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(短編集)
氷獄
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氷獄の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.15pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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少なくとも、チームバチスタの栄光シリーズを好きな方にはお勧め出来ません。 現実に存在する『東日本大震災』をバチスタに当てはめて、犯罪に絡める内容です。 | ||||
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続きが読みたいです。海堂先生続編を書いて下さい。期待しています。 | ||||
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『チーム・バチスタの栄光』が刊行されたのが 2006年、 若かった登場人物たちも昇進したり岐路に彷徨ったりし、 舞台の東城大学もその周辺も、また作者の状況も様変わりしました。 『螺鈿迷宮』『アリアドネの弾丸』『極北クレイマー』で暗躍した あの人も、妙齢となったことでしょうね。 その姉妹の研修医時代を描いた『双生』28ページ、 『ナイチンゲールの沈黙』直後の『星宿』22ページ、 『螺鈿迷宮』の闇を引き継ぐかのような『黎明』54ページ、 そして待たれていた、 『チーム・バチスタの栄光』の氷室のその後を描いた 『氷獄』166ページ、これが表題作となったのもうなづけます。 弁護士、日高正義を狂言回しとして、 弁護における裏側も良く描かれていて勉強になりました。 読んでいてどれも懐かしく感じました。 様々な作品を作者が紡いできてくれたものですね。 『氷獄』は物語として閉じてしまったようですが、 『黎明』は今後、どのように展開するかが楽しみです。 | ||||
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久々に懐かしい人物の名前を見て、もう一度「チーム・バチスタ」を一から読んでみたいと思った。小百合・すみれの双子姉妹に、如月翔子、城崎も。田口・白鳥コンビも健在。ただし、今回はこの二人が直接絡むことはない。新人弁護士の日高正義を軸に、いままでの「チーム・バチスタ」に関わる様々な事件を再考していく。でも、メインは「極北」シリーズなのかなあ。 | ||||
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ここ数年は著者の作品はゲバラ・カストロシリーズのみ読んでいた。しかし遅ればせながら今週「コロナ黙示録」を読み、勢いで本書も購読。本書を読まなくとも「コロナ黙示録」は面白かったのだが、本書を読んだらもっと面白かった。さらに著者のモチーフにおいてゲバラ・カストロシリーズとつながる部分も明確化してその点でも面白かった。こう述べてしまうと政治・社会的主張によってしまう様だが、一方でここの登場人物の造形や描写から「市井の人」への親和的な眼差しとその温かみを感じた。著者の明晰な論理性と深い情緒性が作品において従前に発揮され、著者の文筆のさらなる深化を目にして感慨深い。 | ||||
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新人弁護士・日高正義が初めて担当する事件は、2年前、手術室での連続殺人として世を震撼させた「バチスタ・スキャンダル」だった。表題の「氷獄」は、『チーム・バチスタの栄光』で投獄された麻酔医・氷室貢一郎の獄中生活を主軸に、『ジェネラル・ルージュの凱旋』『イノセント・ゲリラの祝祭』『アリアドネの弾丸』のエピソードが加わり、東日本大震災やスプリング8が折り込まれた中編。この他、『螺鈿迷宮』に絡んだ「双生」、『ナイチンゲールの沈黙』の後日談「星宿」「黎明」の、計4作品が収録されている。 患者に寄り添う医療とは何か、終末期医療とは、そして司法の正義とは――答えの出ない社会問題に、医師で作家の海堂尊さんが斬り込む――。 | ||||
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登場人物すべてが個性的で面白いので短編集でもそれぞれ深く楽しめます。 | ||||
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バチスタ事件のその後や、その他のストーリーのスピンアウトなど 懐かしく、楽に楽しく読めました 小難しいところもなくあっという間に読めました たまにはこんな海堂さんもいいなと思います | ||||
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バチスタ&桜宮の物語の人々が次々に出てきます。 老人医療、ホスピスの課題なと短い物語があったあと バチスタ手術で獄につながれている医師と 医療過誤の問題を扱ったのが、「氷獄」 医療過誤を司法が裁く危うさを指摘しています。 著者は、被告に有利な証拠は出さない日本の警察&検察制度について 医療関係者として、改めて警鐘を鳴らしています。 | ||||
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田口、白鳥コンビが出てくるシリーズが一番好みであり、登場場面は少ないとはいえそういう意味で楽しめる。 短編4編を、バチスタの時系列をまたぎ、今までとは別の側面で展開していく。 ただ短編で、色々な登場人物がでてくるので今までのシリーズを読んでいないと楽しめないはず。 司法への切り込みというテーマがあるのはわかるけど、ちょっとわかりにくい。 | ||||
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タイトルに「氷」とあったので、氷姫こと姫宮香織のエピソードかと思い、購入したところ、勘違いでした。 「双生」、「星宿」、「黎明」、「氷獄」の4話の短編で構成されている。 バチスタシリーズは、「ケルベロスの肖像」(田口・白鳥ルート)と、「輝天炎上」(天馬大吉・桜宮すみれルート)で、一旦、完結している。 本書の登場人物は多人数に上り、さながら「バチスタ登場人物の感謝祭」なのか、著者が再び「バチスタシリーズ」を書きたくなったのかは、判断できない。 ・「双生」 → 東城大学医学部の田口の指導のもと、桜宮小百合と桜宮すみれの研修医時代のエピソード。 姉である小百合の優等生ぶりと、妹のすみれの医師としての視野の広さが印象的である。私が患者であれば、人間味のあるすみれ医師に診てもらいたい。 ・「星宿」 → 爆弾娘こと如月翔子、4Sエージェンシー城崎および白鳥を中心とした、オレンジ新棟のエピソード。 眠り猫こと猫田看護師長が、手術室の悪魔である渡海征司郎のことを「誰よりも優しい人」と評していることに驚きを覚えた。 しかし、渡海が東城大学医学部を去った後のエピソード「緑剥樹の下で」(ランクA病院の愉悦に収録)や、 「ひかりの剣」において、渡海が医学生の田口に対して、 「獅胆鷹目、という言葉がある。(中略)この続きにはお前への救いがあったんだが。(中略)悔しかったら一人前の医者になり、お前の医療を見せてみろ。その時にはこの言葉の続きが分かるはずだ」という発言に気付いた時、すでに伏線は張ってあったのだな、とニヤリとしてしまった。 後日、田口は、「目行以女手」を実践する医師に成長している。 ちなみに、オレンジ新棟の将軍、ジェネラル・ルージュこと速水晃一は、「ケルベロスの肖像」の最後で、東城大医学部に復職している。 「黎明」および「氷獄」については、割愛する。興味のある方は、ご自身で楽しんで欲しいと思います。 最近、須磨久善医師が、日本で初めてバチスタ手術を行った病院で、ジェネラル・ルージュに模した救急救命医のメディア露出(情熱大陸/プレジデントオンライン)がされている。一方で、その病院の医療の質に対する評判は芳しくない。 著者は、以前、日本の医療は地力があるので大丈夫であろうと述べていた。しかし、昨今のアメリカ資本主義的医療の進行を現実に感じている私としては、もしかしたら日本の医療は、復活するだけの分水嶺を過ぎてしまったのではないか、と危惧している。 (2019.10.06 記) | ||||
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海堂尊シリーズは全巻読破しているので、最新刊のこれもすぐに購入しました。医療と司法の対立を紹介する感じで、さらに次に続く内容でした。全巻読破している者からすると、シリーズのの1つですが、初めて読む人にはどう感じられるのか分かりません。 | ||||
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久々の桜宮サーガ新刊 何となく「黎明」で笑った。「水」ほど胡散臭いものはないと思っているが 薬効申請はしない 水だから毒性チェックは必要ない 物は言い様だなあ。と 特に「絶望」させる必要はないと思うんだけどなあ。何となくそこんトコはうやむやにしときゃいいに。と 諦めさせるのは基本「家族」の方なんだよなー。「色々試す」ってもなあ。実際試すのは患者本人で、それにより具合悪くなる事を引き受けなきゃならない人以外が「試す」を強要するのは迷惑以外の何物でもない そう思うと「水」に群がる理由が分かる感じ 生きがいなんかなくても、趣味があれば結構楽しく過ごせるんだけどね 生きがい探しが趣味だと難儀かも知れないな 「民間治療」を自らあちこち探して「やり切って」亡くなった方をふと思い出し、「あれは多分趣味で生きがいだったんだろうなあ」と。亡くなる1週間前まで遠方にも出向ける「元気」と、「勿体ない」の概念なく、湯水の様に費えを払えるのが心底羨ましかった 喰えて眠れる病なら結構元気。に心から同意 楽しく読みました | ||||
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