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(短編集)

君に読ませたいミステリがあるんだ



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【この小説が収録されている参考書籍】
君に読ませたいミステリがあるんだ

君に読ませたいミステリがあるんだの評価: 3.73/5点 レビュー 15件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.73pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(3pt)

規格外品の在庫一掃セール?

想像ですが、著者のメモ帳には、現実味がなくて、使えないトリックがいくつも書かれているのではないでしょうか。
普通なら使えないそれらを、小説のなかで、素人が書いたミステリとして使うことで、切り抜けようとしたのではないかと思うのです。
そこに「こんな不備がある」というツッコミを入れて、楽しく読ませています。
言ってみれば、規格外野菜をうまく料理することで販売にこぎつけた、ということではないでしょうか。
うまいやりかただと思います。

全体に楽しいのですが、ただ、ラストだけはちょっといただけません。
個人的には、こういうイタイ終わりかたは、全然好みでありません。
君に読ませたいミステリがあるんだAmazon書評・レビュー:君に読ませたいミステリがあるんだより
4408537586
No.2:
(3pt)

脱力な設定は新機軸なのかも。

居丈高な美少女がメインキャラとして登場する学園ミステリーは最近やたらと多く、やや食傷ぎみだが、本作では一捻り。
女子文芸部長が書くミステリ(作中作)が「ツッコミどころ満載」であるという脱力な設定。
ゆえに、不自然な設定や誇張のすぎるキャラ、無理のある謎解きがそのままつぎつぎと展開する。
矛盾点をもっともらしく回収しないミステリ、ひょっとすると新機軸なのかもしれない。
君に読ませたいミステリがあるんだAmazon書評・レビュー:君に読ませたいミステリがあるんだより
4408537586
No.1:
(3pt)

構成は面白いが,単体のミステリとして見るには…?

※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります

美人文芸部長の書いたミステリを,新入生の少年が読まされる作中作が中心の展開で,
その拙さやおかしな点を彼にツッコませ,彼女があたふた,挙げ句には逆ギレもしてと,
合間や読後の感想戦(?)までを併せ,一つとなっている構成が面白い五編の連作短編集.

反面,そのミステリ,もしくはアンチミステリとも取れそうなやり取りは楽しいものの,
作中作の途中で二人の場面に戻ったり,さらには穴を繕いきれないままに閉じる話もあり,
興を削がれるだけでなく,不完全な作品という印象が残り,いささか複雑な思いを抱きます.

また,最後に明かされる『仕掛け』は,確かに驚かされはしますが,ややパンチ不足で,
全体だけでなく,それぞれの話にまで作用するようだと,もっと良かったかもしれません.

このほか,過去二作 + 二作 との繋がりはなく,シリーズ作とも謳ってはいないのですが,
それなら,同じ学園が舞台でなくても…と,消滅をしていた学園のサイトを見て感じました.
君に読ませたいミステリがあるんだAmazon書評・レビュー:君に読ませたいミステリがあるんだより
4408537586

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