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貘の耳たぶ
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【この小説が収録されている参考書籍】
貘の耳たぶ
貘の耳たぶ (幻冬舎文庫)

貘の耳たぶの評価: 3.67/5点 レビュー 18件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.67pt
Created with Highcharts 5.0.102件11.11%1件5.56%6件33.33%1件5.56%8件44.44%得点得点☆1☆2☆3☆4☆5


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全9件 1~9 1/1ページ
No.9:
(5pt)

有り余る余情。

第一章が「繭子」の視点を軸として、「取り替え」と、それ以後の子育ての様子が描かれ、第二章で「郁絵」の視点から、もう一方の家族を描くとともに、ふとしたきっかけから「取り替え」が産院の過誤という形で発覚し、では2人の子供を再度「交換」する、という形で物語は語られてゆくのだが……。こんな物語に冷静な書評が書けるわけがない。特に物語が一気に進展する第二章では、すべての原因を作った繭子の心情は描かれず、それどころかその後繭子がどうなったかも示されないのだ。読者はそれをただ推測することしかできず、推測も絶望感に縁取られる以外にはない。敢えて書かないことが余情を誘う典型的な作品。
貘の耳たぶAmazon書評・レビュー:貘の耳たぶより
4344030990
No.8:
(5pt)

経験した事が無い苦痛や不安への共感

頭では理解できたのに難しいと思った。 子供を取り替えた、取り替えられた二人の"新しい母親"の話。漠然とした不安から「この子は保育士である彼女の子供になった方が幸せでは?」と思い、取れていたネームタグを無意識の内に取り替えてしまう。事の重大さに気付き「元に戻すチャンスは?」「バレる!」とごまかせない事に怯え始める、さらに頭が一杯になる。 解らないけど解る。妊娠も出産も経験はないが、平常では無い精神状態はある。せいぜい「言ってしまった」程度の後悔で終わるが・・新生児の足に着けるネームタグは正しく装着すると外れない。この主人公には、本当の意味で我に返る救いもない。母親としての母性や責任が "確実にある" ため(本人は気付いていないが)「私ではこの子を不幸にする」と思い込んでしまった。自身の母親としての資質が信用出来ない、思い込みの原因は母親との確執だが「母親になる」漠然とした不安や、不安定な精神状態、命がけである出産が一番大きな要素なんだろうと思った。他にも、帝王切開した事で誰かに攻められるのでは?(言うやついるらしいです)普通分娩にこだわりすぎた結果、子供に障害が残ってしまったら?二人ともが、理不尽な理由で傷つけられる不安に悩まされている。不幸なきっかけから端を発した重大事案も、あるきっかけで発覚するが、病院の『取り違え』の責任が問われる事になる。子供たちのため内々に解決を探る中で、主人公の母親が「黙ってるなんて ずるい!」(何がだろう)「マスコミに話して公にする」と騒ぎだす。 結果子供たちは守られます。主人公は全て失います。取り替えられた母親が実の息子とも生活を始め、とても大事に慈しんで育てられていた事に気付く。(結末より心情が重要なお話でした)  世の中の人間すべてが母親から産まれている。 派手なお話ではないですが
貘の耳たぶAmazon書評・レビュー:貘の耳たぶより
4344030990
No.7:
(5pt)

ぜひ、読んで考えてもらいたい

自分がこの親だったらどうするか・・・
考えずにはいられなかった。
血のつながりは、全てなのか?
おっぱいあげて、一緒に寝て、一緒にごはん食べて
大切な大切な時期を一緒に過ごして
血がつながっていないからと
取り替えられるものなのか!?
正しいことをするのが
いつも子供にとって最善とは限らない。
そう思えた。
貘の耳たぶAmazon書評・レビュー:貘の耳たぶより
4344030990
No.6:
(4pt)

どんでん返し

何故こんな事になったのか、親の気持ちと子供が成長した時にどんな風に感じるか悩ましいところ。最後にこんな展開かと驚かされる。
貘の耳たぶAmazon書評・レビュー:貘の耳たぶより
4344030990
No.5:
(5pt)

子供の気持ちになってみることの大切さを知る

最後の一行を読み終えるまで、子供の親として、どうすれば子供たちにとってそれが最善策なのか、考えさせられるストーリーでした。
残念ながら答えはでていません。
ですが、考え続ける事が最善であるようにも思います。
私自身、同じ年頃の子供を育てています。

子供は大人が思っている以上に心の中で色んな感情を持ち、身の回りの事態を理解し、それを全身で感じ取っている。

その事を表にアウトプットするには、まだ言葉が、表現法方が足りないでいる…泣いたり、拗ねたり、時には暴れたりして必死に周りに訴えようとしている。

この作品の子供についての描写の端々で、その事を思い知らされました。
普段育児をしていると、今、目の前のこの子がどんな事を考え、何を訴えているかと言うことを、つい疎かにしてしまっているように思いました。
心のどこかでは気付いていても、大人の都合でねじ伏せてしまう。

私には、皮肉にも子供をわざと取り違えさせた繭子こそが、実は、誰よりも我が子にとっての最善策を考え続けていたように思えてなりません。

もちろん、子供を故意に取り替えることは断じて許されることではありません。

でも、彼女の取った行動は、
「帝王切開で産んだ子と比べて、自然分娩で産んだ子供の方が、産まれてくるこの世界との出会い方が優れている」
という片寄った考え方に翻弄されたがため。

奇しくも同じ日に出産予定だった郁絵が、長引く陣痛の中で、自分を基準に物事を考え、繭子に対して(自然分娩できなくて)残念だったね、と声をかけるところから、全てが狂い始めるのですが、
残念な産み方をしてしまった我が子を、少しでも「健全に」育ててくれる親元に、と、考えてしまう繭子の発想は、歪んだ形ではあっても、それは愛に違いない、
そしてそんな普通では考えられないような心理状況になるのが、産前産後なのだなと…自分の出産時の事を思い出しても、そら恐ろしくなりました。

結果として産んでくれた母と、育ててくれた母と二度、別れることになった航太君を受け止め、育てていく事は郁絵にとって本当に難しいだろう、もし私が郁絵の立場ならどう向き合うのか…読後しばらくは頭が痺れたようにその事を考え続けました。
失うという罰、背負うという罰。

確かに現代ではあり得ない事件ですが、ベストセラーとなっている育児書を読むよりも子供について考えさせられるお話でした。

同年代の子供がいるこのタイミングで読了出来て良かったです。

特に、ずっと寂しいのを我慢していた璃空が郁絵の顔をみた瞬間に口をへの字に曲げて泣き出した時、抱き締めるよりも先にスマホのシャッターを押していた郁絵の行動は、身に覚えがありすぎて背筋が寒くなりました。

この本を読んで、もっと子供の気持ちになって考えよう、接しようと思いました。
貘の耳たぶAmazon書評・レビュー:貘の耳たぶより
4344030990
No.4:
(5pt)

ストーリーはどんよりぐったりだけど

妊娠中に読み、「帝王切開は赤ちゃんのリスクを母体が引き受けるもの」という繭子の義母の一言に、私は胸を張って帝王切開に望むことができました。
いざ産んで周りを見渡すと「下から産んでこそ!」という人のなんと多いこと!
この小説は「下から」信仰の虚しさを描いていると、私はそう理解しています。

読みごたえもあり、ドキドキしながら一気に読んでしまいました。
貘の耳たぶAmazon書評・レビュー:貘の耳たぶより
4344030990
No.3:
(5pt)

あっと言う間に読み終えてしまいました。

ミステリー小説のでように、次はどうなるんだろう。と思いながら、ストーリーが展開していきました。
取り違え、という、現代では起こりえない内容ですが、
子育てする中で、不安になるお母さん達の心情がよく伝わる内容でした。
貘の耳たぶAmazon書評・レビュー:貘の耳たぶより
4344030990
No.2:
(5pt)

身近な問題かな?と。でもありえないと。

孫の誕生がこの本と重なった為興味がありどんな結果になるのかと推理しつつ読み進めました。
貘の耳たぶAmazon書評・レビュー:貘の耳たぶより
4344030990
No.1:
(5pt)

なぜこんな事に?と泣けてきます。

とても深刻なテーマでした。
しかも、取り違えたのは病院のミスではなく、実の母親自らの行い。
自ら他の子と取り替えてしまった母親、かたや自分の子供ではないなど夢にも思っていなかった母親。
2人の母親の運命…残酷な未来以外に想像出来ません。
ある事がきっかけで、子供達が4歳の時に取り違えが発覚。
揺れ動く二組の夫婦。もちろん病院側のミスだと皆が思います。取り違えた本人以外は。
子供を取り替えてしまいたいと思うほど心が追い詰められる事があるのか、私には分かりません。
でも、本人も苦しんで過ごした日々、自業自得と片付けるのは簡単ですが…
しかし何も知らなかった母親がやはりかわいそう過ぎます。
なによりも1番の被害者は子供達。こんな事起こってはいけないのです。
「獏の耳たぶ」この題名の意味が分かる時に、本当にやるせない悲しい気持ちになりました。
貘の耳たぶAmazon書評・レビュー:貘の耳たぶより
4344030990

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