集結: P分署捜査班
評判
集結: P分署捜査班の評価:
4.09/5点 レビュー 11件。 A ランク
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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第一の印象は、シリーズの初作という事由もあるだろうが、北欧ミステリ風に刑事達のプライベートに踏み込んでいる点である(実際は踏み込み過ぎで物語の進行を妨げている、あるいは本作を「愛の物語」に仕立てあげようとしている)。そして、殺されたのはプレイボーイの公証人フェスタの資産家兼篤志家の妻だった。これは描写から、上述した挿入章の前者の結果だろうと自然に思うし(読者にしか分らないが)、そうだとすれば「犯人=フェスタ」となるが、これでは単純過ぎる上に、犯行時、フェスタは愛人のルッソ(この割り出し方も安直)と一緒に居た事が判明する。一方、監禁された(らしい)女性に対しては、後でフェイクだった事が判明する(酷過ぎる)。この後も幾つかの挿入章が出て来るが、その挿入基準が一定でない無い点も本作の進行を妨げている上に作者の未熟さを感じる。この挿入章の曖昧性と刑事達のプライベートへの踏み込み過ぎで捜査は一向に進まないし、犯人候補も浮かび上がらない。最終40頁になった辺りで、急に警察小説らしくなるが、ここでも犯人の動機は「隠れた愛」で、読者に犯人を当てられる筈がない。また、刑事を含め登場する女性を「美人か否か」で区別する記述が多い点も、イタリアらしいと言えばそれまでだが、気になった。
シリーズの初作という気負いもあるだろうが、警察小説と言うよりは「愛の物語」という体裁の駄作。二作目の世評が高い(実はその二作目を読む準備として本作を手に採った)ので、その第二作に期待したい。