■スポンサードリンク
(短編集)
君に読ませたいミステリがあるんだ
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
君に読ませたいミステリがあるんだの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.73pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
想像ですが、著者のメモ帳には、現実味がなくて、使えないトリックがいくつも書かれているのではないでしょうか。 普通なら使えないそれらを、小説のなかで、素人が書いたミステリとして使うことで、切り抜けようとしたのではないかと思うのです。 そこに「こんな不備がある」というツッコミを入れて、楽しく読ませています。 言ってみれば、規格外野菜をうまく料理することで販売にこぎつけた、ということではないでしょうか。 うまいやりかただと思います。 全体に楽しいのですが、ただ、ラストだけはちょっといただけません。 個人的には、こういうイタイ終わりかたは、全然好みでありません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
居丈高な美少女がメインキャラとして登場する学園ミステリーは最近やたらと多く、やや食傷ぎみだが、本作では一捻り。 女子文芸部長が書くミステリ(作中作)が「ツッコミどころ満載」であるという脱力な設定。 ゆえに、不自然な設定や誇張のすぎるキャラ、無理のある謎解きがそのままつぎつぎと展開する。 矛盾点をもっともらしく回収しないミステリ、ひょっとすると新機軸なのかもしれない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります 美人文芸部長の書いたミステリを,新入生の少年が読まされる作中作が中心の展開で, その拙さやおかしな点を彼にツッコませ,彼女があたふた,挙げ句には逆ギレもしてと, 合間や読後の感想戦(?)までを併せ,一つとなっている構成が面白い五編の連作短編集. 反面,そのミステリ,もしくはアンチミステリとも取れそうなやり取りは楽しいものの, 作中作の途中で二人の場面に戻ったり,さらには穴を繕いきれないままに閉じる話もあり, 興を削がれるだけでなく,不完全な作品という印象が残り,いささか複雑な思いを抱きます. また,最後に明かされる『仕掛け』は,確かに驚かされはしますが,ややパンチ不足で, 全体だけでなく,それぞれの話にまで作用するようだと,もっと良かったかもしれません. このほか,過去二作 + 二作 との繋がりはなく,シリーズ作とも謳ってはいないのですが, それなら,同じ学園が舞台でなくても…と,消滅をしていた学園のサイトを見て感じました. | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!