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長く高い壁 The Great Wall



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【この小説が収録されている参考書籍】
長く高い壁 The Great Wall

長く高い壁 The Great Wallの評価: 3.89/5点 レビュー 28件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.89pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全18件 1~18 1/1ページ
No.18:
(5pt)

浅田作品

良かったです
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No.17:
(5pt)

audibleがおすすめ

本でも読みましたが、audibleで聴くと面白さが倍増します。軍隊用語がポンポン出てくる朗読小説は貴重でもあり、メリハリが効いてて楽しめました。
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No.16:
(5pt)

人間の愚かさを反省し、戦争を風化させてはならない。

日本人(人間)の次のような愚かさを痛感する作品である。

愚かさ①
石原莞爾と板垣征四郎等が独断専行して満州帝国を建設、そして、真似た連中が満州帝国の外の中国本土まで簒奪出来ると妄想し、日中戦争の泥沼にはまってしまう愚かさ。 

愚かさ②
226事件②見られるように、敵よりも、日本人どおしが殺しあう愚かさ。
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No.15:
(4pt)

「検品済」のシールが

裏表紙にベッタリと貼られていて、剥がれない。
剥がした後がベトベトして手触りが悪いし、汚れが不着する。
折角、新品のような本なのに、勿体ないと思った。汚れない内にカバーを付けました。
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No.14:
(4pt)

戦争サスペンスの傑作

作品のプロットと作者のこれまでの作品の司馬らしさに、惚れて、読み始めたが、もう一つ、内容が、単純でラストが中盤に読めてしまい楽しめなかつた。
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No.13:
(5pt)

期待どおりの商品でした。

期待どおりの商品でした。
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No.12:
(4pt)

戦争と軍隊の描き方は秀逸だがミステリーとしては雑

日中戦争の最中、万里の長城にある張飛嶺の日本軍守備隊30人のうちの1分隊10人全員が死亡する。

中国紅軍のゲリラに襲われたのではない。

外傷はなく、武器も、糧秣も一切奪われていない。

内部犯行か?

しかし戦争中に軍内部で殺人事件などあってはならない、というのが当時の派遣軍指導部の考えである。

そこで、従軍作家として北京に滞在していた当代随一の探偵小説作家が、軍の検閲将校とともに現地に派遣される。

ミステリーとしてはかなり雑かもしれない。

が、自衛隊経験者だけあって、戦争と軍隊は描けているように思った。

著者の作品は、代表作とされる蒼穹の昴シリーズほか数冊しか読んだことがないから比較は難しいが、本作はそこそこの読後感であった。
#書評 #浅田次郎 #長く高い壁
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No.11:
(5pt)

何となく不満足

本は安価に入手できました。品物もきれいで満足しています。読了したあとの感想は不満足感を覚えます。もう少し緻密な結末を期待していました。関東軍内部の事件の処理がいかにもありそうでしたが。
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No.10:
(4pt)

大変面白かった

蒼穹のの昴、中原の虹、天子蒙塵と異なる中国編で、非常に楽しく読ませていただきました
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No.9:
(5pt)

荒寥たる原野を見つめる従軍作家・・・

著者・浅田次郎氏の描く 中国・長城 張飛嶺守備隊が巻き込まれたひとつの
事件に目が離せなくなった。
極限状態となる戦時下の兵士の心理状態や行動原理が、従軍作家の目を通して
描かれてゆくのだ。美しく、そして 哀しく・・。

14年間 軍隊組織で厳しい規律を叩き込まれた憲兵分隊長の小田島曹長は、
中国という大国を知る職業軍人なのである。軍司令部から派遣された検閲
班長の川津中尉は、帝大卒で丸メガネをかけた、生真面目な青年である。
二人の間には、軍隊の階級組織が存在するのだ。
正当な理由を見出せぬまま、広大な大陸で繰り広げられる終わりの見え
ない戦争・・。罪なき一般市民と進駐する軍人の思いが交錯しながら、
ゆっくりとストリーが展開してゆく・・。

  人は嘘をつき、見栄をはり、愚痴をこぼす。

曹長、中尉と従軍作家の3人が、清代から築かれた古い城壁とその先に広がる荒寥
たる原野を見つめる。三十万余の大兵力を動員した戦争に大儀はあるのか・・?
軍隊組織の指揮系統は上位下達である。閉鎖的な組織で報告される張飛嶺で発生
したひとつの事案は・・?人間の深い心理に隠された正義感が小説のなかで見事
に描かれる。自己矛盾を抱えながら、3人は遂に事件の核心に触れるのだ・・。
語られぬ真実と矛盾だらけの現実が、しっとりと感じることができる秀逸な一冊
なのである。
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No.8:
(4pt)

計算されたバランス

途中まで、コミカルな話なのかシリアスな話なのか、よく分からないと思いながら読み進めた。
終盤は、満州事変に始まった戦争の愚かさや、末端にいる兵隊の哀しさ、戦争の大義とは何か、といったメッセージがきちんと落とし込まれていた。
これがもし終始シリアスな展開だったとしたら、内容が重すぎて読みたくなくなったかもしれない。
その辺りのバランスが絶妙だった。
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No.7:
(5pt)

無理なく読めるいい小説です

この手の作品は、読み終えるのに努力がいるものが有りますが、この本は
最後まで面白く一気に読めました。
作者の筆力があるということでしょう。
最後の終わりが意外だったのもその一因ですね。
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No.6:
(4pt)

まだ半分しか読んでない。が、

まだ読み終えてません。が、浅田作品へのリスペクトと後半の展開に
期待を寄せて星ヨッツですっ。
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No.5:
(5pt)

浅田先生のベスト盤!

『蒼穹の昴』シリーズで浅田先生の作品にハマったので舞台が中国というだけで胸躍り、『帰郷』『終わらざる夏』でボロボロ泣いたので日本軍の話と知りいやが上にも期待は高まり、ハードルを上げまくっていざ読みましたが、期待を裏切らない、期待以上の作品でした。主人公の従軍作家・逸馬先生がどこかがらっぱちで、『きんぴか』シリーズを彷彿とさせ、途中くすくす笑いながら読みました。(『きんぴか』シリーズと『プリズンホテル』シリーズが一番好きなので)
これまで読んだ全浅田作品の良いとこどりで、好きなミュージシャンのベスト盤を聴いた後のような読後感でした。ミステリ要素も良かったですが、何より浅田先生の全作品の根底に流れる、浅田先生にしか描けない、人間性とか日本人の矜持とかが胸に迫り、すっきりした読後感の中に重く考えさせられるものがありました。この作品に出会えて良かったです。
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No.4:
(5pt)

やるせない思い。一個人にとっての「戦争」とは何か。

戦死でも戦病死でもなく、戦地にはありえない「死亡」。従軍作家の小柳逸馬は事件を検証するよう密命を受け、帝大出身の検閲班長、川津中尉とともに北京飯店から長城の現場に派遣される。
かつて陸上自衛隊に身を置き、「歩兵の本領」を熟知する著者ならではの視点が随所に活かされている。

・著者を彷彿させる流行"探偵"作家の小柳逸馬といい、小田島憲兵曹長といい、意志と人生の経験に熟成された奥深く素晴らしい人間味を醸し出している。「動物的直感は人間的思考にまさる」(p15)
・「尾根を天翔る龍のようにのたくりながら、高く低く、視野の限りに長城が延びていた」(p71)の叙述は、僕も長城を旅行したのでわかる。巨大なのは万里の長城だけではない。他の浅田作品でもそうだが、中国人の懐の深さはとても印象的だし、大陸の巨大さには際限がない。戦いを続けながら「この戦争の大義を探す」日本の姿が矮小に映る。体格も含め、倭人=倭(ちいさい)人か。
・関東軍の謀略に彩られた、勝てる見込みのない戦争。川津中尉も小田島曹長も抱くこの疑問を表面化させることは、しかし、皇軍の兵隊には許されないのだ。
・「良心。懐かしい言葉だ。たぶんその所在を信じた者から命を落とすのが、戦争というものだろうが」(p147)

宣戦布告なき「事変」という名の中国大陸侵略に30万人もの大兵力を投入する無謀さ、いつまでも勝てない事実。これが「死亡」の遠因であり、「組織の論理」が見えざる手となって働く。このあたりの構成は実にお見事。

日本と中国の一般市民が底なしの泥沼に引きずり込まれる「やくざな戦争」(p294)、そして最終ページである人物が言い放つ「どうせ○○○○の戦争だ」。著者が声を大にして伝えたかったのは、このことではないだろうか。
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No.3:
(5pt)

涙はなくとも、大きく深い余韻を残す ミステリの形をとった新たな戦争文学の結晶

従軍作家という存在すら、この作品を読むまで知らなかった。
作家と検閲というのは、こんな関係だったのだろうか……?
だとしたら、怖い、とも思った。

いろいろときな臭い時代だからこと、作家(メディア)と戦争の関わりに
またしっかり考えなければ。

物語自体もスリリングで大満足。続編もある気配だし、それにもまた期待しています。
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No.2:
(4pt)

さすが大御所!

「鉄道員」以来の久しぶりの浅田次郎。このところ若い作家さんの本ばかり読んでいたせいか、文章が圧倒的にうまく心地よい。描写もリアルで物語の場面がイメージしやすくストレスなく読了できました。以外にも初のミステリとのことでしたが、ずっと物語りに引き込まれていました。さすが大御所です。戦争時と平和時の強烈な違いは前線のみで、そうではない場面ではこんな感じだろうな~と思えました。そうはいっても戦争は人を変えてしまうのですね、、、
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No.1:
(5pt)

何度も大切に味わって読みたい作品。

浅田次郎さんでミステリー!?と思って読んでみたのですが、
これが素晴らしく人間を描く作品となっていました。

日中戦争の時代の、万里の長城を舞台とした、殺人事件の謎解きです。
当時の探偵小説家(しかも当代きっての流行作家!)が
検閲班の班長さんと共に、「誰がなぜ殺したのか」を追っていきます。
ホームズとワトソン的な掛け合いあり、一癖も二癖もある軍人への聴取あり、
ぐいぐい惹きこまれていきました。
ラストまで読むと、「謎解き」のおもしろさだけでなく、
「戦争とは何か」「軍隊とは何か」
「人として生きていく糧とは何か」と様々なことを
考えさせられました。
浅田さんの小説にある全ての要素が詰まった、素晴らしい作品だと思います。
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