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リズム
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リズムの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.47pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全32件 1~20 1/2ページ
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かつて小学生だった娘のために購入しましたが、本棚整理の一環で再読してみました。 あらすじは割愛しますが、本作は中学一年生が主人公です。おおむねそのあたりの読者層をターゲットにしていることと思います。その意味では良くも悪くもナイーブな書きぶりであり、ターゲット(中学生とか小学生高学年の子)には響くのかなあ思います。親戚夫婦の離婚に心を痛めたり、従兄弟が高校進学をせずミュージシャンを目指して上京することに共感したり。大人が素直に読めないような内容を瑞々しく描いていることは、素直に素晴らしいと思います。そういうの素直に読めない自分は大分汚れていると感じます笑 また本が極めて短いことも、読書の入り口へ誘うという意味では評価できると思います。うちの娘(日本語拙い)でも普通に読めました。内容の易しさや分量の少なさは、筆者の優しさでもあろうかと思います。 対して一点指摘するとすれば、当時と今との時代や感覚のズレを感じざるを得ません。本作の出版は1991年であり、バブル崩壊後とは言え、今ほどの閉塞感はなかったと思います。作品は全体を通じてやや牧歌的でセンチメンタル過ぎる気がしました。勿論、これは作者の責任でもありませんし、女の子向けの作品であろうものを、事もあろうか40代のおっさんが読んでいることが原因であると思います。 ・・・ さいごに。森絵都さんの作品、こと本作については、子供たちへの応援歌であると思います。 実は先日、森さんのエッセーを教科書で発見しました。光村図書の中三の国語の教科書です。彼女は本をあまり読まない子供だったそうです。ただし友達と居ても心のどこかに違和感を感じ、思い悩んだそうです。もし昔から本を読んでいれば自分と同じ感覚をもった主人公に会えたかもしれないとちょっぴり恨めしいような書きぶりをしていました。 人には人それぞれ感覚が異なりますが、人と違うことで落ち込んだり沈んだりしてしまうのが思春期特有の心の不安定さなのかもしれません。森さんはさまざまな主人公を描くことで子供達に、きみは一人ではないよ、と優しく問いかけているのだと思います。 ローティーン以下の子供が読むには良いと思います。大人が読んだら、、、そりゃ読む本間違えてますよって、読者を責めましょう笑 | ||||
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駆け抜けた青春を乾いたタッチで描く中学生の青春ストーリーで楽しめました。 怒り、悲しみ、喜びなど人生に左右される事がいっぱいあり、それにめげない主人公に共感できました。 青春の熱気が伝わってきてお話に思わず引き込まれます。 最終話が甘酸っぱい結末で終わるのが良いです。 | ||||
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面白かったようで結構早い段階で読み終わっていました。 私も読んで見ようかと思います。 | ||||
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いとこに恋するおませな中学1年生の話です。 森絵都さんが自分の若い頃をモデルにしているように思います、 またこの作品は 作者が大学生の時に完成しており 才能がある人は早熟だなと感じた。 | ||||
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私はこの物語を読んでいくうちに青春時代の頃を思いだした。あの頃はいつもと同じ毎日が当たり前で過ごしていた日々。しかしもうあの頃には戻れやしない。 主人公のさゆきはいとこの真ちゃんのやりたいことをする生き方に憧れをもっている。高校にもいかず、したいことバンドをして夢をおいかける真ちゃん。さゆきにとっては今も昔も変わらない大切な存在。しかし、真ちゃんの親が離婚するという話を聞いてさゆきは狼狽える。 この物語は一人の少女と青年の成長を通して周りも成長していくが、一番印象に残ったのは真ちゃんの生きがい。やりたいこと。大人になっていくと周りの評価が気になったり、少しでも楽しようと思ったり損得をすぐに考えてしまって本当にやりたいことを見失ってしまう。しかし彼の一言に目が冷めて、私の一番生きてるって感じの夢をもう一度考えることができた。 人はそれぞれの個性があって、その個性でリズムもかわってくる。誰にも邪魔されない、自分だけのリズム。これからも私は自分のリズムを信じて夢に向かって頑張っていこうと改めて思った。 | ||||
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この本は「児童小説創成期」である1990年代初期に誕生した作品で、まさに「児童小説の先駆け」ともいえる、貴重な作品です。 いつまでも変わっていくものは何もないと信じ、変わらないものに安心をゆだねている、純粋な中学1年生のさゆきは、いとこで年上の、大好きな真ちゃんの両親が離婚する事を知り、それまでさゆきに流れていたリズムが乱れていく。 そして、バンドで成功する夢を叶えるために、東京に行く事を知り、大切な人が遠くに行ってしまう事を受け入れられない。 思春期に突入しかけて、色々な事が見えるようになってくる中学1年という、多感な時期の少女を主人公に据えて、変わっていく自分のまわりに戸惑いながらも、まわりの変化に流される事なく、「自分らしさ」を保ち続ける事の大切さを描いています。 今作の主人公のさゆきと真ちゃん、その他登場人物みんなが良いキャラしていて、一人ひとりに愛着がわいてしまいます。 個人的には、あっけらかんとしているけど、自分の夢をただ純粋に追い続け、壁を越えてまでも突っ走ろうとしている真ちゃんが、やはり一番心に残りました。 森さんの作品はどのキャラクターも個性豊かで魅力的なのですが、この作品の主人公2人は、その中でも最高のキャラです。 幼い頃から一緒に遊んで育ってきた2人は、お互いにただの「いとこ」ではなく、それ以上の特別な存在となります。 お互いの事をとても大事に思い、お互いに助けたり支えたりしながら、一歩一歩成長していく。 まわりの人達には理解できない、それでも絶対的な絆で結ばれているさゆきと真ちゃんの関係が、とても素晴らしいです。 最後の方の、海岸と、さゆきの部屋での2人のやりとりのシーンは、非常に深くて純粋な感動をおぼえると共に、とても温かい気持ちになります。 ページ数も多くなく、文体も森さんらしい、軽快で読みやすいタッチなので、とても読みやすい本です。 ぜひ読んでみてください。 続編の「ゴールドフィッシュ」は深みが増して、さらに素晴らしい作品となっているので、そちらもお勧めです! | ||||
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ひらがなのまろみが仕事で疲れた身にじんわりとしみる、暖かいお話でした。 | ||||
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森絵都さんは、カラフルで好きになり、今回リズムを読みました、年齢が同期しているんでしょうか、リズムは子供のころを思い出させてくれました | ||||
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子供のために買いました。 内容もよかったみたいです。 ちょっと読むのに丁度良い感じです。 | ||||
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ハッとさせられる感性。 繊細で、しなやかな文体。 風のように、心を駆け抜けるさわやかな読後感。 そして残る、力強いメッセージ。 この作家のデビュー作。 森絵都らしさが、ぎっしり詰まっている。 みんな自分のリズムを持っている。 まわりが気になって、 自分が思うように動いたり、笑ったりできなくなったとき、 自分のリズムをとってみる。 周りの音は関係ない、自分だけのリズムを思い出してみる。 ぽっかり空いた未来を、 素敵なことでいっぱいにできるように。 | ||||
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この本に出会えて、本当に、幸せです。森絵都さんありがとう。これから辛いことや苦しいことがあっても、しんちゃんの言ったことを思い出して、自分のリズムを大事にして、きっと乗り越えてみせます。 | ||||
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本書は間違いなく、子供は勿論大人までもが楽しめる児童文学の名作のひとつでしょう。 中学一年生のさゆきの世界をとってもリアルにそれでいて嫌味のないように優しく描かれていて物語に強く引き込まれました。前向きになれる終わり方をしているのも大好きです。 成長と共に読み返すと面白い作品だと思います。 ちなみに自分は高校三年生でこれが五回目でした(笑) | ||||
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真ちゃんはさゆきのことすごく大切に思ってるということが感じられました。 そして小さなころからずっとつながっていると感じられました。 私はこれから自分のリズム、大切にしていきたいと思います。 | ||||
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涙が出るほどではありませんが、心にそっと響いてくるような良質の物語でした。未来へと向かって前向きに進もうとする少年たちの姿には思わず笑みがこぼれます。児童書のお手本のような一冊として万人におすすめですよ。 | ||||
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小学5年生の時に初めて読みました。 子供ながらに嫌なことやつまらないこと、思い通りにいかないことなんてのは本当山ほどあって。 だからって子供に何が出来るわけでもない。 つかない折り合いを、無理矢理何とかしながらの日々の中で偶然であったのがこの「リズム」でした。 さゆきの苦悩と成長、テツのやさしさ、そして真ちゃんの言葉。 読みやすく分かりやすく、そしてまっすぐな言葉で綴られる、やさしくてあったかい物語。 自分の中で本当に辛かった中学〜高校時代まで、本当にずっと支えになり続けた1冊でした。 続編「ゴールド・フィッシュ」に加えて、「宇宙のみなしご」「つきのふね」「アーモンド入りチョコレートのワルツ」「カラフル」など 森絵都初期の児童文学は大人が読んでも面白いけれど、 自由ゆえに不自由で、溢れる気持ちを持て余すしかない多感な子供時代にこそ読んで欲しい物語たちです。 苦しいことも多かったけど、幼い当時にそれらと出会うことが出来たのは幸せでした。 | ||||
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僕は現在大学1年です。 中2の春休みくらいの時に買って、そのまま放置していてたまたまアパートに持ってきていたのを今日、4年越しで初めて読みました。 読み終わった瞬間の感想と言えば「買った時にすぐ読めばよかった!」の一言に尽きます。 この本を買った頃の僕と、今この本を読んだ僕は昔と違うかもしれないけれど、それでもあの頃の気持ちをちょっとだけ思い出して、作中での主人公達のやりとりにひとつひとつ共感しました。 現在中学生の方には是非読んでいただきたい作品です。 僕も家庭教師として勉強を教えている中2の子に読ませます! | ||||
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デビュー作にして、最高の出来と思える本だと思いました。読み進めていくうち、秘密の場所でのさゆきとテツのやりとりが一番感動しました。子供の視点から見た大人って、何だか大人ぶってますが、この本の大人たち(お母さん、おばさん)はみんな凄いなぁと思いました。僕は20歳過ぎましたが、大人はもちろん、中高生にオススメしたい本です。 | ||||
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年上の少年の成長を通して主人公の成長を書いている。 置いていかれたような気分になる主人公、周囲が変わっていく寂しさ。 周囲は変わっても自分の本質「リズム」は変わらないと教える少年。 最後は少年を応援し見送る。 少しだけ大人になる。 子供に小、中、高校生時代に1回ずつ読んで欲しい。 自分の成長に気がつけるはず。 | ||||
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この夏に紹介され購入した本でした。13歳の少女さゆきが主人公の物語です。13歳と言えば、何かしら迷いながら答えを見つけられず、周囲に従うことと、自分の人生を拓いていくことのはざまで揺れながら過ごしていたことを思い出します。そんな気持ちがそのままに表現されている物語です。中学3年生の女の子に「読んでみて」と渡したら、「この本に出会ってよかった」と次々に友人に勧め、さらに友人がその友人たちに勧めたと後で聞きました。私たちは、迷い、考えているとき、答えではなく、静かにそのままに受け取ってくれる「共感」を求めていることを、思い出させてくれた本でした。 | ||||
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さすがは児童文学賞。こどもにも読みやすい、のびのびとした世界が広がっている。 のびのび過ぎるくらいに。 主人公は中学1年生だが、この作品を同世代が読むと「中学はそんなに甘くない。こんな風に生きられるはず無い」と思うんだろうな。受け入れられない感じ。 私がこの作品を読んで欲しいと思うのは、「中学生」という言葉にあこがれてしまう小学生達。 そして悪意まみれの世の中で、大事なものを忘れちゃってる大人達。 流し読みすれば、あっというまに読めてしまう。でも、じっくりとかみしめながら読むと、「自分を見失わない」ことの大切さを感じられる作品。 自分自身のリズムを、取り戻そう。 | ||||
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