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宇宙のみなしご
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宇宙のみなしごの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全56件 21~40 2/3ページ
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登場人物にいまいち魅力を感じず星は三つとなりました 夜中に他人の家の屋根に上るという行為は、かなりどきどきするものです。 この本の中で、一番よかったところは 最後のキオスクの言葉です 「ぼくたちはみんな宇宙のみなしごなんだから。・・・自分の力できらきら輝いていないと、宇宙の暗闇にのみこまれてきえちゃうんだよ、って。・・・・だからこそ、手をつないで心の休憩が出来る友達が必要なんだよ、って」 ココに感動しました。 | ||||
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宇宙なんて言葉が入っていますがSFではありません。どんな子供でも抱えていそうな些細な悩みをさらっと解決する内容です。思考の迷路に入り込んでしまったとき、そっと手を貸してくれるひとの大切さを説いています。森さんの著書はどれもそういう当たり前のことを、おもしろおかしく、そしてさわやかに描いてくれるので何冊でも読みたくなってしまいます。意外と大人のひとが読むのもいいかもしれませんよ。 | ||||
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この前に読んだ小説がちょっと重い内容だったので、 口直しに少し軽めのものを、と思って選んだ。 正直、残りの10ページを切るまでは、 なんだかんだといっても子供向きの話だなと、 多少シニカルなイメージを持ちながら読んでいた。 しかし、最後の展開で一気に印象が変わった。 やわらかでやさしい文体で油断させておきながら、 ちょっとした布石があちらこちらにさりげなく打ってあり、 一見おとなしいエンディングにおいて、 それらがひとつのテーマに自然な形で収束してゆく。 ほろっとさせ、絶妙の余韻が残る。 見事な作品だった。 | ||||
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普段あまり読書しないのですが、読み始めたら最後まですぐに読み終えてしまいました。 ストーリーが良くとても読みやすかったです。 | ||||
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森 絵都さんの作品は、とても読みやすくこの本も良いお話でした♪ | ||||
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担任だったすみれちゃんが突然学校を辞めた。 それが原因てわけじゃないけど、一週間の不登校に入った。 共働きの両親は忙しく、いつもふたりの中学2年生の姉と、中学1年生の弟が思いついた遊び、それは他人の家の屋根に登ることだった。 ためらう気持ちや勇気をふるうという大人にとっては大したことないやんという子どもたちの行動を優しい視線で見守った小説という印象。 「ぼくたちは宇宙のみなしごだから。」 | ||||
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殆ど登場しない退職した先生の個性が際立っており、この人を軸に物語を展開した方が良かったのでは?と思った。カラフルは、くいっと話に引き込まれたのだが。。。 | ||||
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森絵都さんの作品は本当にほとんど読みました。 その中で特にこの本の台詞や言葉(特に後半の最後)は ぐっとくるものがあります。 確かに小中学生の児童書としても読んでほしいけど、 今の社会人が読んでも十分何か来るものはあるはず。 屋根のぼりという突拍子もない遊びから こうも広がるものかと。 陽子・リン・キオスク・・。 自分次第で人生は明るくもかなしくも変わる。 森さんの作品は必ず読んだ後にほっこりとした温かい 何かを残してくれます。 | ||||
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この著者の作品を初めて読みました。児童小説だからでしょうが、言葉が平易で、浅く爽やかな雰囲気の物語です。 本書は、人は元来孤独に生きるものだが人生の要所で大切な働きをするのもやはり人である、という普遍的なテーマを学校で孤独な「キオスク」「七瀬」という登場人物が「陽子」とその弟の「リン」という主人公たちに、夜に屋根に上る遊びを通じて関わりあうことで描いている。 四人の人物が均等に登場し、お互い中和し合っているのが尖がった所がなく、深くのめり込むこともなく、爽やかな雰囲気につながっていると思われる。世代が違う大人には物足りない感じでしたが、現代の子供の指向はそういう物なのかもしれない。最後に著者の人物紹介を見て私と同世代と分かり、やはりプロフェッショナルだな、と感心してしまいました。 | ||||
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『宇宙のみなしご』です。 タイトルに宇宙とついていますし、SF的要素があると思っていたのですが、全くありません。普通の女子中学生を主人公とした、現実的な内容の児童文学です。 また逆に、表紙イラストのイメージから、あまりにも子供向け過ぎないか、という気もしたのですが、読んでみれば、普通に小学校高学年くらいから中学生、大人にいたるまで充分に楽しめます。 物語の舞台は1990年代ですが、中身の方は時代が変わっても価値の落ちない普遍的なものです。 森児童文学作品は、なんといっても文章が、平易で読みやすいながらもユーモアがあり、それでいて芯の部分では感情移入しやすいです。読者対象である中学生以下もですが、大人が読んでも心の琴線に響いて透明な音色を奏でます。 主人公と弟リンが、夜中に屋根にのぼる、という遊びを始めます。それが表紙イラストのイメージです。そこに主人公の友人?二人が加わり…という話です。 これ以上はネタバレ避けしますが、全10章構成の中で小さな伏線を回収しながら進む物語は、文章やキャラの魅力と相まってとても魅力的です。作者の他の児童文学作品と比較しても、ご都合主義の無さなどからいって随一の完成度だと思います。 あまり安易に感動という言葉を使いたくないのですが……とりあえず自分はこの作品を読んで良いと思える心のきれいさを一部とはいえ持っていたのですね、ちょっと意外かも。というわけで評価は文句無しで★5です。 駅のキオスクはやっぱり便利ですけどね。 | ||||
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登場人物と同じ中学時代に読み、その当時から好きな本です。 先輩・後輩の位置づけがはっきりし、小学校のときとは一味違うクラスメイトと友達になり、よく見えない受験に向かって勉強する時期の心の揺れが、鮮明に描かれています。 そういう青春時代の不安や「どうにかしたい」という気持ちが、全部詰まっています。 「こういう仲間がいたらいいのに」ではなく、「仲間は努力して作るものだ」と、気付かされた作品です。 | ||||
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******* ぼくたちはみんな宇宙のみなしご。 ばらばらに生まれてばらばらに死んでいくみなしご。 自分の力できらきら輝いてないと、 宇宙の暗闇にのみこまれて消えちゃう。 大人も子どももだれだって、 いちばんしんどいときは、ひとりで切り抜けるしかない。 でも、ひとりでやってかなきゃならないからこそ、 ときどき手をつないで心の休憩ができる友達が必要。 ******* そんなすみれ先生の言葉が胸に響いた1冊です。 | ||||
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ぼくたちはみんな宇宙のみなしごなんだから。ばらばらに生まれてきて ばらばらに死んでいくみなしごだから。自分の力でキラキラ輝いていないと、 宇宙の暗闇に飲み込まれて消えちゃうんだよ。 でも、ひとりでやっていかなきゃならないからこそ、ときどき手をつなぎあえる 友達を見つけなさい なるほどなあ〜〜と思った作中の文章であります。 | ||||
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最近少し難しい本ばかり読んでいて、知らないうちに疲れていたのかもしれません。 中学時代に、同作家の『カラフル』を初めて読み、わくわくしながらページをめくっていたのを思い出しました。 主人公が持っている情熱を、私も同じように持っていました。屋根には上らなかったものの、負けないくらい沢山の遊びをしました。 今では、千人の小人は大分減ってしまいましたが、読んでいると、自分もあの日の遊びがしたくなります。 小中学生は勿論のこと、大人がゆっくりと読んでも楽しめるものだと思います。柔らかく、テンポよく話が進むので読書慣れしている人なら一時間もあれば楽しめます。 けれど、その短い中に伝えたいメッセージははっきりと盛り込んであるように思いました。 「友達が、むかえにくるのよ」の一言に、中学生には今を、そして大人には過去を思い出させるための、作者の優しい心遣いを感じました。 | ||||
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こういう作品はあらすじや読みどころを書いてしまうと、楽しみが半減するので止めておきますが、遅ればせながら先日読んだ恩田陸の「夜のピクニック」を思い出しました。本作は主に中学生の視点を通して描いているので、若干全体的に軽めで、その分作者の手際の良さが際立って見えます。ただ、恩田陸にしろ重松清にしろ、こういう小説はうまくて当たり前なので、その辺が鼻につく人もいるかと思いますが、あとはお好みでといったところでしょう。しかし、この年代の混沌とした気持ちをストレートに描こうとして、結局安易な暴力的な表現に行き着くという陥穽に陥るくらいなら、こういったウマさを満喫するほうが随分ましという気もします。散漫な内容になってしまいましたが、そういった余計なことは普通読んでいる時にあまり考えないと思うので、本書自体について言えば、良い映画を観るくらいの時間で読了でき、かつまた同じような感興を味わえること請け合いの佳作だと思います。 | ||||
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こういう作品はあらすじや読みどころを書いてしまうと、楽しみが半減するので止めておきますが、遅ればせながら先日読んだ恩田陸の「夜のピクニック」を思い出しました。本作は主に中学生の視点を通して描いているので、若干全体的に軽めで、その分作者の手際の良さが際立って見えます。ただ、恩田陸にしろ重松清にしろ、こういう小説はうまくて当たり前なので、その辺が鼻につく人もいるかと思いますが、あとはお好みでといったところでしょう。しかし、この年代の混沌とした気持ちをストレートに描こうとして、結局安易な暴力的な表現に行き着くという陥穽に陥るくらいなら、こういったウマさを満喫するほうが随分ましという気もします。散漫な内容になってしまいましたが、そういった余計なことは普通読んでいる時にあまり考えないと思うので、本書自体について言えば、良い映画を観るくらいの時間で読了でき、かつまた同じような感興を味わえる佳作だと思います。 | ||||
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森絵都さんの本は殆ど読破していましたが、宇宙のみなしごは「屋根のぼりかぁ…う〜ん」という感じで躊躇していました。しかし皆さんの書評を読みやっと決心がつき、今日買ってきました。結果、読んでよかったと心底思いました。私も今14歳で、遅生まれのため今は中3ですが陽子やリンの退屈感は身に沁みて感じました、というか思い出しました。ラストは本当に綺麗でよかったです。沢山の人に読んで欲しいです。 | ||||
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読みやすい文体だが、10ページの「顔見せできない」は、「顔向けできない」の言いまつがいだろう。 主人公の女の子は、キリリとしてかわゆい。 最後に、題名の「宇宙のみなしご」の意味が、明かされ、 明日に向かって決意して、力強く終わる。 感動した。(←小泉か) | ||||
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狙ったものを逃さない、計算しつくされたストーリー。わかっちゃいるのに泣いてしまいます。勇気と思いやりに満ちたラストもいいなぁ。 | ||||
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題名に惹かれてたまたま読んでみました。 例えば主人公は、不登校の理由もないのにさぼりぐせがついて、先生からフトーコーといわれそんな気になり、でもおおごとになりそうなので、もっとも簡単な解決策としておとなしく登校します。 全編を通し、強い女子中学生だな、羨ましいな、えらいな、と思い、私も見習わなくてはという気になります。 宇宙の暗闇にのみこまれないために、あの手、この手で、遊びを生み出して来たのだそうです。 だれでも宇宙のみなしごだけど、心の休憩は誰にでも必要だと読んで、ほっとしました。 私は、昼間の屋根には登ったことはありますが、夜中は登ったことがありません。 大人が読んでも勇気が出る本だと思います。「そうだね。おもしろい遊びを考えなきゃね。」と言いたくなりました。 | ||||
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