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神様のカルテ
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神様のカルテの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全164件 81~100 5/9ページ
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最初は独特の文体に戸惑ったが、徐々に慣れてくると、逆にそれが心地よくなった。物語としてはありがちな医者ものという感じがしたが、それぞれのキャラクターが現代的ではなく、逆に新鮮だった。細君に関しても、最初はリアリティを感じなかったが、後半のほうはそれも独特の味になってきた。一気に読めるリズムの素晴らしい。人気がある理由がわかった。お勧めです。 | ||||
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重そうな題名と、1ページ目から延々続く擬古文調の語りが 読み始めには気になるが、表面的に起こる病院関係者の日常は 軽く、楽しく過ぎていくのであっという間にページは先へ進む。 しかしながら、本書が一部諧謔的なギャグで訴える、 日本の地域医療や緊急医療の問題は、作者の現業なだけに 笑ったのち、ひんやりとしたシリアスな印象も残す。 正面から唱えたら気恥ずかしくなるくらいの内容を巧みにズラし、 しかし根底ではどこまでもヒューマニズムに立脚した、 真摯なクライマックスとラストは愁眉である。 | ||||
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久しぶりに「青春小説」という言葉を思い出した。新婚夫婦でありながら、キッチン共同の下宿屋に生活し、夏目漱石を愛好し、下宿屋の変わり者の芸術家や哲学者と語り合う日常。 フォークソングか、ラ・ボエームか。 しかし、読後感は良い。 やたら話を盛りたてるミステリーやドキュメンタリーなどではなく、死や地域医療を「変わり者の若い医師」の感情を元に書いており、その、生活観や日常感が良い。 気負うことなく、迷いもしながら、また、日常的な小さな事件もおきながら、体力の限界に挑むような日々の中にささやかな楽しみを見つけながらを過ごす。 こうした、静かに前を向き生きる小説は元気を与えてくれるように思う。 明日も頑張ろう、と。 | ||||
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タイトルの所為なのか、何故か超シリアスな内容だと勘違いされているため 拍子抜けして低評価というのが多いみたいですね。 登場人物が意外とコメディで漫画チック、ギャグも多いです。 ライトノベルでも読むつもりで見れば面白いですよ。 | ||||
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映画を見てから原作を読みました!とても読みやすくよかったです。 映画と終わりかたが違うのでその後が気になりました! 2も読んでみようと思います! | ||||
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テレビで映画の内容を観ていて、原作本を読みたくなり、利用しているamazonで購入しました。 もう手の尽くしようがない女性が、安らかに亡くなる様と、何ができるのかと苦悩する若い医師の生き様がよくわかりました。これからの人に必用な、介護と医療のことを投げかける1冊だと思います。 | ||||
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端的に言って、この小説を「現場で働く医師の苦悩」を描く、という風にみた場合、そのテーマは「高度な医療を求めて大学病院で働くことを選ぶか、患者と寄り添う地方の医療現場を選ぶか」だと思います。(他の諸問題も取り上げられてはいますが主人公の主な葛藤はこのテーマであったと思います) この問題に対して主人公の答えは「これでいいのだ」と患者に寄り添う道を選ぶというものです。 この答えに対して私は「なるほど」と思えませんでした。それは主人公の葛藤に共感できないからです。 その原因を二点。 第一に、主人公があまりに恵まれた人間関係の中に身を置いている点です。上司、同僚、家庭(妻)、友人、、すべて「いい人」です。この時点で普通の感覚なら「これでいいのだ」と思ってしまいます。このため、主人公の葛藤が、「贅沢な悩み」といった風にしか受け取れませんでした。 第二に、主人公の独特が口調はまるで全てを悟ったかのような口調であるという点です。また、小説自体の進行も主人公の語り(天の声)で進みます。そのため、主人公が何かに悩み苦しむような人物という印象が持てませんでした。どうせ答え知ってるんでしょ?と思ってしまいました。 これらの理由から物語の最後、主人公の結論たる「これでいいのだ」が安っぽく聞こえてしまいました。私としては、等身大の医師に現実に寄り添った、深い洞察のもと、結論を出してほしい(それを聞かせて!)と思いました。(医師の方なら様々なことを自分で補完して共感もできるのでしょうが、、、、) と長々書いたのも全てはこの小説が医療問題をテーマにして、それに対して何がしかの答えを提示する小説だと勘違いした私のミス。 この小説は何も考えず読め、読む者を癒す、ほのぼの癒され医療小説です。読了(コメント希望) | ||||
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栗原一止は、信州「24時間、365日対応」の病院で働く、悲しむことが苦手な29歳の内科医。 職場は常に医師不足、40時間連続勤務も珍しくない。激務の日々の中、信濃大学から誘いの声がかかる。 大学での最先端医療か、例え助かる見込みのない患者とも真正面から向きあう医師で居続けるか。 悩む一止の背中を押してくれたのは、高齢の癌患者、安曇さんからの思いがけない贈り物だった。 2010年度本屋大賞第二位。 登場人物たちの本当に優しい雰囲気、違いを信頼し合った人間関係が広がる心温まる物語。 映画を観たあとで読んだので、どうしても映像が頭に浮かんでしまったが、文字で描写される人物像も丁寧に描かれていてよかった。 神様のカルテ2も読む! | ||||
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最近話題になってるのと試し読みして面白そうだなと思ったので買いました。 まず、主人公のキャラがすごく好きです。 「こんなカンジの先生がいたらいいなぁ♪」って思いました。 私も、持病があり患者として病院に通っているのですがこの本を読んで元気をもらうことができました(^^) 呼んだあと、心が「ほわぁ」って暖かくなる、そんな素敵な1冊です。 | ||||
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受賞作品ってなんとなく、敬遠していたが、ピュアに感動! 人って人とのかかわりで生きているんだなあと感じさせられます。 見栄や外見にとらわれる生き方がばかばかしくなり、 生きることの原点を想起させてくれます! | ||||
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最近ハマってます。 映画も見に行きたい。 | ||||
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医者は治療をするだけが仕事ではない、 という主人公の台詞が印象に残った。 サラリーマンは会社の利益を増やすことだけが仕事ではない、 と言われているような気がした。 | ||||
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この作品は、地域医療の第一線で活躍している現役の医師が書いたのだそうだ。私は、そんないきさつから、この作品を、地域医療の過酷な実態や死をテーマとした重い医療小説かと思って読み出したのだが、内容は、全くといっていいほど違っていた。作者は、冒頭で、いきなり読者に肩透かしを食らわせ、笑わせてくれるのだが、こうしたユーモア精神が、全編のベースに溢れているのだ。 たしかに、この作品には、地域医療に携わる医師が置かれている過酷な状況も描かれているのだが、主人公の医師は、自分が置かれたそんな状況をユーモアで笑い飛ばして、使命感を持って受け入れているし、夢破れて自殺を図る若者や死に直面した患者のエピソードも、作者は、重く、悲しい話というよりは、「いい話」として読者に提示してくれており、深刻な事態をことさら強く読者に訴え掛けてくることがないのだ。 この作品で作者は、主人公に、「私は悲しむのが苦手だ」と語らせているのだが、それは、多くの読者にとっても同じだと思う。正直いって、登場人物が死と向き合う重い医療小説は、読者もそんな登場人物に自分や身内を重ね合わせて気が滅入ってしまうので、読むのが辛く、読む気がしなくなってしまうのだ。そういった意味では、この作品で読者が流す涙は、たしかに、「悲しみの涙」ではなく、「温かい涙」だと思う。夏目漱石の影響を受けたという主人公の古風な話しぶりも、読者の心をなごませてくれる独特の味があるし、主人公を尊敬しきっていることが読者に伝わってくるハルの可愛らしい口調もいい。 こんなに温かで、「いい話」で終わる医療小説なら、ぜひ、続編も読んでみたいと思う。 | ||||
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若い頃同じような生活をしていましたので、感動しました。 ハルさんは理想ですね。 | ||||
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映画を見てとても良かったので、読んでみた。 本作から感じたのは、「高度になりすぎた時代で考え直すことはないか?」ということ。 そしてそれは医療だけではなく、ありとあらゆるすべてのものが当てはまるように思えた。 登場人物たちの言葉からそれを考えさせられた。 一部をあげると、 「心臓はかくも見事に役目を果たしている。だが心臓の持ち主が死を望んでいるのであれば、この拍動もただ血液を送り出すだけの器械運動にしかすぎない」 死にゆく人に可能な限りの医療行為を全て行う、ということが何を意味するのか、人はもう少し真剣に考えなばならぬ。 現代の驚異的な技術を用いて全ての医療を行えば、止まりかけの心臓も一時的には動くであろう、呼吸が止まっていても酸素を投与できるであろう。(中略)これらの行為の結果、心臓が動いている期間が数日のびることはあるかもしれない。だが、それが“生きる”ということなのか? 孤独な病室で、機械まみれで呼吸を続けるということは悲惨である。今の超高度な医療レベルの世界では容易に起こりうるのである。 ちょっと前まで「できたらいいな」と思っていたテレビ電話、数十年前だと「夢」と言われていた携帯電話ももう普通の時代になっている。 たぶんこれからの時代はもっと進歩し、もっと高度な世の中になっていくことは間違いない。 だがそんな時代だからこそちょっと立ち止まって振り返ったり、考えたりすることが必要なことなのでないか、そう読み終えたとき感じた。 | ||||
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この小説は賛否がわかれます。 1)文体が明治の口語調、夏目漱石か現代作家の森見登美彦氏に似ていて、 とってつけたような明治のしゃべり方に違和感を感じ読み進めない。と でも、日常の素の自分自身の照れ隠しにそういう口調もありかなと思います。 また、夫婦の会話が不自然だという人もいますが、 相手を尊敬し合い丁寧な言葉遣いの関係もないことはないでしょう。 このように誇張した文体もありかなと思うと、 すんなりと読めるでのではないでしょうか。 2)主人公が冷徹すぎるという見方があります。 それは医療現場のノンフィクションに近い題材をあつかっているため 客観的になろうとするきらいがあるためと思います。 だから、感情的にブレーキを意図的にかけ、淡々とした文体が 話をわかりやすくしていています。 3)主人公の自慢をしているような批判があります。 地域医療の実態と延命治療に対する医者としての葛藤など 正直に綴られている思いました。 地元、長野の話なので親近感があります。 | ||||
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この本を手に取って読んでみて、主人公の一止の言葉遣いもこの作品のいいところなんだと思います。 終末医療の難しさや、「本当に大学病院に行くことだけが幸せなんだろうか」と考えさせられるものでした。舞台が長野県ということもあってか読んでいてなじみ深かったし、地域医療の大変さを感じ取れたと思います。これはお勧めです。 | ||||
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もうすぐ映画公開ということで話題だったので読んでみました。タイトルから想像するに医療系お涙頂戴中心かと思っていましたが、文体は古い言葉使いではあるけれどコミカルで時に笑ってしまうような雰囲気で書かれています。もちろん泣けるシーンもありますが、それらを通して主人公が人生を選び進んで行く様がメインです。読み終えてとても清々しい印象でした。続編もあるようなのでそちらもぜひ読んでみたいと思っています。 | ||||
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まさに賛否両論の二手に分かれるレビュー軍に どちらも納得しました。 重みのある作品の読書量が多い方には内容が薄い ように感じられるようです。 似てる、といわれる森見氏の著書も読んだことはありますが こちらはワールドが深すぎず、難解な言葉を交えながらもさっくりと読めます。 さくりさくりと読み進めたのですが 要所ではホロリと泣いてしましました。 なにより、男性の妄想をそのまま描き出したような嫁「ハルさん」 ですが、あんなに優しくピュアに生きて、人を愛せたら・・ と少し嫉妬をしてしまいました。 登場する女性陣が、みな出来がよすぎますw でもそこは素直に羨ましいと思えてしまったのでした。 映画化よりも漫画化した方がよろしいのでは。 | ||||
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五年目の医者が医局に属さずに地方の病院で大忙し…っていう話。 本文中で、来年から医局に来ないか…みたいな誘いもあったりで、研修で外病院に行っても、将来は結局医局に行くことをもう一度考えさせられるんだなと再認識させられた。 ちょこちょこ看護婦にちょっかいだしてるやりとりが、患者の死とかのまじめな部分とと対照的に描かれてていいアクセントになってると思う。 全体的に短いし、勉強の合間にいいんじゃないでしょうかね。僕は息抜きのはずが、二日で読んじまいました。 | ||||
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