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神様のカルテ
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神様のカルテの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全164件 121~140 7/9ページ
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神様のカルテ 登場人物が皆いい.主人公の内科医の,内面では悩みながらも,ひょうひょ うと患者に接する態度.厳つい顔と体格の友人の医者の描写もいい.看護士 も患者第一で仕事をしている.そして,何より,古い宿屋だったねぐらの住 人たちの生き方と悩み. 末期を迎えてこの病院に来て,幸せだったと言って去った人.人に優しく することの大切さをひしひしと感じる話です. 久しぶりに読んでいて涙が出ました. | ||||
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24時間と看板をかかげた町の病院で働く医師の話。 話自体は展開もある。 夏目漱石を敬愛する古風なしゃべりの主人公、一風変わったアパート、同僚も個性がありおもしろい。 病院の話、仕事の葛藤など、知識のない自分が読んでもわかりやすかったし、想像しやすかった。 でも最後まで読みすすめると主人公の周りにはいい人ばかりいすぎてるようにも思う。 人間のちょっとした相容れないというか良くないところも身近な人間にリアルさを見せてほしかった。 読みやすかったです。 | ||||
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軽いタッチで、話は多忙な主人公である若い医師を中心に、本当にやさしい感性の中で、診療、友人、隣人のことなど、ハードな日常の中での出来事が繰り広げられます。 これだけの超過重労働の中で、患者さんだけでなく、同僚、友人、家族、隣人など、接するすべての人々に対する思いやりを十二分に持ち続けられることは、素晴らしいことです。 多くの場合、精神的、肉体的余裕をなくし、投げやりになったり、心を閉ざし、機械的になったり、怒りっぽくなったりと診療や家庭生活などにもいろいろマイナスの心理・行動として表れやすくなります。 しかし、主人公はいつも前向きに、人の気持ちを大切にして、生きていこうとする様子がうかがわれます。それが医療であったり、隣人の人生問題であったりと、外見は違っても困った人たちをそのまま見過ごすことが出来ず、ちょっとした屁理屈っぽい言葉は出てくるものの、親身になり行動していきます。 それは、人の幸せ、自分の幸せにつながって来ているということが、最後で明らかにされるでしょう。その前にも、患者さんをはじめとする、人々とのふれあいを十分楽しんでいる様子が伝わってきます。 同じ大学の同窓であり、同職者として、非常に素晴らしく、うれしく読ませていただきました。 医療問題についてもいくつか提示されており、それも好感が持てました。 一言、ちょっとした違和感について触れておきます。 それは本庄(のモデルになった)病院は、中小病院ではないんじゃないかなということです。ヘリポートが屋上にあり、電子カルテで記載して、内科も専門科(消化器、循環器+α?)に分かれて独立して動いているというだけでも、200床未満の私の病院とはレベルが全く違いますね。本当にドクターが来づらい中小病院として描くとしたら、ヘリポート、電子カルテ、専門科というのがないほうが現実味があります。 そして、今現在、尊い、大変な労働をしていることは確かですが、いつまでもこのまま続けていくことは困難です。私も同じような生活を7―8年経た時、燃え尽きに近い状態になったかと思います。主人公も頭痛や胃腸障害が記載されていますが、主人公そして他の医師に同じような労働を求めるのは困難であることを、読者の方にしっかり理解しておいて頂きたく思います。 長くなってしまいましたが、全体に読みやすく、人間味のある、幸せを目指す医療・人間劇場がうまく描かれていると思います。第2巻も早速取り寄せて読むつもりです。 夏川先生、お体を大切にしながら、優しい診療を続けてください。 | ||||
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買って良かった。 月数冊購入します。当然アタリもあればハズレもあります。 本書はアタリでした。 リアルな医療用語が多用されています。 私は医療用語マニアなのでそれだけで満足できるのですが、医療監修の名前がないのでwikiで調べて納得。著者は医学部卒のようです。 非常に目に優しい文章で、さらっと読み進めることが出来ます。 ベタですが涙あり笑いありといった感じ。またそのバランスが良いので読み疲れません。 お勧めです。 | ||||
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非常に読みやすく心が温かくなりました。 心地よい感動。 涙がこぼれるまではいかず、ちょうど良い感じです。 「2」を購入します。 | ||||
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文体が堅く、医療に関する用語がちらほら出てくるため読み易いとは言えません。 主人公栗原一止は夏目漱石を心から敬う青年であり、言葉遣いや人格が実に変であるという設定です。 しかしながら、奥さんのことを心から愛し、敬っています。 また彼は一人ひとりの患者さんを大切にし、ある地方病院で核のような存在となっている医師でもあります。 個性豊かな登場人物や、話の構成はどこか夏目漱石の作品を連想させます。 …はっきり申し上げて感動は薄いです。 期待外れと言っても過言ではないかもしれません。 ですが本として読むのならば十分にお勧めできる作品だと思います。 ただ感動を得ることは個人的に出来ないかと思います。 あくまで主観の問題ですので、読む人が読めば泣けるものと言えるでしょう。 映画化するらしいので、そちらも楽しみにしている次第です。 | ||||
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泣きました、人目はばからず通勤電車の中で。 今、この本を通勤時に読もうかなと考えながら見ている人は"ハイ"注意! これから読む人がいるのであらすじは言えませんが(書けませんが)、 夫婦愛。貧乏下宿先での友情。医師と看護師との信頼関係。医師と患者との距離感というか、絡みかたというか。 ページのそこここにちりばねられる、 自分ってなに。 仕事ってなに。 家族ってなに。 私には、こんな友人や職場仲間が何人おるんやろ。 お薦めです。漫画でなくて活字で、この感動というか、切なさというか、胸のつっかえというか、その他満載・・・体験してください。 "ハイ"注意 読む時は1人の環境をお薦めします。 | ||||
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淡々として、品よくて、よかったです。 が、本の最後に「受賞作を大幅に書き直しました」という注釈があり、私としては書き直す前の作品を読んでみたかったです。(担当編集が付いて、どれくらい書き直したのかなって思ってしまいました) | ||||
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表紙や文章が森見に似ているので最初はどうなのかと思ったけれど、読み進むうちにそんなことはどうでも良くなってしまった。 作者は実際に医者だという。そして医療現場にいる人間でなければ書くことができない悩みや葛藤がみちあふれている。 くだくだとは書かないけど、この作者の人間を見つめる目は本物だ。 とにかく感動する、泣ける一冊であるのは間違いない。 | ||||
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まずタイトルが素晴らしい。 内容についても購読前に凡そ予感していたような展開で良かった。 医療の現場にこの様な価値観もつ人がいることに感銘する。 | ||||
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医療現場のことはよくわかりませんが、静かに優しい先生としっかり者の看護士さん、悲しい中でも思いやりを忘れない患者さんと、先生をめぐる人々との、優しくて暖かくて悲しくて、やっぱり優しい物語でした。 | ||||
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地方医療での疲弊した体制に対する 問題点を、ほのぼのした人物たちが 描くいい作品だと思う。 描かれているのは理想論かもしれないが、 この理想に近づくためには何をすべきか? 私たちも含めていろいろと考える必要があるかも。 小説としての派手さは少ないが、 シリーズ化されることを希望します。 | ||||
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おもしろかったです。笑いもあるし、温かくてうるっときました。超オススメです。 しかし、五つ星かと問われると違いましたね。多くの方が四つ星な理由が私には分かりました。話は面白くて内容も良く主人公の苦悩も上手に表現されているのですが、なんていうかお話なんですね。 みんないい人、特に奥さんは絵に書いた理想像な点はやはりお話だなぁと感じてしまいました。そのような点から減点ではないのですが、私にとっての満点には届きませんでした。 しかし、これを気に夏川さんのファンになりました。続編がでるということで今から期待しています。 | ||||
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夏目漱石好きの著者、なるほど登場人物は皆あだな、狸に狐、学士に男爵、マドンナは居ないか。淡々としたストーリー展開には、感動は無く、奇跡も無い、ただ地方医療の現実があるだけ。命の最後の時間を、病院で過ごす人たちが居る、その瞬間を見守る医師が居る。そんな日常が切り取られている。となりに寝ている妻と子供を起こさないように、声をもらさずに居たら、涙は止められませんでした。こみ上げてきます。 | ||||
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ちょうど、この本の舞台となった相澤病院で、初めての人間ドックを受けながらこの本を読ませていただいた。実際にこの本の作者に見ていただいているわけではないが、とても安心して受診できたのは、この本の影響かなぁと感じた。 病院の様子や地域の医療の抱える問題を、軽いタッチだけど、よくわかる物語だと思った。 簡単に読み進めることが出来るので、人間ドックの待ち時間にぜひ。 | ||||
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サラサラと読めるので、先ずはとっつき易い。 但し独特な言い回しで物語が進むので、その点は趣味が分かれると思います。 ちょっとした出来事が数点ありながら、進んでいきます。 著者が地域医療の現場にいらっしゃる方と言うことで、 フィクションxドキュメンタリータッチな内容になっています。 医療のあり方や、生き方のあり方を織り交ぜながら、 訴えかけている内容にところどころ感じる事があると思います。 感動を与えていった12人の物語や、 感動を与えて逝った12人の物語―1000人の死を見届けた医師が書いた 死ぬときに後悔すること25に、 死ぬときに後悔すること25―1000人の死を見届けた終末期医療の専門家が書いた に通ずるようなストーリー。 主人公の奥さんの励ましや、気遣いの温かさもポイントな一冊です。 | ||||
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「病むということは、とても孤独なことなのだ」。 主人公は5年目のお医者さん。 夏目漱石が好きで、ちょっと変わったしゃべり方をする。 舞台は、信州の本庄病院。 次々担ぎ込まれる急患。 絶対的な医師不足。 昼夜区別のない絶望的な勤務が続く日々。 治る人、治らぬ人。 個性的な同僚、先輩医師、看護婦たち。 コーヒー。酒。失言。 哲学者と画家。古いアパートに住むちょっと奇妙な住人たち。送別の桜。 大学医局からの誘いと戸惑い。 写真家をやっている妻との束の間のやすらぎ。 北アルプスの山波。雪。 そして、静かに去ってゆく命。 少し古風な文体を交え、 地方の病院で奮闘する若手医師の目を通して、 命の尊厳や医療のあり方について問いかける。 意外感の少ないお決まりのストーリー、ではある。 しかし、様々な場面描写の中に微妙な人間心理を織り込みながら、 著者は自身の主張をしっかり伝えている。 随所にユーモアをしのばせ、 登場人物はそれぞれ特徴があり配置にも違和感がない。 テーマは重くて泣けるのに、どこか、すがすがしさも残った。 | ||||
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信州を舞台にしたお医者さんのお話。 さらりと読め、終始ほのぼのしています。 医療問題に切り込むようなことはなく、人間同士の交流に焦点が当たっています。 優しい気持ちにしてくれる一冊でした。 こんな病院に是非行ってみたいものです。 | ||||
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医療問題は、本当に表すことが難しい問題だと思います。 現場と患者の求めるものはそれぞれですし、、 その中の一つの切り口を、示唆した作品だと思います。 文体は必要性があるかどうかちょっとわかりませんでしたが。 | ||||
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私自身が松本に近い町に暮らしているため、登場する病院、神社、居酒屋がどこのことなのか想定できてストーリーとは別のところでも楽しませてもらいました。 登場人物の「安曇さん」「豊科さん」「明科さん」とはまさしく地名で、作者の地域へのこだわりが、同郷者としては、うれしくもあり、くすぐったさもあり…。 物語は医療物にしては、最初淡々と事実だけを語る形ですすめられていきます。地域医療の医師不足の問題、大学病院の医局制度にたいする疑問、これらもさらりと触れられて、ちょっと浅いかな〜?と思って読み進めていたのですが、ラストに近づくにつれぐんぐん惹きつけられ、不覚にも泣いてしまいました。 現役医師ならではの臨場感、事実から見えてくる問題と感動。次回作に期待です。 登場人物のキャラクターの描き方も秀逸で、それぞれが好感の持てる素敵な人々でした。 | ||||
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