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夏の陰



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【この小説が収録されている参考書籍】
夏の陰
夏の陰 (角川文庫)

夏の陰の評価: 4.23/5点 レビュー 13件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.23pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全13件 1~13 1/1ページ
No.13:
(4pt)

「楽園の犬」に継承されるストーリー構成の上手さ

被害者家族と加害者家族というモチーフ自体は、ある意味でありきたりと言える。そのため、それぞれの視点からの苦悩をじっくりと描き切る文章力の高さはあるが、物語自体のダイナミズムという点では物足りなさを感じる点は否めない。ただし、この作品の白眉はエピローグにある。このエピローグのための本編だと考えれば、全体の作品構成も納得できる良作だった。「楽園の犬」が傑作たる端緒は、この作品と言えるかもしれない。
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No.12:
(5pt)

感動した

設定からどういう結論になるのか?と思っていたが良い終わり方だと思う。不覚にも涙が…。
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No.11:
(4pt)

エピローグに感動

犯罪加害者の息子と被害者の息子。この対立する二人の人生を描いた重いテーマの小説。
子供の犯罪の責任は多少なりとも、親にあるかもしれない。
しかし、子どもはどうだろうか。

たしかに自分の父親を殺され、殺した加害者も自殺した場合、怒りの持っていき場はない。
自然と、加害者家族に向くだろう。
それが理不尽なものであってもである。

本書も、憎しみを抱く被害者息子がいて、くしくも同じ剣道という競技で対峙する。
中盤はやや中だるみのような感じがしてしまったが、
伏線回収のようなミステリー要素があり、それが最期に明かされる。
これがとてもよく、ぐっと来てしまう。
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No.10:
(4pt)

人生は誰のものか

もちろん自分のための人生だが、いろんなしがらみは、自分の進む道にかたむきをつけてしまう。
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No.9:
(5pt)

父親を殺された男と父親が殺人犯の男の人生が交錯する

どちらのしんどさもよく描かれているが、脇役の描写は甘さを感じる場面が時々あった。

それでも最終的にどうなるのかページを読み進めさせる魅力はあった。
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No.8:
(3pt)

ドラマなどを観ずに初めて読んだ小説

k-mixのラジオであらすじを聴いて興味を持って書いました。

主人公達の心情や境遇は予想の範囲内。
最後の試合は自分の想像力不足のせいかよくわかりませんでした。

それでも、主人公達を取り巻く人達の行動や心情はとてもリアリティがあり好きでした。

映像を観てから原作を読む自分には、まだまだ小説だけでは楽しめないのがよくわかりました(苦笑

小説慣れしている人達には楽しめるのかな?と思い、☆3です。
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No.7:
(5pt)

わかるな〜、どちらの気持ちも

ネグレクト、そして犯罪加害者&被害者双方の親族という難しいテーマを剣道を媒体にしてとても上手く表現している。
30代前半にしてこのような作品を生み出している作者の将来に大いに期待する。
単行処作の前作より文章表現がずいぶんしっかりしてるとも感じた。
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No.6:
(3pt)

この凡庸さ

「永遠についての証明」は佳作だったので、期待したが、大いに外れた。本作は、主人公たちも含めて登場人物の彫り込みの浅さは驚くほど。特に脇に登場する人間たちはひどい。犯罪者の家族は一生贖罪して、被害者の家族は悲しみで泣け、の一点張り。こんな類型ばかりで周りを埋めれば、話自体も浅くならないわけがない。マンガの原作ならこの展開は十分にありだろう。画力によって助けられて感動的な物語になりうると思う。はっきりしない最後も、余計なエピローグ(完全に不要と思われる)も、成立するのではないか。小説としてはエンタメでも純文でもなく、まさに凡庸。剣道の描写のよさで辛うじて星三つ。
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No.5:
(5pt)

緊迫感と迫力ある2人の剣道の試合場面

岳と和馬が相対する剣道の試合の場面。
心理描写と剣道の試合描写の秀逸さに引き込まれました。
最後にさりげなく書き添えた形のエピローグで謎が解ける形、色々な伏線が明らかになり、すっきりしました。
2人の新しい人生のスタート。
必ずしも明るくはないが将来への希望を感じ読後感がよかったです。

犯罪被害者と加害者の家族。
今まで、一方的に被害者の家族に同情していましたが、この本を読んでいるときは、岳の方により感情移入し、犯罪者の加害者家族もとても苦しむのだということがよく理解できました。
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No.4:
(4pt)

充実感◎

・良かった点
非常に面白かった。
普段あまり本を読まない私だが、主要登場人物の岳と和馬の二人の背景を並行的に書き上げていて、
どういう展開なのか興味を終始持って読めた。
登場人物の細かい感情の変化に目を離せず、
そのため結末に引っ張られるように完読できた。
最後、剣道の試合中の二人が繰り広げる世界観には感心し、通して充実感があった。
・気になる点
私は特になかったが、人間の感情にフォーカスした作品の為、展開が早いわけではないという点で退屈を覚える方もいらっしゃるのではないかとイメージが出来てしまった。
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No.3:
(4pt)

最後、納得いくかいかないかで評価が分かれる作品

とても面白かった。
加害者・被害者サイドそれぞれのさまざまな人間模様が読者の心を動かす。そして考えさせられる。
全ての謎が解けたとき、心を大きく揺さぶられる。そんな作品です。

*ただし、コレがオチ?って思われる方もいらっしゃると思います。ですので、★4つにしました。
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No.2:
(5pt)

号泣

登場人物二人に感情移入してしまい、涙腺崩壊でした。
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No.1:
(4pt)

剣道を通したヒューマンサスペンス

剣道小説としては異色の展開だが、興味深く一気に完読できた。
試合出場を覚悟した後の特訓、それぞれの試合のシーン、登場人物のその後について、もう少し詳しく書いて欲しかった。岳と和馬の試合を通しての対話の描写はとても良かったと思う。
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