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ひゃくはち
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ひゃくはちの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.65pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全31件 21~31 2/2ページ
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著者はじめての小説ということで、やはりこなれない部分は目立つが、野球部の高校生たちのリアルな生態は圧倒的で、その熱い思いにひきこまれる。 | ||||
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野球シーンは大変面白かったと思います。 人物の会話の羅列が多く誰がしゃべっているかわからない部分もあり、もうすこし文章で読ませるようにしてもよいのではと・・・私の好みですが。 まあ男子の薄っすい会話で雰囲気を出すにはこれでいいのかもしれません(笑) 酒タバコも20歳過ぎれば誰も気に掛けてくれなくなることなので、ポーズになるうちはまあ・・・。 後半以降の野球以外のトラブル?では、結婚して子どもを待ち望む私にとっては、彼らのそれぞれの考え方の食い違いを俯瞰することはできても感情移入は不可能に。 ノブのとった行動も高校生にしては試練なのですが「当然でしょう」としか思えず。 この年齢ならではの熱すぎる情熱と、純粋がきわまるが故の狭小な視野も、理解できるものの懐かしさで振り返ることができませんでした。うーん残念。 なんというか、映画「プラダを着た悪魔」を見たあとのような「若い人の爽やかさ」を眺めていたきもちとダブりました。 主人公の現在の設定年齢を上げて過去の出来事を彼の中でしっかり咀嚼できていれば、もう少し小説は深くなったのかな? ラストの章は彼らは決してかけがえのないものを失ったわけでもないってことなんだと、納得はしてますが正直食い足りませんでした。 子どもができたらもう一度読んでみることにします。 ところで物語全般にわたって登場する佐知子さん。回想シーンや雅人の気持ちの揺れを調整する役回りなのでしょうが、彼女の存在する意味がもう一つ。 長身で目立つ容姿の女性なのでしょうが、それもあまり生かされることなく終わっちゃいました。いっそ、この女性の存在は無しでよかったのではないかな?? | ||||
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人間の煩悩の数・・・・108。 野球のボールの縫い目の数・・・・108。 高校での野球部員としての思い出と、8年後の現在の雅人を交互に描いています。 テンポがよく、軽く読めました。 が、せっかくの野球のシーンは盛り上がりに欠け、さらっとしすぎてるような・・・。 もう、なんかこう手に汗握るような緊迫感が欲しかった。 恋人とのエピソードはなくても良かったかも・・・。 削るとこは削って、膨らませるとこは膨らませるべき。 各エピソードへの比重の置き方に新人作家らしい甘さを感じます。 | ||||
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物語前半は、なかなか引き込まれる内容。野球の描写も素晴らしい。現在、過去の話の移り具合も個人的には好きです。しかし、後半は最悪・・・。物凄く稚拙な内容でした。主人公の1番の親友の彼女が妊娠してからのくだりは作者のずれた正義を押し付けられるような感じ。悪の根源であるその親友の謝罪もずれにずれまくっている。野球の話も後半はグチャグチャ。ものの2ページ程度で甲子園の最終回が終わる。前半の良さがあるだけにホントに残念なお話でした。 | ||||
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こんなに泣いた小説はありませんでした。 ひとつひとつのセリフや描写にリアリティーがあり、すぐさま引き込まれました。 学生の頃に抱いていた感情や思いが甦り、忘れている何かを思いだしました。 男子諸君!ぜひ読んでみてください! | ||||
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本書は広告が出たときから評判の一冊だった。「バッテリー」以上か?「ルーキー」を越えるのか?と期待していたが、読み終えると、全くタイプの違うものだった。 個人的には「バッテリー」以上を期待していたが、友情人間ドラマといった感じであった。良いと思うが、期待していたものと違っていたので、手放しには喜べなかった。 | ||||
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補欠選手を主人公とし、現在と過去のシーンをバランス良く織り交ぜて、彼の友情、恋愛、家族関係を短い文章でテンポ良く描いている。友情・恋愛部分の展開や描写は若干平凡なものだが、野球の試合を描いた部分は読む者をうならせる。 「きれいな放物線を描く打球を見上げながら、僕はそのままベンチの背にもたれかかった。このとき、ある一点で打球と太陽が重なった。目が眩みそうになり思わず下と向く。瞬間、身体中の血が駆け巡った」(199頁)といった部分を読むと、著者の才能を感じる。また、主人公が相手チームのサインを見破るシーンは、読者を謎解きに誘い込む。 著者には今度スポーツ関係のノン・フィクションを書いてもらいたい。それにしても、甲子園球児に飲酒させたりタバコを吸わせたりと、それが普通の甲子園球児とは信じたくないが、高野連からクレームはなかったのだろうか(笑)。 | ||||
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野球のことはなにもしらない自分がタイトルに引かれて手に取りました。 夏の高校野球はまぶしすぎて自分にとって全然興味が向かなかったのですが、この本のおかげで野球を少し身近に感じることができました。 テレビでは取り上げられることはない等身大の高校生の姿を自分自身の記憶と重ねながらゆっくりと読ませていただきました。そういった意味でこの本の価値は小説でありながら、ドキュメントとしての面白さをもったものではないでしょうか。 何よりも野球の面白さを野球を知らないものにも楽しませてくれた文章力は、テクニックどうこうよりも、説得力のあるものでした。今年の夏の1冊です。 | ||||
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ほぼ一晩で読んでしまった。テンポがよく、構成も練られた秀作。 ストーリー解説は他に譲るが、社会人になった現在と高校時代の過去が交互に展開する。 現在部分は重く、若干もっちゃりしているが、そのもっちゃり感が過去の部分を眩しく、鮮やかに際立たせている。 特に試合場面の一人称の視点がうまく、ベンチやバッターボックスにいるような錯覚に襲われた。 NHKの甲子園中継を見るたびに、炎天下汗だくになっている高校球児たちが、 どこか別世界の生き物であるかのような感じが年々強くなっていたのだが、 この作品はその違和感を埋めるかのように、当時の青臭い感覚を蘇らせてくれる。 同窓会に行けない、行きたくないという人に勧めたい一冊でもある。 | ||||
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フライパンを握ったことのないシェフが作った料理のようだ。 バットも握ったことのない大人が書いた、心に響くことない文の羅列。 想像力も押し殺す、今風の漫画のような読みやすい文章は、薄っぺらい内容の最たるものだ。 森田まさのり氏は話と全く関係ないく、むしろ失礼に値する。 こういったものが映画にしやすいのだと、日本の映画界をも嘆きたくなる。 | ||||
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全国でもっとも勝ち抜くのが難しいとされる神奈川県の中でも、 毎年甲子園出場候補に上げられる名門野球部が舞台。 全国から集められた優秀な選手が部員の大半を占めるなか、 一般入試組の雅人とノブはベンチ入りを目指し、四苦八苦する。 ただ、エリート球児も補欠部員も グラウンドを離れれば、みんな普通の高校生。 隠れてたばこを吸うこともあれば、 みんなで渋谷に繰り出して合コンしたりもする。 ボールの縫い目の数は108、人間の煩悩の数も108。 偶然の数の符合の中で、男子高校生のパワーが全開だ。 高校野球がテーマの小説は数多く出ているけれど、 これまでの形にはめ込まずに、 強豪校の補欠を主人公としたところが新鮮。 会話部分が多くてテンポ良く読めたし、 野球の試合シーンの細かな描写は特に秀逸だった。 今年もまた全国各地で甲子園予選が始まった。 メンバー入りできなかった部員が必死に応援し、 吹奏楽部のバンド演奏やチアリーダーの声援が響くスタンドへ、 ビールとうちわを持って行きたくなった。 | ||||
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