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宇宙のみなしご
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宇宙のみなしごの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全56件 41~56 3/3ページ
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「宇宙のみなしご」も「つきのふね」も人が孤独を乗り越えて、一人で歩いてゆこうとするとき初めて得られる安堵を感じます。子供が思春期である自分は、「どうか彼らをお導きください」と祈るような気持ちで読みました。 | ||||
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この物語に影響されてキオスクのようにヘンな行動するひとが居ませんように!だってホントおもしろそうなんだもの。登場人物の心理描写が上手なのですね。以前読んだ恩田陸さんの「夜のピクニック」という本もおもしろかったけれど、森絵都さんの「宇宙のみなしご」いいです。 | ||||
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デビュー15周年で何かと話題の森絵都さん。彼女の著作の中でも三本指に入る好きな作品です。 本書を読んで感じたことは、たとえば、 ・子どものたくましさ、子どもゆえの底力 ・友だちの大切さ ・孤独に打ち負かされず、自己を確立していくことの意味 などであるわけですが、このように書き連ねるとなんとタテマエ的で陳腐なのでありましょう。その陳腐な柱に細工を施し、魅力的な物語に仕立て上げられているのが本書です。物語とは、つくづく、ディテールなのだなあと感じさせられます。人物配置の妙、エピソードの楽しさ、制御不能な感情の揺れのリアリティ、文章・会話のセンス、大人からのスパイスのような言葉・・・・・ 印象深いクライマックスが用意されているのも本書の特長。タイトルにもなっている宇宙のみなしごのくだりは、忘れることができません。 このようなすばらしい本が、廉価版として刊行されるのは好ましいことだと思います。ひとりでも多くの児童・生徒の皆さんに手にとっていただきたいです。涙が出て、勇気が出て、元気が出ます・・・・・と断言はできませんが、きっと大切な一冊になると思いますよ。 | ||||
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デビュー15周年で何かと話題の森絵都さん。彼女の著作の中でも三本指に入る好きな作品です。 本書を読んで感じたことは、たとえば、 ・子どものたくましさ、子どもゆえの底力 ・友だちの大切さ ・孤独に打ち負かされず、自己を確立していくことの意味 などであるわけですが、このように書き連ねるとなんとタテマエ的で陳腐なのでありましょう。その陳腐な柱に細工を施し、魅力的な物語に仕立てられているのが本書です。物語とは、つくづく、ディテールなのだなあと感じさせられます。人物配置の妙、エピソードの楽しさ、制御不能な感情の揺れのリアリティ、文章・会話のセンス、大人からのスパイスのような言葉・・・・・『カラフル』に並ぶ代表作と言ってよいのではないでしょうか。 印象深いクライマックスが用意されているのも本書の特長。タイトルにもなっている宇宙のみなしごのくだりは、忘れることができません。 ところで、このところ大人向けの作品の刊行が目立つ森さん。子どもの問題の多様化・複雑化など、児童文学を書きにくい時代の反映なのでしょうか・・・・・と考えたりしていたら、『DIVE!!』文庫版(下巻)の佐藤多佳子さんによる解説で、森さんが次作のためにフルマラソンに挑戦されたという情報をキャッチ! 『DIVE!!』に劣らぬ胸躍る物語を期待・・・・・していいですよね!? | ||||
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屋根に登りたくなっちゃいました。 少年少女の、宝石のような心。少女の語りで物語は進みますが、絶妙な文体です。ぐっとひきつけられてしましました。是非ご一読を。 | ||||
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人は生まれてから死ぬまで一人ぼっち。 どんなにつらい時だって、どんなに哀しい時だってそれは変わらない。 そんな時だからこそ、本当に大切なものに気付く事だってあるでしょう。 本当の意味での友達を教えてくれたこの本を、ぜひともたくさんの人に読んでもらいたいです。 世界はいつでも冷たいけれど、温かいと思いたいから。 | ||||
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『カラフル』を読んだときにも思いましたが、言葉の1つ1つがとてもキレイです。比喩的に、いろいろなものに例えて表現してるのに、そのすべてに納得できます。 私も、くだらないことをする楽しさはすごくよくわかります。 くだらないことだからこそ、おもしろくて、毎日がそれだけのために過ぎていくような…。 私には、いつもくだらないことばかりして、一緒にいる友達がいました。 今は全く話さないです。 ケンカ中というわけじゃなく、何でも真似されるという理由だけでシカトした私が一方的に悪いです。 でも、どうしても謝れない自分がいて…。 この本を読んで、許してくれるかわからないけどきちんと謝ろうかなと思いました。 離れてみて、やっとその友達が自分にとって親友だったことに気づきました。 よくわからない文章になってしまいましたが、主人公のすべてが自分と重なって、涙が出てきました。 何度でも読み返したい本です。 | ||||
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森絵都さんの小説を読むのは『いつかパラソルの下で』と『カラフル』に続いて三作品目になりますので、まだまだ、 森絵都ファンとしては駆け出しでおこがましいですが、この作品が個人的にはいちばん好きです。 私は大人の読める児童文学というカテゴリが大好きで、読み漁っていますが、こうした作品に欠かせない 小気味よいリズム感と、なつかしさを感じました。 一文一文はそれほど長くなく、リズム感があり、すっと頭の中に入ってきます。陽子やリン、七瀬さん、キオスクの 感じるくだらない楽しさも、悩みも10年前の私が感じたもので、そして今の私が感じるものでもあります。 何かあると我が家の屋根に上って一夜を過ごし、甲府盆地の扇状地の縁の明かりを見上げていた私にとって、この文章は、 背中が疼くほどに共感を感じました。 千人の小人たちの例えは大好きだし、その節のラスト三行の「ひとりきりで」の記述も美しいです。 楽しい姉弟の掛け合いの中で、七瀬さんの悩みと、キオスクの悩みを上手く織り交ぜて話に仕上げた構成には恐れ入ります。 軽めの人物かと思っていた彼女たちが、次第に自己主張を始めて、主役となっていくこと、そして、大人にわからない 中学生の部分をそれぞれと、みんなが持っていることが素晴らしく感じました。 最後まで、太い線で貫き通した結論の部分は、ぜひご一読願いたいと思います。 蛇足ながら、私立に通ったことのない私も、学業の傍ら塾で教えていて、入試問題で森絵都さんをみかけることも 増えてきました。直木賞候補になったことで、 重松清など同様、小中学生への知名度が上がっていますが、実際この小説も過去に国立の中学などで出題されています。 ぜひ同年代の子どもたちにも読んでほしい作品ですし、内容や長さからも読みやすい本だと思います。 そして、一度くらい屋根の上に上ってほしいかな、と思います。 | ||||
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「友だちが、むかえにくるのよ」 この言葉が一番好き。 会社を辞めることは簡単で、好きなこともやろうと思えば自分のしたいようにできる。 自分の好きなように、有利なように、自分のことだけを考えて選択することができる。 中学生の頃は『学校』という枠の中で、たいした自由もなかったけれど(自由を手にする器もなかったが)、 それでも毎日友だちの顔が見たくて元気に登校した。 明日が楽しみで楽しみでしょうがなかったあの頃。 ああ、あの頃は、友だちがすべてだった・・・とかぐわしい中学生時代を思い出した。 | ||||
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中学受験生は成績の良い子もそれなりの子も結構大変。なんでこんなに勉強しなければならないのかと感じてる子も多いと思う。そんな子供たちに是非読んで欲しいのが本書。「僕たちはみんな宇宙のみなしごだから、自分の力でキラキラ輝かなきゃならない。だけど時には手をつなぎ合う友達が必要。」入試問題に出るからなんて不純な動機で読んだ自分が恥ずかしくなる、そんな一冊。学校の読書週間用に早速娘に渡そう。おすすめ。 | ||||
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この本と出会ったのは中学生の図書委員をしていた時でした。 気になる表紙に惹かれ、気づいたらあっという間に読んでしまいました。運命の本だと思いました!こんなにいい本はないっ、と思い森絵都さんという人にすごく興味をもち、それからというもの新作が出るたび読んでいます。 しかし、やっぱり「宇宙のみなしご」が一番なのです! よかったらぜひ読んでください。この本が好きな人には、「リズム」「ゴールドフィッシュ」もお勧めです!! | ||||
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小学生の頃、友達の家の屋根に登って夕焼けを見てたことを思い出しました。人って高いところから景色を見下ろすのって好きだけど屋根のぼりはまた違ったものがあるんだね。スリルもあるし。もう大人だから人の家の屋根にのぼるわけにもいかないし、家もマンションだからのぼれないけどまたやってみたいなぁ。昔の自分は洋子と似てるところが多かったなって思いながら読みました。大人になってさらに物ではみたされない部分を感じることがあって、それはクリエイティブな子供心だけが満たしてくれる部分かもしれないですね。 | ||||
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SFではないのに…と、タイトルから内容が気になったのと、 著者 森 絵都さんの別作品のダイブで感動をもらっているので買ってみました。 スーっと読めてしまうのに 複雑な人間の心のうちをとってもみごとに描写されていて 最後に泣けるほど感動する、そんなテンポの良さが魅力でした。 小学高学年から、高校生と、若くて感受性の強い年代の人には絶対おすすめです。 小6の娘は読み返して泣いてました。 | ||||
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この話は人間関係のことや何が自分にとって楽しいことなのか。を学べる本だと思います。ある日を境に4人の中学生が屋根のぼりを始める・・・。こんな非常識なことがこの4人にとって一番の「楽しみ」だってことがすごくよくわかり、それと共に人間関係の複雑さがわかる本だと思います。とにかく読んでみない事には何も解らないと思います!特に同世代の人には読んで欲しい本です!ぜひぜひ読んでみて下さい! | ||||
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弟と本屋に寄ったとき何気なくとった本。 帰りの電車で一気に読んだら、最後のすみれちゃんの言葉に感動して泣きそうになってしまった。 本にでてくる全ての人が素敵な人です。 (でもやっぱり主人公の子が一番) こんなに幸せな気分になったのは久しぶりでした。 自分で感動するだけじゃもったいないと思ったし、 なんだか自分も友達の大切さも感じたので この本は今、友だちに貸してます。 超おすすめ!とにかく読んでみて下さい。 | ||||
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こんなすてきな言葉を子どもたちに残して、インドに行ってしまったすみれちゃん、というのはいったいどういうせんせいだったんだろう。会ってみたいなあ。息をつくまもなく読み終えたときの素直な感想です。足元の地面がすとんとぬけて、下に何もない、そんな孤独を感じたことがある人なら、この物語の世界にすんなり入っていけるでしょう。誰もがひとりで何とかやっていかなければいけない。でもだからこそ、ときどき手をつなげる人が必要だ。とても、単純で大切な忘れかけていたことを思い出させてくれる物語です。 | ||||
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