでしまうくらい、面白い小説って、最近では池井戸さんしかいません。
スカッとしました。そして、いつもながら半沢直樹に力をもらいました。
このまま、オレたちバブル入行組をまた読んで、大阪西支店の続きを楽しみます!
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No.8:
(4pt)

池井戸節、再び。

目新しくなくていい。盤石の池井戸/半沢フォーマットの最新作は、やはり、期待通り期待以上であった。
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No.7:
(5pt)

シリーズ最高傑作的おもしろさ!ぜひ読んでみて!

今テレビドラマで話題の半沢直樹ですが
本の方でシリーズ最新作
「アルルカンと道化師」が9/17に発売。
早速読みましたがめちゃおもしろかった!

これシリーズ最高傑作では?!

ネタバレなしで感想書くので
漠然とした感想なんですけど
単なる銀行組織内構想と
融資先の悲哀みたいな
典型的パターンを超えて
物語に深みがあるというか
複層的にいろんな物語が
組み込まれていてめちゃおもしろいです!

もちろん倍返しの楽しみもあるはず!

ぜひ読んでみてください。
めちゃおもしろいですから!

ちなみに半沢直樹の本も
ドラマもみてない人でも
本作単体でも十分おもしろいはず!
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No.6:
(5pt)

いちばん面白いかもしれない

何の予備知識もなかったんで、読み始めてすぐに、大阪西支店?浅野支店長?あれ、第1作より前なのって疑問が並んだ。てっきり帝国航空後の話だと思っていたので、正直最初はがっかり。でも、読み進めると止まらない。いつものように銀行内部の不正を暴き、悪人どもに倍返しを食らわす話なんだが、ミステリー要素も強くて、爽快。友情物語も悪くない。池井戸作品のなかでも、一二を争うできばえだと思います。堺雅人やミッチーの顔が浮かんでくるのもいいですね。
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No.5:
(5pt)

秘密の優しい取り扱い方を知る

◎人はあまりにも大きな影響を及ぼす真実にふれた時にどう対処するのかを問われる小説だと思いました。もちろん、半沢直樹シリーズの勧善懲悪のストーリーがとても気持ち良い読後感につながっています。性善説の半沢直樹ならではの、善意ある人々の決断も感動につながっています。シリーズ最高傑作というのもうなずけます。
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No.4:
(5pt)

時系列的には1作目の前の話です。

前作『銀翼のイカロス』が出てからはや7年ですか、ずいぶん長いこと待った気がします。
もはや過去の実績から、行内では押しも押されぬポジションになったであろう半沢を、
どのように作中では扱うのか、心配半分楽しみ半分でしたが、
どうやら時系列的には『俺たちバブル入行組』で入行後から本編開始の間に起った出来事のようです。
そのため、なつかしの浅野支店長や小木曽が出てきますし、中野渡頭取もまだ頭取になる前です。

肝心の本編といいますと、過去作よりさらに人情に寄った話が展開されていきます。
ミステリ要素もあって、ちょっと新鮮でした。
今までと違う点は、あとがきから推測するに、おそらくモデルになった具体的な企業や事件が無いことでしょうか。
そのためフィクション色が強い感がしますが、十分に面白いです。

しかしこれを映像化するなら、キャストがこれ以上老ける前にしないといけませんね。
そこは少し心配です。
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No.3:
(5pt)

相変わらずの巧みなプロット

今回も一気読みでした。中盤あたりで自分が予想していた方向と違う結末で、池井戸さんの相変わらずの巧みなストーリーに満足感がありました。
私も銀行員ですから、銀行独特の雰囲気が読んでいても良くわかります。そうだよね〜って感じで。さすがに半沢ほどの奴はいませんし、中野渡さんや人事の杉田さんのような芯の通った役員や本部部長連中も悲しいかなうちの銀行にはいないかな(笑)
池井戸さんの作品は私と同世代ということもあり、デビュー作から完読しています。
TVドラマでも大変な人気のようですが、個人的には文章を読みながら自分が思い浮かべる人物像とドラマの俳優たちとのギャップが激しくて私は一度も見たことがありませんね
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No.2:
(4pt)

半沢らしい展開で、面白かった

時系列的にはシリーズ第1作『オレたちバブル入行組』の前日譚にあたる作品ということで、このシリーズを全て読んでいたので、迷わず購入しました。語弊があるかもしれませんが、半沢らしいワンパターンの展開で、読み終えてスカッとする気持ちにさせてくれました。ただドラマの影響か、半沢の「倍返し」に物足りなさを感じてしまいますが、ドラマと作品を比べることはお門違いであるし、それも半沢作品の時系列を捉えたものなのかなと個人的に感じました。今回も、とても面白く、一気に読ませていただきました。池井戸潤さんの今後の作品に期待しています。
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No.1:
(4pt)

一気読みしてしまう面白さは健在ですが

一気に読んでしまいましたが、半ばぐらいで先の展開まで予想できてしまい、意外性という点ではちょっと物足りなかったかなという感じです。
基本は性善説、やられたら倍返し……という半沢のポリシーは変わらず出てくるし、面白かったんですけど、「ロスジェネの逆襲」の方が、どんでん返しの驚きが大きかったです。
過去のエピソードでもいいですが、「銀翼のイカロス」以後のエピソードが読みたいですね。
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