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小説「映画 ドラえもん のび太の月面探査記」
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小説「映画 ドラえもん のび太の月面探査記」の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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藤子先生が書いた劇場版のドラえもんには夢があった。本書は簡単に言えば、ドラえもん好きの作家が書いたドラえもんっぽい作品だと思う。冒頭の箱庭的な物語で始まり、それから劇的な冒険が始まる。これが基本的なドラえもん映画のストーリーだ。そこには、恐竜や雲の上の王国、地球を創造する学習キットなど夢があった。けれど、本書にはそのような夢の深さが無い。その上で、鉄人兵団のような人類の歴史を問う深さ。本書のラストで問題提起されたものが、新聞の表面をなぞったような薄っぺらいもというのは残念だった。 鉄人兵団では人類の奴隷制度とその歴史を問いかけ、雲の王国では人間の環境破壊を問いかける。藤子先生のすごさは、子供向け作品であるにも関わらず、これでもかと子供を追い込む事だ。鉄人兵団で最後にロボット兵団に囲まれて窮地に追い込まれる場面。雲の王国での王国からどこでもドアで野比家に戻った時に、天上世界のノア計画によって、大洪水に見舞われた地球。ドラえもん映画というのは成長だとすら思う。子供たちが困難を乗り越えて、見た子供たちのレベルが1アップしている感覚。それこそドラえもん映画だと思う。 | ||||
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