横道世之介

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評判

横道世之介の評価:

4.14/5点 レビュー 177件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.14pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全354件 301〜320 16/18ページ
No.54
(5pt)

80年代の青春時代が懐かしかったです

新聞連載小説だったということで、読みやすかったです。内容は大した起伏も無く80年代の学生生活が淡々と進んでいくので、少しイライラしながらも当時学生だったころを思い出しながら読んでいたところ、急に20数年後の展開が挟まり、その後主人公の将来を暗示させる挿話があったりと、今度はハラハラしながら読みだしてしまいました。
 作者の小説は初めて読みましたが、視点が変わる話の進み方に、誰でもが自分の人生の主人公であり、自分を取り囲むそれぞれの人々にとっては逆の立場になるということを考えさせられました。
 最後の方で再登場してくる祥子さんの姿にほれぼれしました。読み終わってしまうのがもったいなかったです。
横道世之介 Amazon書評・レビュー: 横道世之介より
4620107433
No.53
(5pt)

80年代の青春時代が懐かしかったです

新聞連載小説だったということで、読みやすかったです。内容は大した起伏も無く80年代の学生生活が淡々と進んでいくので、少しイライラしながらも当時学生だったころを思い出しながら読んでいたところ、急に20数年後の展開が挟まり、その後主人公の将来を暗示させる挿話があったりと、今度はハラハラしながら読みだしてしまいました。
 作者の小説は初めて読みましたが、視点が変わる話の進み方に、誰でもが自分の人生の主人公であり、自分を取り囲むそれぞれの人々にとっては逆の立場になるということを考えさせられました。
 最後の方で再登場してくる祥子さんの姿にほれぼれしました。読み終わってしまうのがもったいなかったです。
横道世之介 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 横道世之介 (文春文庫)より
4167665050
No.52
(5pt)

文句なし!

淡々と話が進むが引き込まれていく感じ。作者の代表作になるんでしょうね。自分の若い頃にリンクさせて読んでしまいました。世之介くん、最高やね!!
横道世之介 Amazon書評・レビュー: 横道世之介より
4620107433
No.51
(5pt)

文句なし!

淡々と話が進むが引き込まれていく感じ。作者の代表作になるんでしょうね。自分の若い頃にリンクさせて読んでしまいました。世之介くん、最高やね!!
横道世之介 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 横道世之介 (文春文庫)より
4167665050
No.50
(5pt)

今度は「善人」ですか?

ノスタルジックに語られていく横道世之介の濃い1年と、短い人生に、悪人が一人も出てこない。切ないほろ苦さに、心地よく酔わされて最後まで。どれだけ上手いのか。今後、目の離せない作家である。
横道世之介 Amazon書評・レビュー: 横道世之介より
4620107433
No.49
(5pt)

今度は「善人」ですか?

ノスタルジックに語られていく横道世之介の濃い1年と、短い人生に、悪人が一人も出てこない。切ないほろ苦さに、心地よく酔わされて最後まで。どれだけ上手いのか。今後、目の離せない作家である。
横道世之介 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 横道世之介 (文春文庫)より
4167665050
No.48
(3pt)

映像化するといいかもしれない

草食系男子とは、この物語の主人公のような人のことを言うのだろうかと思いました。
心優しく、ちょっと気弱で、それでも正しく生きる。恋愛もする。周囲を取り巻く人々にも生活がある。

たいていの物語は主人公が主人公であるのですが、この物語は何となく主人公を取り巻く人々が主人公のような感覚でした。

現実の私たちの周りにも横道くんのような人がいて、そこにも物語がある。
それに気付かされる。
そんな感覚でした。

今まではわりと「小説(原作)>映像化」でしたが、この作品は映像化したほうが良さが出るような気がしました。
横道世之介 Amazon書評・レビュー: 横道世之介より
4620107433
No.47
(3pt)

映像化するといいかもしれない

草食系男子とは、この物語の主人公のような人のことを言うのだろうかと思いました。
心優しく、ちょっと気弱で、それでも正しく生きる。恋愛もする。周囲を取り巻く人々にも生活がある。

たいていの物語は主人公が主人公であるのですが、この物語は何となく主人公を取り巻く人々が主人公のような感覚でした。

現実の私たちの周りにも横道くんのような人がいて、そこにも物語がある。
それに気付かされる。
そんな感覚でした。

今まではわりと「小説(原作)>映像化」でしたが、この作品は映像化したほうが良さが出るような気がしました。
横道世之介 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 横道世之介 (文春文庫)より
4167665050
No.46
(4pt)

やっぱり世之介と祥子ちゃんのやりとりが好き

登場人物の20年後が一人ずつ突然ちょこっとだけ投下される構成がすごくよかったです。“今”と20年後の各登場人物の雰囲気の乖離がなかなか強烈で……。終盤は祥子ちゃんの20年後がいつ来るかハラハラして、いよいよ来た時はページを早くめくりたいようなもうめくりたくないような……そんな気持ちにさせられました。そういったところも含めとても魅力に溢れた作品でした。絶妙な構成だったと思います。吉田修一作品の中では最も印象に残りそうな作品です。
横道世之介 Amazon書評・レビュー: 横道世之介より
4620107433
No.45
(4pt)

やっぱり世之介と祥子ちゃんのやりとりが好き

登場人物の20年後が一人ずつ突然ちょこっとだけ投下される構成がすごくよかったです。“今”と20年後の各登場人物の雰囲気の乖離がなかなか強烈で……。終盤は祥子ちゃんの20年後がいつ来るかハラハラして、いよいよ来た時はページを早くめくりたいようなもうめくりたくないような……そんな気持ちにさせられました。そういったところも含めとても魅力に溢れた作品でした。絶妙な構成だったと思います。吉田修一作品の中では最も印象に残りそうな作品です。
横道世之介 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 横道世之介 (文春文庫)より
4167665050
No.44
(4pt)

長さも気にならず楽しめます

80年代が舞台とのことですが、別に現代だと言われても違和感なく
読めたような気がします。
何といっても登場人物がみんな魅力的でした。
とりたてて優れたところのない世之介は、しかしマイペースで
嫌味なところがまったくない、理想的な主人公だと思います。
ヒロインの祥子ちゃんはちょっとずれていてかわいいし、魔性の
女?千春さんも意外に普通のきれいでかっこいいお姉さんでした。
あと友達の加藤君がかっこいいです。好きです。

でもそのうちの誰ともあまり長く深くつきあっていない世之介って、
実はけっこう冷たいのでは…とも思いました。新聞連載ということ
が関係あるのかわかりませんが、一つ一つのエピソードがちょっと
唐突で、独立していて、あまり奥行きを感じませんでした。
個人的に祥子ちゃん以外のキャラクターの現在の話はなくても
よかったような気がします。
そういうわけで星4つですが、面白いのは文句なく面白いです。
横道世之介 Amazon書評・レビュー: 横道世之介より
4620107433
No.43
(4pt)

長さも気にならず楽しめます

80年代が舞台とのことですが、別に現代だと言われても違和感なく
読めたような気がします。
何といっても登場人物がみんな魅力的でした。
とりたてて優れたところのない世之介は、しかしマイペースで
嫌味なところがまったくない、理想的な主人公だと思います。
ヒロインの祥子ちゃんはちょっとずれていてかわいいし、魔性の
女?千春さんも意外に普通のきれいでかっこいいお姉さんでした。
あと友達の加藤君がかっこいいです。好きです。

でもそのうちの誰ともあまり長く深くつきあっていない世之介って、
実はけっこう冷たいのでは…とも思いました。新聞連載ということ
が関係あるのかわかりませんが、一つ一つのエピソードがちょっと
唐突で、独立していて、あまり奥行きを感じませんでした。
個人的に祥子ちゃん以外のキャラクターの現在の話はなくても
よかったような気がします。
そういうわけで星4つですが、面白いのは文句なく面白いです。
横道世之介 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 横道世之介 (文春文庫)より
4167665050
No.42
(4pt)

誰でも、誰もの人生を変えられる。ってことかな

人生に影響を与えるという点で、世之介に才能があったようには描かれていない。それゆえ「どの人の人生も、特別な誰かではなく、それまでに出会ったすべての人々の影響を受けて作られている」ということがテーマかな、と思う。

各章の書き出しが「・・・するのが世之介である。」というように遠景から描かれるせいか、青春小説という割には感情移入がしにくい。また前半は話の起伏に乏しく、正直イライラした。

ところが、途中から挟まれる現在の登場人物との内容的ギャップが、読み進めるにしたがって狭くなる。それが収束したときの風景は、同じ日常なんだけど、見え方が少し変わる。ラストまで読んで、ようやくそのうまさに気がついた。
横道世之介 Amazon書評・レビュー: 横道世之介より
4620107433
No.41
(4pt)

誰でも、誰もの人生を変えられる。ってことかな

人生に影響を与えるという点で、世之介に才能があったようには描かれていない。それゆえ「どの人の人生も、特別な誰かではなく、それまでに出会ったすべての人々の影響を受けて作られている」ということがテーマかな、と思う。

各章の書き出しが「・・・するのが世之介である。」というように遠景から描かれるせいか、青春小説という割には感情移入がしにくい。また前半は話の起伏に乏しく、正直イライラした。

ところが、途中から挟まれる現在の登場人物との内容的ギャップが、読み進めるにしたがって狭くなる。それが収束したときの風景は、同じ日常なんだけど、見え方が少し変わる。ラストまで読んで、ようやくそのうまさに気がついた。
横道世之介 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 横道世之介 (文春文庫)より
4167665050
No.40
(4pt)

読後にじわじわと・・・

作者もどこかで言っていたように、「学生時代こんなやついたな」みたいな
主人公に対する親近感とともに、その頃の自分を懐かしく思い出しました。

これってなんだろう? 
何かを教えてもらったり、啓蒙されたわけでもないんだけど、
気楽に楽しく一気に読めて、そして、読後にじわじわと感動が
波のように押し寄せて来る、といった感じです。

作者も楽しんで書いているイメージで、これもまた好感が持てました。
横道世之介 Amazon書評・レビュー: 横道世之介より
4620107433
No.39
(4pt)

読後にじわじわと・・・

作者もどこかで言っていたように、「学生時代こんなやついたな」みたいな
主人公に対する親近感とともに、その頃の自分を懐かしく思い出しました。

これってなんだろう? 
何かを教えてもらったり、啓蒙されたわけでもないんだけど、
気楽に楽しく一気に読めて、そして、読後にじわじわと感動が
波のように押し寄せて来る、といった感じです。

作者も楽しんで書いているイメージで、これもまた好感が持てました。
横道世之介 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 横道世之介 (文春文庫)より
4167665050
No.38
(4pt)

世之介の存在がとても気になります。

普通、小説の登場人物は、あくまでも、小説の中の住人なのですが、
たまに、実在の人物以上に、身近な存在になる場合があります。

僕にとっては、「太郎の青春」の太郎とか、「ガープの世界」のガープ
「龍馬のごとく」の龍馬、「伊丹十三のエッセイ」の伊丹十三のように、
世之介もとても身近な存在の様な気がします。

だから、この作品には愛着が沸きました。

初めて、レビューを書きたくなったのは、
そんな理由からです。
横道世之介 Amazon書評・レビュー: 横道世之介より
4620107433
No.37
(4pt)

世之介の存在がとても気になります。

普通、小説の登場人物は、あくまでも、小説の中の住人なのですが、
たまに、実在の人物以上に、身近な存在になる場合があります。

僕にとっては、「太郎の青春」の太郎とか、「ガープの世界」のガープ
「龍馬のごとく」の龍馬、「伊丹十三のエッセイ」の伊丹十三のように、
世之介もとても身近な存在の様な気がします。

だから、この作品には愛着が沸きました。

初めて、レビューを書きたくなったのは、
そんな理由からです。
横道世之介 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 横道世之介 (文春文庫)より
4167665050
No.36
(5pt)

視線と記憶の物語

彼の長編はほとんど読んでいるけれど、本作が自分にとっての最高傑作になるような気がしてならない。思い入れのある小説や映画の初見のあとに覚えるのは、感動とか清々しさではなくて、(今回は世之介の)作品世界から自分の現実世界へ引き戻された、この2つの世界の断絶に対するわだかまり、いってみれば想像の世界を自身が去ってしまったあとの強い名残惜しさである。平凡で退屈な現実世界をこれほどまでに共感できる、愛らしく、かつそれを他者の視線や記憶と混じり合わせながら1つの物語を作り上げる作者の小説家としての態度は、自分自身を創作意欲に駆り立てる。

『パレード』において同作者が持ち出した「マルチバース」という概念を、この『横道世之介』では世之介と関わった人の記憶の集積というかたちで再び用いられていると思う。前者では「マルチバース」というものが1人の人間がどこにも存在しないことを言うために利用されたのに対して、今回のそれは複数の記憶や視線が多かれ少なかれ確実に1つのある意味で共有された世之介の記憶、人間像を描写するという逆の意味で用いられていると感じた。

作中で物語が世之介の立場から語られることは少ないけれど、読者は世之介の世界との関わり方は、もうすでに写真家としてのそれだったのだと気付くはずである。

そして、自分がどんな人間になりたいという思いよりも、人にとって自分がはどんな人間であるのか、なりたいのか、さらにはどんな人間として思い出されるのか、そんなことを考えさせる。
横道世之介 Amazon書評・レビュー: 横道世之介より
4620107433
No.35
(5pt)

視線と記憶の物語

彼の長編はほとんど読んでいるけれど、本作が自分にとっての最高傑作になるような気がしてならない。思い入れのある小説や映画の初見のあとに覚えるのは、感動とか清々しさではなくて、(今回は世之介の)作品世界から自分の現実世界へ引き戻された、この2つの世界の断絶に対するわだかまり、いってみれば想像の世界を自身が去ってしまったあとの強い名残惜しさである。平凡で退屈な現実世界をこれほどまでに共感できる、愛らしく、かつそれを他者の視線や記憶と混じり合わせながら1つの物語を作り上げる作者の小説家としての態度は、自分自身を創作意欲に駆り立てる。

『パレード』において同作者が持ち出した「マルチバース」という概念を、この『横道世之介』では世之介と関わった人の記憶の集積というかたちで再び用いられていると思う。前者では「マルチバース」というものが1人の人間がどこにも存在しないことを言うために利用されたのに対して、今回のそれは複数の記憶や視線が多かれ少なかれ確実に1つのある意味で共有された世之介の記憶、人間像を描写するという逆の意味で用いられていると感じた。

作中で物語が世之介の立場から語られることは少ないけれど、読者は世之介の世界との関わり方は、もうすでに写真家としてのそれだったのだと気付くはずである。

そして、自分がどんな人間になりたいという思いよりも、人にとって自分がはどんな人間であるのか、なりたいのか、さらにはどんな人間として思い出されるのか、そんなことを考えさせる。
横道世之介 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 横道世之介 (文春文庫)より
4167665050