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血の配達屋さん(出航)



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【この小説が収録されている参考書籍】
出航
血の配達屋さん (角川ホラー文庫)

血の配達屋さん(出航)の評価: 3.22/5点 レビュー 9件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.22pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(4pt)

悪夢のような

おどろおどろしさを味わえます。文庫もあるよ~
出航Amazon書評・レビュー:出航より
4041089077
No.3:
(5pt)

ラブクラフト愛に満ちたもの

目に浮かんだ、ゾンゲリアみたいな光景、死霊のしたたり1,2で生首でも生きてるヒル博士と被る団長さん。猫が大量虐殺されたウルタールや、主人公の家族の気弱なティンダロス犬。
呪いの書籍が、読み初めでは「エイボンの書」かとも思いました、それが「根腐れミカン」とは。(笑)
あの村は、ダンウィッチ、インスマス、レッドフックが政令合併したようなものか。。
読み逃ししたかもですが、この名セリフは、出てきましたっけ?
「バカめ、ーーーーーは死んだぞ!!」
血の配達屋さん (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:血の配達屋さん (角川ホラー文庫)より
4041128064
No.2:
(4pt)

クトゥルフ神話の亜流として読むと面白い

少し読んだだけで、クトゥルフを感じました。

暗く陰鬱な北海道の田舎町、独鈷路戸(とっころと)。塩と錆と悪臭に塗れた町。
そこで、怪異現象が次々に起こる。
自立して蠢く腸。半身で襲い掛かってくる黒猫など。作者独特の奇想が凝らされていて、楽しい。

終盤へ向かって、どんどんエスカレートしていく怪異も、広大な外海へ飛び出すスケールの大きいラストも私は好きだ。

根腐れ蜜柑=ネクロノミコンの言葉遊びも嫌いじゃない。

けれど、致命的と思われる欠点が一つ。
他の方もレビューで指摘していたが、それは、主人公がマヌケすぎるということ。
立ちしょんをしているところを町民に咎められたり、坂を馬鹿みたいに転げ落ちたり、母親に会ったときに聞くべきことを全然聞かなかったり、ケータイをフリフリして海に落としたり。

主人公とはエンタメ小説の場合、自己同一化する対象である。しかし、こんなマヌケに感情移入したくない、と没入感に不必要なブレーキがかかってしまっている。実にもったいない。

怪異に襲われるシーンにもこのマヌケっぷりが顔を出していて、文章はさながら、怪異の実況中継みたいな感を醸し出していて、萎える。
たとえば、どんな怖いシーンでも古舘伊知郎が熱っぽく実況中継をしたら、まったく怖くなくなると言えば、未読の方にも通じるだろうか。通じないか。

好意的に解釈すれば、きれいな主人公できれいにシーンを進めることの拒否、とりもなおさずそれは、汚すことの不快感=ホラーを意識してのことかもしれないが、同じ汚すにしても、もっと別のやり方をしてほしいものだ。

シーンの繋ぎなども雑で、全体的に素人臭がする。雑さが作品の質を下げ、大賞を逃した要因だと思われる。
とはいえ、その分、素人らしい勢いがあり、無難さやこじんまりとまとめました、というのとは無縁であり、そこがこの作品の最大のストロングポイントだと思う。

よって、評価としては、グロが苦手な人は☆1つ。
グロ好きは☆3。
クトゥルフが好きな人は☆4。

個人的には、4です。
作者さん、楽しい小説をありがとうございました。
出航Amazon書評・レビュー:出航より
4041089077
No.1:
(4pt)

主人公の性格は本当に人を不快にさせる

まだ半分しか読んでいないが、主人公のアホらしさとウザさに耐え難く、途中で投げ出しそうになる。恐らく著者は恣意的にそうしているかもしれないが、その主人公への好感の持てられない具合は映画のへレディタリーに似ている。
出航Amazon書評・レビュー:出航より
4041089077

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