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高校事変



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【この小説が収録されている参考書籍】
高校事変 (角川文庫)

高校事変の評価: 3.64/5点 レビュー 100件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.64pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全100件 81~100 5/5ページ
No.20:
(5pt)

炸裂アクションエンターテインメント!

強くて頭のいい暗い出自をもつ女子高生を主役に据えた松岡圭祐先生の新シリーズ。
あまり深く考えずに一気読みで楽しみたい痛快な一冊です。
確かな知見に裏付けられた銃器や戦術は説得力があり、「ダイハード」等往年の映画をもちだして「映画じゃないんだから」とあり得ない展開を新たなる知恵やギミックでアップデートしているような部分も面白く感じました。
割とドライで残虐な描写や展開が数多ですがそれも味です。
主人公が荒唐無稽な強さですが、それが一番良いところです。だってエンターテインメントですから。
綺麗に完結していますが驚いたのが既に続編がスタンバイしているとのこと。楽しみです。
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4041083958
No.19:
(5pt)

善人も悪人も沢山死人がでます。それが大丈夫ならお勧め。

大量の死人、女子高生たちが犯人に身体を売るなどショッキングなストーリー、最近の松岡作品にはない特徴があります。これらが苦にならない方であれば、いつものエンターテインメント性の高い松岡作品としてお勧めです。
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No.18:
(3pt)

アクションはいいが設定に難

南武線で登戸から武蔵小杉に向かう車中の中吊り広告を見て、「武蔵小杉高校」に反応してその場でダウンロード。一日で読み終えたが、アクション描写とヒロインのキャラクターは秀逸。だがまず、ヒロインの父親「戦後最大のテロリスト」が「半グレ集団」のリーダーという設定に首をかしげた。「カルト教団教祖」じゃなくていいの?武装集団や黒幕の正体や目的も、しょぼい感じがした。総理に紙を突き返されただけでオタオタし始めるようでは、滑稽で「タイムボカン」のドロンジョ様一味を思い出した。総理は安倍晋三さんともろ同じ設定なのだが、作中では賢明ではないが素直な人物に描かれていたと思う。「慰安婦」は、とってつけたようで、不快なだけであまり意味がなかったと思う。制圧作戦の遂行中に三十何人が慰安所に列を作っているとはいったいどういう軍隊だろう。圧倒的なアクションシーンで読ませるからおまけで星三つだが、説得力ある物語ではまったくない。
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No.17:
(5pt)

アクションエンターティナーとして楽しむべき。追記あり。

この方は現代の大藪春彦とでも称するべきかと思います。
エンターテイメントとしての小説はこういうのを言うのだろうなと毎回思わされて楽しんでいます。
再読するか?といえば、おそらくしないだろうな。
でも面白い。
こういう種類の文学も世の中には必要なので、自分は素直に楽しみます。

***

追記です。
主人公の女子高生、殺人を快楽として楽しんでいる自分というのを自覚している。
そういう主人公設定ってどうかなと個人的には思う。
悪になりきれないけど悪が主人公?
昔の(今もかもしれない)ヤクザ映画も同じような感性があふれているのかなあ。
この小説、分別のある大人は楽しんで読んでもいいけど、子供には読ませたくないな。
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No.16:
(3pt)

とても残念

作品の構成や作り方については他のレビューでも分かるように、なかなか面白く楽しめた。
銃器に対する知識はど素人の自分には充分すぎるし、随所に出てくるアクション映画の説明も、さすがしっかり調べられているなと感心せざるを得ないのだが、、、、、

それだけに、サックスを金管としたところで、本当にがっくりきた。。。

詳しく調べないと分からないような難しい話ではない。
Wikiで調べれば簡単に分かるのに、なんだこの単純ミスは??
主人公の結衣と澪が出会う一番大事なところで、やっちまったなー、な感じだ。
そりゃあ、サックスが金管か木管かなんてストーリー展開には全然関係ないことだけど、間違いは間違い。
なんて事が分かってしまうと、他の知識も上っ面だけ調べた軽いものなのか、と思わず勘ぐってしまう。

エンターテインメントとして面白いだけに、たった十数個の文字が全てを色あせさせた。
本当に残念。
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No.15:
(3pt)

暴力的な内容なので人によっては合わない

非常に暴力的な内容です。人によっては嫌悪感を催すと思います。特に慰安所についての記述は嫌悪感を持ちました。
全体的に映画ではこうだが,実際はこうなるという描写が多いのですが,基本的な設定や人物,特に主人公や主要登場人物は,こういう人はいないだろう思いました。細かな描写と緻密さでリアリティを持たせているものの私にはリアルに感じないという印象で終始しました。読む人を選ぶ暴力的な内容の小説ですので,気にいる人はいると思います。
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No.14:
(4pt)

わかりやすい

こういう小説はまた映画化を目指しているのか?というような冷めた視点で見ることもできるのですが、
キャッチにもある通り現代の縮図、象徴、写しとしての登場人物や背景、各人の策略や意図というものが嫌な気分させればさせるほど意味があると思います。小説上であらためて認識することで本当に嫌なことは何か、許してならないのは何かということを別の形で理解する布石になるからです。いつだってこういったあまりにも馬鹿げだ社会情勢を気持ちよく壊し散々暴れてくれるヒーローが描かれるわけですが、この小説でもそうです。本当にステレオタイプ、ワンパターン、けれども大事なことです。現実はこのように気持ちよくいかないことばかりですが、ヒーローの行動を通して描き出されるものは誰もが胸のすく思いを少なからず抱くはずです。総理大臣の冒頭から察することができるように、現代的文脈においてもっとも気持ちが悪い象徴となっている政治の世界や、そこで展開される浅はかでくだらない策略の数々。これらが如何に描かれ、如何にそれらを打破してくか。
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No.13:
(4pt)

ハードボイルド

若い女性を主人公にした作品。
「探偵の探偵」よりさらにハードです。
ハードすぎて、映像化はちょっと無理でしょうね。
ハードなので、読むペースがあまり上がりません。

物語は、今(2019年6月)から数か月後の出来事です。

とはいえ、テロ集団に高校が占拠される話ですが、ちょっと弱いかなぁと。
犯人たちの目的も結構ショボイし、占拠してすぐに「慰安所」と言われても…。
身近にある材料と知恵で、テロ集団に反撃するのは面白かった(実生活で役に立つ情報は…ないかも?)。

この作品以降、毎月何かしらを発表されるようです。
常々、筆の速さはすごいし、有り難いと思っています。
「高校事変2」は7月末に出るようですが、帯の予告に書かれていたことは、本作から直接つながります。
とても楽しみです。
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No.12:
(1pt)

なんかどこかで見たな読んだなのオンパレード

松岡圭祐は千里眼シリーズ以来久しいが、この本はレビューを書かなければならないから最後まで読んだが、そうでなかったら途中で読むのをやめたと思う。正直、敵勢力に立ち向かうのが女子高生なのが無理がある。女性だからダメとか高校生だからダメとかそういう話ではなく、パーフェクトすぎるんですこの主人公。まあ、パーフェクトすぎる女性が主人公って他にもありますけど、書いている本人はパーフェクトすぎるのが欠点って気付かないんでしょう。それよりも敵勢力の魅力を引き出す方が物語はグッと良くなるんですけどね。残念な作品でした。(読書メーターより転載)
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No.11:
(4pt)

「セーラー服と機関銃」のテロリストバージョン。設定は良いが描写にスピード感が欠ける。

「セーラー服と機関銃」ではヒロインの女子高生がヤクザの娘だったが、
本作品ではヒロインの女子高生がテロリストの娘。

プロットはとても面白いのだが、なぜこの高校を総理が訪問することになったのかという前提で、
この高校の学生で国民栄誉賞の候補に挙がりながらも落選した高校生がいて、それに対する野党の批判をかわすためという筋になっている。しかしなぜその高校性が国民栄誉賞の候補になったかというと、ベトナムから日本に帰化してバドミントンの全国高校選抜大会で彼の活躍で優勝をおさめたというのだ。実際には、これくらいのことで国民栄誉賞の候補に上ることは絶対にありえない。このあたりを読んでいて一気に熱がさめる感があった。

それと戦闘シーンの描写が事次第の詳細を書くのはよいのだが、クダクダすぎる。

設定はとても良いと思うが、描写にスピード感が欠ける感がぬぐえないのが残念。
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No.10:
(3pt)

思っていたのとは違いました

たとえばもっと図書館戦争のような気軽な要素も期待していたんですが
無理に主役を高校生にする必要あったのかなと
せめて男子のほうがより読んでいて楽しみや共感も
味わえたのかなと若干モヤモヤしました。
逆に言えば女子が読んだらこの作品はより面白いのかもです?
実写というよりアニメ化に向いているかも。
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No.9:
(5pt)

面白かった(ネタバレあり)

千里眼シリーズの度を超えた荒唐無稽さにはついていけなかったが、この作品で また筆者を見直すことに。相変わらずSFチックではあるものの、伏線がよく練られていて、ツッコミどころはこの筆者の特徴でもあるがヒロインが強すぎることぐらい。そのいきさつも次巻以降で解き明かされることを期待して、7月に刊行予定の新巻が待ち遠しい。
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No.8:
(5pt)

グロックは女子高生受けが良くない!

皆さんが大好きなグロックは女子高生受けが良くなかった…
残念です
何だったら受けるねん!
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No.7:
(4pt)

テンポよく読める

本書は文庫本書き下ろしだそうで、作中に令和が出るなど、現在進行形で読める。
話の展開もテンポがいいため、読みだすと一気に読める。退屈はしなかった。
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No.6:
(3pt)

読み物としては面白い

この小説はフィクションですが、
一部実際の事件や人物を連想させる...というか絶対それだよね、という部分があります。
それがいい、という方も多いのかもしれませんが
個人的にはこれがかなり減点ポイントでした。

フィクションはフィクションで楽しみたい。
その中に現実っぽいものが含まれていると、現実に引き戻されてしまうからです。
また、事件が事件なだけに、純粋に楽しめなくなってしまいました。

描写が残酷な気もしますし、こんなことがありえるのか、と首を傾げてしまいます。
人には決して勧めないとは思いますが、完全にフィクションだったら面白かったかも。
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No.5:
(4pt)

読み物としては面白い

この方の歴史モノを読みましたが、同時点の複数の人物に視点が
切替わる描き方です。登場人物は安倍首相をモチーフにしているのが随所に
わかります。設定はほぼ2019年までの時事ネタに元に架空の設定にしていますが
すぐに分かります。色々着想を得たのだろうことは読めば分かります。
読み物としては面白いですが、ちょっと強引な筋書きだなぁと思ったのは
テロ組織の侵入経路・黒幕かなと。まぁ一教師がそんな大それたことするかな?と
思えます。ただ細かいことを言い出せばキリがないですが、まぁ物語なので。
ただ人権というものに風刺が効いてるセリフが所々にあります。
言いたくても言えない世の中を皮肉ってるのかなと思えます。
タイトル、高校事変もいいですが、主人公が万能なので
JK無双でもいいような活躍本です(笑)
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No.4:
(5pt)

よく出来たサスペンス

結構、俗的な話から始まってどうなることかと読み進みましたが、その危惧は見事に打ち破られました。
高校を巡るテロ事件。次から次へと舞い降りる危険。
ハラハラしながらもその危険を乗り超えていく痛快さ。
続編が出るそうですが、今から楽しみです。
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No.3:
(5pt)

最高のハードボイルド小説

久しぶりに熱中、イッキ読みしてしまいました!!
深く作られた魅力的で最高にかっこいい「ダーク」ヒロイン、絶妙な敵役、緻密なストーリー…陳腐化しやすいこの種の小説ですが、これはめちゃくちゃ上質で面白いです!
随所に「ダイ・ハード」「ザ・ロック」「トイ・ソルジャー」など洋画へのオマージュが効いているのも楽しめました!
続編の刊行楽しみにしています!
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No.2:
(5pt)

早い話がオウム真理教ですね

時は2019年 つまり今年です。
首相は名前こそ違いますが、安倍晋三首相その人です。
過去の総理大臣などは小泉純一郎などと思い切り実名
働き方改革の会議などが会話に出てくるあたりも
まるで現代のサブストーリーという展開です。

そもそも作中に登場するかつての犯罪集団はオウム真理教です。
麻原彰晃の娘をアレンジして主人公としています。
話の内容もバックボーンにそれがあるので、ある意味理解しやすいと思いました。

最初の60ページくらいまでが首相や主人公の優莉結衣の言ってみれば”起”の部分です。
これ以降で、首相が高校を訪問し事件になっていくわけですが。。。
これはあのことだななどと、最初は冷めた感じで読みましたが
一気に最終ページまで行きました。
さすが角川文庫で出すだけのことはあります。
2019年最初の没頭できる一冊
そう思いました。作中の登場人物を誰にしようか次々と頭の中で配役が決まって
ホントに楽しかった!
練り込んだ作品です。期待して読み始めてOkな一冊です。
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No.1:
(4pt)

高校を舞台にした『ダイ・ハード』

総理大臣がお忍びで神奈川の県立高校を視察するが、ドローンと武装集団の襲撃に遭う。しかしその高校にはスゴ腕の女子高生が在籍していた(死刑となったテロリスト主犯の娘)。
あらすじだけ読むと「要注意人物が在籍している高校に、総理大臣がお忍び訪問するはずがない!!」とツッコみたくなるのですが、なぜその高校に総理が行くことになったのか、なぜこの問題がスルーされてしまったのか……納得できるお膳立てが施されています。
周到に状況を作り上げていって、88ページ目で襲撃が発生します。
(本文は全部で427ページです)

授業中に武装集団が学校に侵入してきたらどうしよう……アクション映画好きの中高生が妄想する物語ではあるのですが、そのことがきちんと劇中でも犯人の台詞として出てきます。「男子生徒の七割は授業中に妄想する。武装勢力が学校を占拠して、自分ひとりが勇敢に戦い、敵を撃退したうえ、意中の女子生徒から惚れられる」と。しかし勇敢に戦うことになる主人公は男子ではなく、女子生徒です!!
簡単に言ってしまえば高校版の『ダイ・ハード』なのですが(『ダイ・ハード』やその他の類似映画が劇中でしばし言及されます)、高層ビルが占拠された『ダイ・ハード』1作目が1988年の映画であったのに対し、いまはスマホもネットも当たり前の21世紀なので、生徒もスマホを持っているだろうし、犯人たちも持っている。そのへんの処理をどうするか。とてもうまくできています。(首相側はお忍び訪問することで好感度アップを狙った。ゆえに生徒たちに実況されないようにケータイの電波を遮断し、校内のWiFiも切らせていた。この状況下で犯人たちはどうやって電子通信機器を使うのか?)
(『ダイ・ハード』のように倒した犯人の所持品を主人公がチェックする描写があるのですが、ここの描写に『ダイ・ハード』との差異があります)
こまかく丁寧に描かれています。小説だからこそのこまかい描写でしょう。
(『ダイ・ハード』のように犯人側と交渉しようとする、そして犯人側に情報を提供することで自分の立場を有利にしようとする人質も出てきます)

同じ松岡圭佑さんの『万能鑑定士Q』シリーズや『千里眼』が苦手な人も「これは面白い」と思うはずです。おそらく今回の主人公が続投するであろう『高校事変2』も楽しみです!!
とても面白いアクション小説なのですが、1点だけ。
それが武装勢力の現実、それが戦争の現実だとしても、『ダイ・ハード』にはない、女性(女子生徒たち)に対するイヤな描写・記述があるので、万人向けではありません。「イヤな描写があるので注意したほうがいい」という点において、注意喚起的な意味合いも含めて星5ではなく星4つにしておきます。
(その描写を除けば、星5つの物語ですし、すばらしいアクション描写の連続です!!)
高校事変 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:高校事変 (角川文庫)より
4041083958

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