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AI崩壊



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【この小説が収録されている参考書籍】
AI崩壊 (講談社文庫)

AI崩壊の評価: 3.85/5点 レビュー 13件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.85pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(2pt)

逃亡劇もAIも両方中途半端 *脚本の小説化なので著者の問題ではないかも

・古典的な逃亡劇フォーマット に ・AIやデータ管理社会の良くある懸念 を掛け合わせた作品。
両方とも非常にわかりやすいレベルの話になっているので好きな人は好きかもしれません。

ただ個人的にはそのどちらの要素もたいそう浅い・中途半端なレベルだったのと、どうもシナリオ都合な設定や行動が多く目につき好きにはなれませんでした。

特にAI周りの描写は浅くて、・カメラ経由でハッキングされちゃうところ ・最後のオチ など、ツッコミたいところが山ほどありました。

※映画脚本の小説化なので著者の問題ではないかもしれません。
※私は映画版も見ていないので、映画・脚本自体との差がどのくらいあるのかはわかりません。特に逃亡劇の部分は映画だともっと見栄えしそうな印象はありました。
AI崩壊 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:AI崩壊 (講談社文庫)より
406517743X
No.1:
(2pt)

IT関係者は絶対に読むべき怪作

この時代に「AIにも人を慈しむ温かみのある心をプログラミングすべき」と「監視社会を作ろうとする警察の陰謀!!」の二本だけで何の工夫もなく突っ走る無謀さはいっそ称賛に値します。昭和の作品かな?
 映画を作るにあたって人工知能学会に取材したとのことですが、断片的な用語を聞きかじっただけで、AIという概念については何も理解できていないと思われます。作中においては「AIには心があるので家族写真などを見せると人を慈しむ心を取り戻す」そうですので……

 しかし、ある観点においてはきわめて価値のある作品でもあります。
 本作品には、人工知能研究やIoTエンジニア、あるいはSEなど、ITについて多少なりとも知っている人間であれば「何を言っているんだお前は?」としか思えないような奇怪な描写や説明、理論、テクニカルタームの誤用が頻出します。
 この作品において「AIの危険性」とされているものは、現実であれば「どんな間抜けなエンジニアでも絶対にしないような、意図的に事故を起こそうとしているとしか思えない謎のシステム設計・サービス運用・サーバー管理の危険性」と呼ばれるものです。中央で走っているのがAIであろうがなかろうが、実のところ何も関係ありません。
 IT関係者にとっては、クライアントに期待できる知識・認識レベルの見積もりを下方向に更新するための有用な資料となるでしょう。作者が特段にITリテラシーに欠けるわけではなく、このレベルが「AI」「インターネット」「パソコン」に対する世間一般の認識のスタンダードであると心に刻むべきです。

 小説として見ると、ヘドが出るほどありがちな筋書きを死ぬほど雑にこなしただけの星1もつけたくない駄作ですが、資料的価値を加味すれば星2程度はあるでしょう。
AI崩壊 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:AI崩壊 (講談社文庫)より
406517743X

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