■スポンサードリンク
美少年蜥蜴【光編】
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
美少年蜥蜴【光編】の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.71pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
美少年探偵団、5人のメンバー見つかりました!マユ失明しました(泣) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
西尾維新は、冗談のように饒舌過ぎる作者であると私は思っている。同じ饒舌過ぎる作家である京極夏彦が、蘊蓄を語るためにページを費やすのに対して、西尾維新は主人公・瞳島眉美の、他人から見ればどうでもいいような心の葛藤と、ジョークともウィットともとれる表現と、韻を踏むというか単なるだじゃれというかよくわからない表現に紙面を使う。それを楽しいと感じるか無駄だと感じるかで評価は分かれるのではないだろうか。似鳥鶏『目を見て話せない』はこうしただじゃれは少ないように思うのだが。 今回は行方不明となった美少年探偵団のメンバーを探しに、眉美が単身、野良間島に乗り込むことになるのだが、前作で眉美の視力が危機的状況になっていることがはっきりしているのに、一人で胎教委員会の拠点に乗り込んで大丈夫なのか、という読者の不安をものともせず、相変わらずの能力の無駄遣いに終始する。このあとどうなるか、続編が楽しみである。(まだ届いていない) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作者に求めるべきではないだろうが、まともな小説ではなかった。シリーズものは原則全部読む主義で、ついでにレビューまで書いて来た私ですら、ついて行けない破天荒なストーリー。この作品から読んだりしたら、チンプンカンプンだろう。まあ私は過去作品の胎教委員会辺りで、理解を諦めたのだけど。 最終回を意識してか、これまで無造作に使い捨てられて来た過去作の亡霊が無理矢理伏線回収されるのだが、露骨に不自然。美しさを感じられなかったのは、私だけではあるまい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
短編の中でも短編です。 いよいよ終盤戦。 今までの展開にも思いを馳せながら手に取ると良い一冊かな、と。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります 二ヶ月連続刊行となる『影編』との二分冊で,これを以てシリーズ完結とのことも, 何かに向かって進んでいた印象はなく,敵対組織もあまり目立ってはいなかったため, ここに来て直接対決となりましたが,興奮や感慨などは…というのが正直なところです. また,仲間を探すという目的があり,これまでより話が動いてる感はありましたが, もっともらしいことを遠回しに,遠回りに語らせてと,テンポは相変わらず良くなく, ここでも続く主人公の単独行動中心の展開は,さすがにちょっとマンネリ感が漂います. 元々,ページ数の少ない作品でしたが,ついに本巻では二百ページを割ってしまい, その割には寄り道が少なくなく,クロスオーバなメタギャグにはニヤリもややクドく, 区切りとはいえ,この薄さで分ける必要があったのかは,どうしても疑問が残りました. | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「化物語」シリーズではいくつものテーマが繰り返しあらわれ、いろんな立場からの意見が出されますが、この「美少年蜥蜴【光編】」にも「化物語」シリーズと共通する指摘が出てきます。 「トゥエンティーズ」の麗は斧乃木余接が言うような質問を口にしますし、 瞳島眉美が視力を酷使するのは吸血鬼化を繰り返して問題解決にあたっていた頃の阿良々木暦のようです。 阿良々木君は常に「僕の替わりはいくらでもいるけど僕は僕一人しかいない」とか、「僕以外の人が問題解決に当たっていたら、もっとスマートに解決出来たのではないだろうか?」と自問していましたが、「阿良々木君が真っ先に手を差し伸べてくれた(口だけの人、騙しに来た人は除く)」という事実は揺るがなく、 この「美少年蜥蜴【光編】」でも、五人の家族が五人の窮地に気づけなかったことは仕方がないかもしれませんが、真っ先に迎えに来たのは瞳島眉美で、一人で来たのです。 無力や孤独に打ちひしがれている人、自信を喪失した者、先に進めなくなった者が、迎えに来てくれる人がいるということで救われる、救いの物語です。 永遠に生きる吸血鬼が一番必要とするものが、傍にいてくれる相棒であるように。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
行方不明となった美少年探偵団の面々を追うべく眉美が健闘、という構図は彼女の現状を思うと感動的とさえ言えるかもしれないがD坂の美少年以降彼女の単独行動が目に見えて増えたこともあって構図としてのマンネリ感は正直否めない。 今巻は目標とそこに至るまでの筋道が比較的早い段階で明確だったので、そこまでの悪印象は抱かなかったけれど。 彼らの痕跡を辿る過程は、次巻が最終巻であることを実感させる伏線回収(?)ぶりでシリーズを愛好してきた者としても感慨深い。失明間近の視力を酷使しての捜索は壮絶な物なのだが、良くも悪くも彼女の軽妙な語り口で緩和されているのに思う所はあり。本作に登場するアレは鴉の濡場島やリーダーシップを想起させる代物で、その在り方(行く末とも言えるか?)は、作者である西尾さんらしい物で一人頷いていた。 最後に待つ『光』の描き方は淡白でこそあったが、感極まるには十分な物で次巻への期待が高まる。 ※シリーズとしての評価であり、単巻の評価では一段落ちるといった次第。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!