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チュベローズで待ってる AGE22/AGE32
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【この小説が収録されている参考書籍】
チュベローズで待ってる AGE22/AGE32の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.54pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全48件 41~48 3/3ページ
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明後日まで提出する書類作成の合間、息抜きに読むつもりが止まらない。 小学生の頃から自他共に認める活字中毒の私が久々に本を開く手が止まらない。 そして涙も止まらない。2冊ともぐいぐい引き込まれる。作者加藤シゲアキが 書き続けてきた成果が、エネルギーが本から沸き上がってくるよう。まだ、 気持ちが落ち着かない。仕事は明日だ。 | ||||
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事件を推理するのでなく、人の思惑や関係を知る事で話が進むのが魅力的。 1つ明らかになり、 1つ謎が生まれれ、先が気になって手が止まらない。 読みはじめてすぐ面白い! 最後の種明かしもまた凝っていて、そこだけで短編1冊分の読み応えがあるほど。 最後に謎は残るものの、読み終わりは気持ち良い満足感でした。 主人公について、大人な印象の下巻age32でage22上巻時代の混沌と人間らしさを思い出させる終わり方がまたニクい! ーーーーーー以下ネタバレかもしれません。 下巻は人の心情より話の展開中心に進んでいきます。 主人公よ、上巻はなんだったの?というような人の変わりよう。 あんなに悩み必死に乱暴に色々あったのに、、、でも大人になるってそういうことかもしれない。 この上下巻の主人公の差こそが、ラストも相まって”大人”にはグッときました。 30歳超えた人はより一層グッとくると思う。 心情描写が1番魅力的でした。 下巻の主人公はクールなのに、この本自体が生々しくて魅力的なのは、何か物事が起こる、というよりは身の回りの人の過去や想い思惑を知る事で話が展開していくからだと思う。コナンは事件を解決するがシゲアキは人間を観察する。 周りの人の想いに揉まれ、ふと”自分とは何者か”悩んでしまうような、存在意義とか劣等感とか。スマートじゃないところ、大好きです。 思念が行き交いドロドロもしますが、逃げ恥で言っていた”可愛いは最強”のような、赤子を見るような無条件の愛もありました。 それが上巻関係してくるからもう、、、”過ぎ去った日々の懐かしさと切なさ”が下巻にはありました。 あと、全員喋り口調が柔らかくて良い。 | ||||
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上巻は週刊SPAに連載されていたもので、読みやすいエンターテイメント作品。 下巻は書き下ろしで、ちょっと詰め込みすぎな、加藤シゲアキらしい作品。 上巻の読みやすさ面白さに「これ本当に加藤さんが書いたの?」と戸惑ったけれど、下巻の中盤で難しい本の引用やカタカナの羅列に、 「キタキタw確かにシゲアキ先生。」頭のいい博学な人は、優越感に浸りながら読み進めるんだろう。私はスマホで調べながら読むことになりました。終盤は物語の展開に引き込まれて読む速度が速くなり、最終章を残して「読んでしまうのが勿体ないな。終わっちゃうのが寂しいな。」とコーヒーで一息いれてから読了しました。 色々な出来事や登場人物が多すぎる気もするけれど、読み手が登場人物の誰かには共感できそうです。 彼の人物描写はいつも、冷淡で、暖かく、それはアイドルの時に見せる顔も情熱的だったり、冷静で計算ずくな時とあって、冷たい人なんだか愛に溢れた人なんだか、 ファンは本を読んでも翻弄されるしかありません。 | ||||
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読み終わった後、頭を占拠したのは「嘘でしょ」の一言。 小説のストーリーそのものに対する感想でもあるし、一拍遅れてこれを書いたのが誰かを思い出し、混乱した。 一作目から思っていたことだけれど、読んでる間は作者の顔が浮かばない。 「ちゃんと成立してるな」と感心させられてしまう。 全然違うのだけれど、森博嗣先生の『すべてがFになる』を初めて読んだ時のカタルシスを思い出した。 ホスト小説から一体どこへ連れてこられたの?と心が迷子に。 私は確かにこの人のファンで、でもそれ以上に読書も好きで、この作品は軽く期待を超えてくれた。 単純にこんな読書体験をこれからもさせてほしいと思う。 作品が出たばかりだけれど、まだまだずっと書き続けてほしい。 あー驚いた。 | ||||
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自分は「とりあえずミステリーが好物」というくらいのマイルドな本読みである。作者の『ピンクとグレー』は、話題になったので読んだ。細かい部分は忘れてしまったが面白かった。この作家がジャニーズをやっているのかと驚いた。 で、この『チュベローズで待ってる』である。やや前のめり気味に「ミステリー巨編」をうたう出版社の目論見に、乗せられてみようと思った。装丁の力も大きい。「面白いミステリー」の匂いがする。そうした直感は、そこそこ当たる。 結論から言うと、想像していたようなミステリーとは違った。 同時に、こんなミステリーが読みたかったと強く思った。 個人的に、ミステリーでは「動機」の部分に最も関心を惹かれる。 人を殺したり人を傷つけたり自ら命を絶ったりといった、のっぴきならない行動に自らを追い込んでいく人々は、どのような心情を抱えているのか。その中身は複雑であるほどいい。使い古された表現だが、人の心こそが最大のミステリーなのだから。 この作品における最大の謎は、上巻の最後で、ある人物がとる行動の「動機」だ。 そして作者は、きわめて哀しく、かつオリジナルな「動機」を描くことに成功していると思う。 人の心の話なので、「謎が明かされてスッキリ!」という結末とは違う。 下巻のラストには、ふたりの重要な登場人物による長いモノローグが続く。これがいわゆる「謎解き」に相当するが、彼らの行動原理を咀嚼するには少し時間がかかる。その過程で、作中に登場したさまざまなシークエンスや会話の断片が、「あれってそういうことだったのか」と、走馬灯のように浮かび上がってくる。「伏線」と呼ぶには、あまりに繊細で奥ゆかしい「つながり」。その繊細さがこの作品に深みを与えている。 | ||||
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本作のラストは、いわゆる「どんでん返し」に分類されるものだろう。 とはいえ、大方の予想とは違うところでどんでん返されるので、「え、そういうこと?」と戸惑う人もいるかもしれない。 この真相を「とってつけた」と見るか、「なるほど!」と見るかで、本作の評価は分かれるように思う。 けれども、物語全体を見返せば、さまざまなディテールがこの真相を示すように設計されているのがわかる。 その細やかさには、正直舌を巻いた。 この作者は語りすぎることを良しとしない。 だから、実際のところ、どこまでが作者が意図した伏線なのかはわからない。 もしかしたら、こちらが深読みしている部分だってあるかもしれない。 そんな深読みを許すのも、作者の力量だと思う。 他の読み手はどう感じたのか、感想を語り合いたくなる作品。 | ||||
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貧困と就職難からホストになる事を選んだ主人公。 人生とは様々な選択の結果だが、一つの選択が切っ掛けとなりどんどん次の出来事に繋がっていく。 主人公がどうなっていくのか、知りたくて一気読みしてしまう。 主人公の周りの人間も興味深い人たちばかりで、物語を面白くしている。 本当にごめんなさい。著者がアイドルをしているという肩書だけで、既刊を読むことを敬遠していました。 確かにその肩書のおかげでファンが本を買ってくれるという恩恵はあるだろうが、物語として評価される事に はその肩書はそろそろ邪魔になってきているのではないか、と思う。 そう思える程、この話は素晴らしいと思う。文学として正しく評価されて欲しい。 | ||||
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AGE22の世界とかまったく違う話になっていて、驚いた。 正直なところ、AGE22だけで完結、としても良かったように思う。AGE22だけで綺麗にまとまっていたし。 まあ、いろいろな謎が解けた……のか、もしれない。 こちらも面白くて一気読みだったが。 追加↓↓↓ しばらくしてから、やはり考えを改めました。もし、age22の続編を書けと言われて、こんな話を思いつく著者はやはり凄い才能だと思う。だって誰も考えつかないよ。この人の視点は。 タイトルの意味が分かった時、涙が出ました。 本当に、もっと、沢山の人に読んでいただきたい作品です。 | ||||
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